娘(5歳)といっしょに。八ヶ岳8(桜平〜本沢温泉露天風呂〜夏沢峠(泊)〜硫黄岳〜横岳・三叉岳〜桜平)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,932m
- 下り
- 1,939m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 10:04
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 9:35
天候 | 晴れ (夜間一時雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年の夏に横岳手前で撤退となった八ヶ岳も今回で8回目。今回こそはと毎週、万全のトレーニング(?)を重ね、八ヶ岳開山祭に合わせていよいよチャレンジ!
前日の夜中に移動となるため睡眠不足にならないよう注意。
「同じ道を通らないように」、「温泉にも入りたい」、「アタックに備えて夏沢峠で宿泊」としたら、8の字ルートになりました。
せっかく峠まで登って、反対側に下って温泉に入り、もう一度、登り直すという無駄なルートです!
さて、今回も桜平から入山します。
前夜駐車場に車を停めて仮眠してから、恒例の鍋焼きうどんを食べて登山開始です。
前回はお正月の雪景色でしたが、今回は新緑の気持ちいい景色の中を進みます。
あっという間に夏沢鉱泉を過ぎ、オーレン小屋を過ぎ、夏沢峠へ到着。
このルート、こんなに短かった?というくらいにスムースに歩きます。
早々に、今回、お世話になります「山びこ荘」にチェックイン。
とはいえ、さすがにこのまま腰を落ち着けるわけもなく、お正月に強風で撤退した根石岳を回ってさらに一旦温泉に降りて、露天風呂を堪能。再び夏沢峠へと登って一泊の予定です。
本沢温泉の入浴券が頂けます。昨年、唐松岳で出会った2歳のお友達は、今夜は本沢温泉に泊まるので、そちらにもちょっとご挨拶ということで、1日目は大回りなルートです。
ここからも順調に進んで、昨年も泊まった根石岳山荘を通って根石岳で小休止。
この先の白砂新道から本沢温泉に下る予定ですが、調子よく歩けているので東天狗岳まで足を延ばすことにします。
東天狗山頂はたくさんの人でにぎわっていますが、ここでお昼ご飯。
白砂新道分岐まで戻って、急勾配を下ります。
ヤマタイムの登りのコースタイムが2時間10分なので、覚悟していましたが、ここを登るのは大変そうだなぁと思いながらまあ、なんとか下りました。
どこの山小屋も、開山祭ムードたっぷり。
少し登って、久しぶりの本沢温泉露天風呂。標高2150m日本最高所。なかなかワイルドで好きです。
湯船1つ、脱衣所もなく、すのこが数枚あるだけなので、本沢温泉小屋泊まりで荷物がなければいいのですが、大荷物があって子どもの世話もしなければならないので、着替えが砂だらけにならないようと、ちょっと大変です。
裸で入る人もいますし、水着着用の人もいました。
のんびり入りすぎたら温泉成分で体が真っ赤になって、横の川で水浴び。
冷たくて気持ちよいです。
別働隊と合流できるかなと思っていたのですが、別働隊は予定を変更して硫黄岳経由
となって遅れているようでご一緒できませんでした〜。
男女8人のグループが来たので、退散して、夏沢峠に戻ります。
途中で上から降りてくる別働隊とすれ違いにご挨拶。
夕方、小屋に戻って夕食。
開山祭の振る舞い酒も大量に出ていたのですが、睡眠不足だったせいか一番に就寝。
皆さんは遅くまで談笑されていらっしゃった様子です。
夜中に雨音。 天気予報より早めかも。。。
翌朝、食事中に雨が上がってきたので、予定より少し遅いですが、とりあえず硫黄岳を目指します。天気が持つようならば横岳アタック。ダメなら引き返す予定で出発です。
3歳で初めて自力で登ってくれた硫黄岳ですが、5歳にもなるとだいぶ足取りも軽く、グングン登ります。
