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Yamareco

記録ID: 827029
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

木曽駒ヶ岳(ザックの重しを解放!ピッケルデビュー)

2016年03月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
dodogamine59 その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:43
距離
3.7km
登り
477m
下り
483m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
0:33
合計
4:43
9:48
73
11:01
11:02
7
11:09
11:16
1
11:17
11:17
33
11:50
11:51
12
12:03
12:03
34
12:37
12:44
18
13:02
13:02
19
13:21
13:24
12
13:36
13:49
3
13:52
13:53
38
14:31
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンター:始発8:15バス(混雑時は前後に臨時便有り)
ロープウェイ:最終15:55(私は千畳敷駅14:55の臨時便15:15発で下る)
運賃往復3670円(モンベル会員割引)
菅の台バスセンター駐車場代600円
その他周辺情報 こまくさの湯610円
明治亭中央アルプス登山口店 信州産ロースソースカツ丼1,340円
*菅の台バスセンター駐車場より車で約1〜2分内に集中しているのが良い。
7:20菅の台バスセンター駐車場へ到着。
準備を整えてバス待ちの列に並びます。
7:20菅の台バスセンター駐車場へ到着。
準備を整えてバス待ちの列に並びます。
7:37 すでに長蛇の列で、始発8:15の前に臨時バス(8:00)が出ました。私は始発8:15の補助席に何とか乗れましたが、まだ並んでいる方も大勢いたので、臨時便が出るようでした。
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7:37 すでに長蛇の列で、始発8:15の前に臨時バス(8:00)が出ました。私は始発8:15の補助席に何とか乗れましたが、まだ並んでいる方も大勢いたので、臨時便が出るようでした。
ロープウェイしらび平駅はガスに閉じ込められており、「今日ははずれの日だったか?」と思いましたが、ロープウェイが千畳敷駅到着寸前に、雲の上に出て絶景が広がりました。
ロープウェイしらび平駅はガスに閉じ込められており、「今日ははずれの日だったか?」と思いましたが、ロープウェイが千畳敷駅到着寸前に、雲の上に出て絶景が広がりました。
千畳敷に到着し、ホテル前のベランダから、南アルプス、中央にくっきりと富士山が見えます。
千畳敷に到着し、ホテル前のベランダから、南アルプス、中央にくっきりと富士山が見えます。
富士山のアップです。
富士山を見ると何故かテンションが↑ります。日本人としてのアイデンティティですかね。
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富士山のアップです。
富士山を見ると何故かテンションが↑ります。日本人としてのアイデンティティですかね。
千畳敷へはここから出ます。
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千畳敷へはここから出ます。
青空の下に宝剣岳と千畳敷カールがどーんと登場。
思わず、記念撮影をします。
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青空の下に宝剣岳と千畳敷カールがどーんと登場。
思わず、記念撮影をします。
アイゼンを装着し、ピッケルを手にしてここから、カールに下ります。
初ピッケルの記念日となりました。
アイゼンを装着し、ピッケルを手にしてここから、カールに下ります。
初ピッケルの記念日となりました。
乗越浄土を目指す列に加わります。
乗越浄土を目指す列に加わります。
カールの底へ到着しました。
振り返って、ホテル千畳敷とロープウェイ駅を見上げます。
カールの底へ到着しました。
振り返って、ホテル千畳敷とロープウェイ駅を見上げます。
乗越浄土を見上げます。
乗越浄土を見上げます。
雪崩を避けて、カールの中を進みます。
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雪崩を避けて、カールの中を進みます。
乗越浄土への急登が始まります。
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乗越浄土への急登が始まります。
高度が上がるにつれて斜度が大きくなり、急登嫌いのメタボ親父は息が上がります。
コースを外れて休憩しながら登ります。
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高度が上がるにつれて斜度が大きくなり、急登嫌いのメタボ親父は息が上がります。
