甲武信ヶ岳(↑徳ちゃん新道・↓近丸新道)
- GPS
- 11:16
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 1,632m
コースタイム
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 11:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
徳ちゃん新道:後半キツイですが歩き易いルートでした(でも、展望は余り無く長い!) 戸渡尾根:歩きにくい個所多数、しかも急登続きで疲れました。崩落地より先から残雪が有りました。展望は所々有り。 木賊山:山頂まで残雪有り。甲武信小屋へ降る途中、開けた所からは雪は有りませんでした。 小屋〜甲武信ヶ岳:前半残雪少々。 木賊山巻き道:残雪有り。 近丸新道:分岐から沢まで急な降り。渡渉後は、なだらかな道ですが崩落個所多数で注意! |
写真
感想
以前、「日本の名峰・絶景探訪」2014年1月に2時間特番で甲武信ヶ岳が紹介されていました。登山ガイドの赤沼千史さんと俳優の永井大さんが、徳ちゃん新道を開拓された本人の山中徳治さんと一緒に登って、登山道を作った時の苦労などを紹介されたり、甲武信小屋の小屋閉めを手伝ったりとする番組で、自分もいつかこの徳ちゃん新道を歩いて、甲武信ヶ岳に登ってみたいと思っていました。
そして今回は、その頃登山を始めて間もない頃に知った、甲武信ヶ岳にようやく行く事が出来ました。何度か行こうと思っていましたが大変そうだったのでついつい先伸ばしになっていました。
実はゴールデンウイーク初日の4月29日に登る予定で、前日の夜から現地入りをしていました。しかし、その日の天候は晴れ予報でしたが、この時期としては気温が低く強風だったので出直す事にしました。
(車中泊をしていましたが強風で車が凄く揺れていて外へ出る気にはなれなかった。)
そして、5月2日に再度計画を立て前日から車中泊をしました。
西沢渓谷側から甲武信ヶ岳へ登る往復ルートは私達では10時間以上掛かると思い3時半から行動を開始。
ヘッドランプを点けて林道を歩いていると、近丸新道の登山口が最初に出て来たのでこちらから入山しようか迷いましたが、予定通り徳ちゃん新道に向かいました。
(下山で、近丸新道を通りましたが、こちらから登らなくて正解だと思いました。)
徳ちゃん新道の入り口に到着しましたが早く出発し過ぎた為まだ真っ暗でした。
ヘッドランプの明かりを頼りにしばらく登山道を進んでいると、少しずつ周囲が明るくなり始めそれまで歩き易かった道も急登へと変わってきました。
徳治さん達の山小屋の人達が苦労して開拓されたんだなと有難く感じながらも汗ダクになりようやく戸渡尾根に出ました。
戸渡尾根からは、先程の徳ちゃん新道よりも足元が悪くて急登の連続でガマンの登りでした。しかし、時折見える富士山と崩落地からの展望で少し元気が回復した様な気がしました。
長い戸渡尾根がようやく終わり木賊山への分岐にでました。少し手前から残雪が有りましたが、ここから軽アイゼンを付けて登ります。まもなく木賊山山頂に到着しましたが山頂は木が茂り展望はありません。山頂から甲武信小屋へ向かう途中からようやく甲武信ヶ岳が見えました。甲武信小屋の手前で突然アイゼンが壊れてしまい片方だけで歩きました。
甲武信小屋から山頂までは20分程ですが急登なので疲れました。
甲武信ヶ岳山頂に到着すると冷たい風が吹いていましたが、天気が良くてサイコーでした!
しかしゴールデンウイークなのに誰も居なくしばらくの間私達だけで山頂を独占していました。そう言えば登りの道中20名以上の人達とすれ違いましたが、皆さん山小屋やテント泊だったようで日の出の時間は山頂は賑やかだったと思いました。
景色を眺めながら休憩してアイゼンを補修した後下山しました。
下山は、木賊山の巻き道を通ります。戸渡尾根の分岐までは比較的残雪も多く感じましたが、この日は気温が上がり半袖で雪の上を歩きました。
戸渡尾根を降り徳ちゃん新道と近丸新道の分岐まで戻ってきます。帰りのルートは近丸新道を通ってみます。渡渉ポイントまでは急な降りでしたが、足元には所々沢山の白い石が有り拾って観ると光が反射してキラキラしていました。水晶だとか言っていましたが、透き通っていなく白かったので、知らべてみたらどうやら石英のようでした(そんな事をしていたので下山に少々時間が掛ってしまった)
沢で小休憩後は昔のトロッコ跡の道を進みます。すると崩落地が数か所出てきました。慎重に歩けば問題ないですがかなり高度感がありました。
そして林道に出た後は早朝暗くて見えなかった景色を眺めながら駐車場へ戻りました。
今回は以前から行ってみたかった甲武信ヶ岳へようやく訪れる事が出来ました。
天気も良くてゴールデンウイークなのに静かな登山が出来てサイコーの一日でした!