雲は流れていますが、風も弱く、天気も回復してきたようなので、硫黄岳山頂は写真だけ撮ってそのままスルー。 ここからは、一旦、下って硫黄岳山荘を通過。
このあたりで少し風が出てきて雲も増えたので、様子を見ながら小休止。
もう一息登って台座の頭に到着。 昨年はここまでで撤退しましたが、今回はあと少しだけがんばって横岳にアタックです。
安全装備を再度確認します。先々週、丹沢の岩場で上から落石があったので、今回はヘルメットも装着。
鎖場のクサリはステンレスの太いものなので、安心感がありますが、子どもの身長では高さが合わず、太くて重すぎるようです。基本どおり岩を掴ませて一歩一歩しっかりと小さな手と足を使って登っていきます。
それほど怖がることもなく、無事に通過でき、横岳山頂です。
山頂でお昼ご飯を食べてから、予定通り三叉峰まで行ってみることにします。
初めて八ヶ岳に来たときに、この三叉峰から下ったので、これでルートの赤線がつながりました。
山頂からは赤岳鉱泉などの小屋がよく見えて、開山祭もたくさんの人たちで賑わっているようです。
別働隊は、本沢温泉に泊まって、登りたくないなぁと思った白砂新道を登り、天狗岳、根石岳を回ってオーレン小屋へ向かうそうなので、少し急いで下山することにします。
このころには山頂には誰もいないので、落ち着いてゆっくりと写真撮りながら下山開始。娘も毎週の山行で、5歳児としては普通の登山道だと結構速く歩いてくれるようになりました。
硫黄岳からはお気に入りの赤岩の頭へ下り、今回は別働隊に追いつこうと、赤岩の頭で八ヶ岳の山々を眺めながらのコーヒーはあきらめてオーレン小屋へ急ぎます。
ただ下りの途中で娘が2回ほど転んでしまったので、急いで追いつくのはあきらめて、いつものペースに戻すことにしました。
で、オーレン小屋前のベンチでコーヒーブレーク。山びこ荘でいただいたおいしいお菓子を楽しみました。
一休みしたので、夏沢鉱泉を過ぎても別働隊に追いつけず、ようやくゴール手前で合流できました。
最後はお友達と元気に手をつないで仲良く下山。
温泉に入ってから帰宅。中央道渋滞なし。
今回も楽しい山行でした。
行程20km以上、累積標高1600m以上の、無駄に長いルートに付き合ってくれた娘に感謝デス。
丹沢あたりだと、ヤマレコバッチを知らない人も多いようですが、今回はたくさんの人たちに娘のヤマレコバッチを見て声をかけていただきました。
(でも、やっぱりヤマレコバッチつけてる人は全然いないんだよね。。。)
ありがとうございました。
★おまけ★
本沢温泉は、昔10年くらい前の冬の下山時に、昼過ぎに下りて来て、元々はそのまま下山して帰る予定だったのですが、山から険しい道を下ってたどり着いた本沢温泉のたたずまいを見て、てっきり山小屋ではなく温泉宿の感覚で、ちょっと疲れたのでせっかくならと予定を1日延ばしてのんびりしようかということで、「部屋は空いてますか?」と尋ねました。
空いているとの答えだったので、泊まる気満々で「どんな夕飯ですか?」って質問もしましたよ。すると「お楽しみに〜」って言われたものだから、ホントに晩酌を楽しみにしてたんですよ。
なのに、夕飯まで楽しみに期待して温泉に入ろうとしたら、いくつかあるお風呂は「冬は入れません」の表示があって、1ヶ所しか入れず出てきた夕飯は普通の山小屋メシで、ガッカリ。 そのまま下山すればよかったー(涙)
最初から山小屋メシだと思っていれば全然問題なかったのですがねー。
わざわざ泊まって、勝手に豪華な夕飯を期待したのが悪いのですが、ちゃんと質問したんだから、それなりに回答してもらえていれば、、、 という苦い思い出です。 笑
娘もだいぶ速くあるいてくれるようになったので、また本沢にも泊まりたいなぁ。。。
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