コースを外れて休憩しながら登ります。
あと少し、最後の力を振り絞ります。
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あと少し、最後の力を振り絞ります。
ようやく乗越浄土へ到着です。
遅い私をここで待っていた相棒のグソクが撮影してくれました。
ようやく乗越浄土へ到着です。
遅い私をここで待っていた相棒のグソクが撮影してくれました。
乗越浄土で一息つきます。
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乗越浄土で一息つきます。
乗越浄土からカール側の展望。
乗越浄土からカール側の展望。
宝剣岳方面。
乗越浄土で遅い私を待っていた相棒のグソクと合流し、まずは中岳へ向けて再スタートです。
乗越浄土で遅い私を待っていた相棒のグソクと合流し、まずは中岳へ向けて再スタートです。
乗越浄土から山頂までの行程です。
乗越浄土から山頂までの行程です。
それまでは安定した晴天でしたが、見ている間にガスが上がってきて視界が塞がれます。
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それまでは安定した晴天でしたが、見ている間にガスが上がってきて視界が塞がれます。
宝剣山荘の横を通って中岳へ向っています。
宝剣山荘の横を通って中岳へ向っています。
中岳へ向かう稜線のクラストした雪面。
中岳へ向かう稜線のクラストした雪面。
中岳到着。
岩が雪からむき出しになっています。
中岳到着。
岩が雪からむき出しになっています。
岩の上のグソクです。
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岩の上のグソクです。
中岳下には風が作ったスカブラが広がっています。
中岳下には風が作ったスカブラが広がっています。
ピッケルデビュー日のため、この写真を撮ってみたかった。
ピッケルの役割と重要性が少しは分かった気がします。
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ピッケルデビュー日のため、この写真を撮ってみたかった。
ピッケルの役割と重要性が少しは分かった気がします。
最後の急登です。
中岳からの登り返しが地味に足に利いています。
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最後の急登です。
中岳からの登り返しが地味に足に利いています。
山頂到着。
まずは証拠写真です。
キャノンの一眼レフを持ったお姉さんに撮ってもらいました。
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まずは証拠写真です。
キャノンの一眼レフを持ったお姉さんに撮ってもらいました。
方位盤も雪面から顔を出しています。
方位盤も雪面から顔を出しています。
山頂からの展望は、少し雲がかかっています。
山頂からの展望は、少し雲がかかっています。
ガスが幻想的な風景を作っていきます。
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ガスが幻想的な風景を作っていきます。
あちらでパチリ。
あちらでパチリ。
こちらでパチリ。
こちらでパチリ。
さあ、名残惜しいですが下山しますか。
さあ、名残惜しいですが下山しますか。
乗越浄土まで帰ってきました。
急坂を前に行動食を取って小休止です。
ここまで来るとようやく強風も感じなくなりました。
乗越浄土まで帰ってきました。
急坂を前に行動食を取って小休止です。
ここまで来るとようやく強風も感じなくなりました。
乗越浄土から千畳敷カールへの急坂は、雪がグスグスで踏み抜き地獄に陥ったため、初めて尻セードをやってみました。
そして、何とか無事にロープウェイ駅まで戻ってきました。
乗越浄土から千畳敷カールへの急坂は、雪がグスグスで踏み抜き地獄に陥ったため、初めて尻セードをやってみました。
そして、何とか無事にロープウェイ駅まで戻ってきました。
ロープウェイの千畳敷駅の乗場で15:15の臨時便を待っていると、朝はモヤに覆われて見えなかった駒ヶ根方面がクッキリ。
ロープウェイの千畳敷駅の乗場で15:15の臨時便を待っていると、朝はモヤに覆われて見えなかった駒ヶ根方面がクッキリ。
菅の台バスセンター駐車場へは16:00に帰ってきました。
「こまくさの湯」で温泉に入った後は、「明治亭中央アルプス登山口店」で信州産ロースソースカツ丼を美味しく頂きました。
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菅の台バスセンター駐車場へは16:00に帰ってきました。
「こまくさの湯」で温泉に入った後は、「明治亭中央アルプス登山口店」で信州産ロースソースカツ丼を美味しく頂きました。
冬場に購入出来る数少ない山バッチかな?
いつものように、自分へのお土産です。
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冬場に購入出来る数少ない山バッチかな?
いつものように、自分へのお土産です。