kaz01さん、おはようございます。
初めてコメントさせていただきます。
さわやか笑顔のkazさん、ちょっとクールで優しそうな奥様との夫婦漫才(←スイマセン )のようなレコ、いつも楽しく読ませていただいています。
念願の甲武信ヶ岳、悪天候による出直しだったようですが天候もまずまずで無事に登頂できて良かったですね。
甲武信ヶ岳のあたりは若いころに歩いていますが、あのシュッとした△の山容は魅力的です。鶏冠山ルート分岐の古い警告板も懐かしかったです。(鶏冠尾根で誤って鶏冠沢に入り込んでビバークした経験があります )
この季節でも結構残雪があってちょっとした雪山ハイキングも楽しまれたようで、特大雪玉は奥様に見つかってしまい残念でしたね。
次回も楽しみにしています。
静かなGWハイキング、お疲れさまでした。
初めまして、secretmagicさん!。
コメントを下さって、ありがとうございます。
さわやか笑顔だなんて、お恥ずかしー大変恐縮です。(テレますねー)
でも、妻の方はいつも、ボーっとしているだけなんですよ。(私よりパワーはありますけど)
今回は、ズット前から登ってみたかった甲武信ヶ岳は出直して大正解でした!。
お陰様で天候も良く、暑いぐらいでしたし、GWなのに静かな登山が出来て大満足でした。
secretmagicさんも以前に甲武信ヶ岳へ行かれたそうですが、誤って鶏冠沢でビパークをされたなんて、大変でしたね。(でも、すごい経験ですね。私達なら完全にSOSです。)
私も、secretmagicさんのレポをいつも楽しく拝見させて頂いています。
丹沢のバリエーションルートをよく行かれていますが、私もまだまだ知らないルートばかりで、大変参考になります。
私達も、少しずつ経験をつんで、いつか挑戦してみたいと思っています。
いつも私のレポはテキトウで何の参考にもなりませんが、これからも宜しくお願いします。
☆また、楽しみにしています、ありがとうございました!☆
甲武信ヶ岳、行ってこられたのですね!いいな〜。私も今年中か来年中には登りたいと思って下調べを始めたところで、またもやジャストなタイミングでkazさんご夫妻がお先に登られ、あまりの被りっぷりに鳥肌を立てながら拝見させて頂いておりました(笑)。しかし一旦登山口まで行かれて日を改めての出直しの登山・・・よくご決断されましたね。一歩引く勇気と言うのは持てそうでなかなか持てないものですから。その結果の快晴登山ですから大正解でしたね。あとアイゼンの故障も予想外だったでしょうが、応急処置はお見事でしたね。石橋を叩いて渡るくらいの準備があってちょうど良いくらいですよね。そう、絶景探訪スペシャルは私も録画してBRに落とし、何度か観ましたよ。あの山小屋にも泊まってみたいしカレーも食べてみたいです。あの眼鏡の小屋番の方、他の山番組にも出てましたがギターがうまいんですよね。それも聴いてみたいなぁ。
それにしても徳ちゃん新道に近丸新道、シンドそうですね(洒落じゃないですが)。グラフ詳細で見れば累計標高差、ほぼ登りっぱなし降りっぱなしで1700m以上。距離は片道約7kmとほぼ大倉尾根と同じであることを考えると、そのハードさは数字からだけでも十分に分かります。良い足腰の鍛錬にはなりそうですが…。お写真&ご感想でのレポ、今回も大変参考になりました!いつか必ず登ってみたいと思います。ありがとうございます!!
こんばんは、まさか2度も西沢渓谷に行くなんて思っていませんでした。おかげでゴールデンウイークは、一度しか登山が出来ませんでした。本当はもう一回位丹沢の何処かを登ろうと思っていたのですが。(何処かは、決めていませんでしたけど・・・。)
でも、出直したお陰で天候の良い日に甲武信ヶ岳に登れて良かったです。
私達が諦めた日に登られた方がいましたが、その方のレポでは物凄く寒くて風が強かったようでした。でも晴れていて、霧氷がや山頂に小さなエビの尻尾が出来ていたりと、行けばよかったかな〜と、少し後悔をしてしまいました。(でも、辛い登山はやっぱりイヤですね。)
私も、あの番組を録画していて何度も見ていたので、いつかは登ってみたいと思っていました。
そんなに遠くないエリアなので、何度も計画だけは立てていたのですが、何となくキツそうだったので、後回しになっていました。
そして、ようやく甲武信ヶ岳に行ってきましたが、想像どうりのキツさでした。
私の感想では、徳ちゃん新道よりも、戸渡尾根の方がシンドかったです。
でも、キツさ以上に大満足出来た登山でした!。(あと山小屋の方にも会えて良かったです)
前回ryoさんが、檜洞丸に登られたルートを私も行ってみたかったのですが、妻がryoさんのレポを見て、やっぱりムリと言っていました。
私が、あまり調べもせずに行こうと計画していた頃に、グッドタイミングでryoさんが行ってくれたお陰で本当に参考になり助かりました!。
でも、いつかは行ってみたいと思います。
☆いつもryoさんには、お世話になっているばかりですが、これからも宜しくお願いします!。☆
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