感想

 3月に入り暖かな日が続き、今年の私の雪山行きはもう終わりかな?と考えていました。
しかし、今年の冬山に備えてコツコツと買い揃えた冬山装備の内、まだ未使用なものが結構ある。ピッケルを代表に、予備グローブシステム、バラクラバ、ネックゲーター、ヒマラヤンキャップやゴーグルなど本格的な雪山を想定したものは、使う機会がなかった。
 そこで、本格的な雪山行きをメタボ親父の私の体力でも可能と思われる木曽駒ヶ岳へ行くことにした。ここならロープウェイで2,612mまで一気に上がり、ピッケルやバラクラバが必要な登山の魅力を私でも体験できそうだ。
相棒は、いつものグソクである。

バスでしらび平へ向かう途中で直ぐにガスの中に突入し、しらび平でロープウェイに乗り込んでも全く視界はありません。
「今日ははずれ日だったか?」と思い始める中、千畳敷駅到着寸前に、光が差してきました。ロープウェイが雲の上に出ると南アルプスの山々が姿を現し、乗客から歓声が上がりました。

千畳敷駅に到着し、ホテル前の展望台からは南アルプスと富士山がはっきりと見えます。写真撮影をしながらゆっくり高度順応をして、ようやく外へ出ます。
こちら側は、青空の下に、真っ白な千畳敷カールから宝剣岳がそびえ立ちます。
アイゼンをセットして初ピッケルを手にカールへ下りて乗越浄土へ登る登山者の列に加わります。
乗越浄土直下は、高度が上がるにつれて斜度が大きくなり、急登嫌いのメタボ親父は直ぐに息が上がってしまいます。いつものようにコースを外れて休憩しながら登ります。急登ではピッケルで体を確保しながら、その感覚を楽しみます。

ようやく、乗越浄土へ到着すると相棒のグソクと合流し、急に風が強くなる想定通りの状況に、ヒマラヤンキャップとネックゲーター、冬用グローブで装備を調えて再スタートです。
まずは、中岳を目指しますが、雪面がクラストしてアイゼンやピッケルも良く利かない箇所と、雪面が緩んで足が沈む箇所が混じって歩き難いです。
この時間になると、突然ガスが下から沸いてきてホワイトアウトすることもあります。気温は風により体感的に-10度と言ったところでしょうか。(いい加減です)
何とか中岳まで到着し、その先の駒ヶ岳山頂を目指しますが、駒ヶ岳頂上山荘辺りまで一度下って登り返すのが、メタボ親父には地味に辛いです。
中岳からの下りでもアイゼンが余り利かないところは特に慎重に、急斜面では斜めに下りていきます。

12:30ようやく山頂に立つと雪と空の白と青の世界に酔いしれました。
山頂では登山者は既にかなり少なくなっており、ゆっくりと楽しめました。

帰路は緩んだ雪に足を取られ更に体力を消耗していきます。むしろ、クラストした雪面を歩く方が歩きやすいと感じるくらいです。

乗り越え浄土まで帰ってくると、急な下り坂を慎重に下りますが、最初はステップが凍っていて歩きやすかったのですが、次第に足を載せるとステップを踏み抜くようになりバランスを崩します。緩んだ雪の凹凸でバランスを崩して尻餅をつくと1mほどすべりました。「このまま尻セードした方が体力を消耗しないで楽だ」と思いつき、まだ結構な斜度はありましたが、そのまま尻セードで下ります。とはいえ、5m程下ると加速が付いて制御できなくなりそうなので、その前にピッケルを刺して止まり、また5m下るという方法を試しました。(腹は太いが、ビビリです)更に慣れてくると、ピッケルのブレードを体の横の雪にさしてスピードをコントロールしながら長い距離を下れるようになりました。尻セードは楽しいし、楽ちんで癖になりそうです。

こうしてようやく千畳敷駅に到着したのが14:30でした。
14:55のロープウェイに乗ろうと並ぶと、私の並んでいる列の直前で定員60人に到達。15:55の下り最終まで足止めかと思いましたが、15:15に臨時便が出るということで、それに乗りました。

16:00 菅の台バスセンター駐車場に無事戻ることが出来ました。
駐車場から車で1分の「こまくさの湯」でゆっくりと暖まり、更に温泉の向いにある明治亭中央アルプス登山口店で定番のソースカツ丼を堪能して帰路につきました。
(こまくさの湯も明治亭も想像より空いていました)
眠っていた雪山装備も、ゴーグル以外は使用することが出来て(サングラスから替えるのが面倒くさかっただけです)大変満足した山行きでした。

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