扇沢から爺ヶ岳-鹿島槍北峰 日帰り

2016年07月18日(月) [日帰り]

• GPS: 10:45
• 距離: 23.2km
• 登り: 2,576m
• 下り: 2,549m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:59
• 休憩: 1:39
• 合計: 10:38

4:40 柏原新道登山口
5:26 5:29 ケルン（柏原新道）
5:33 5:37 駅見岬
6:12 6:12 水平岬
6:31 6:35 富士見坂
6:56 7:03 種池山荘
7:38 7:39 爺ヶ岳南峰
7:47 7:47 爺ヶ岳中峰
7:59 7:59 爺ヶ岳北峰
8:15 8:15 冷乗越
8:24 8:36 冷池山荘
8:40 8:40 冷池山荘テント場
9:17 9:19 布引山
9:55 9:58 鹿島槍ヶ岳
10:23 10:40 鹿島槍ヶ岳北峰
11:08 11:08 鹿島槍ヶ岳
11:30 11:30 布引山
11:49 11:49 冷池山荘テント場
11:53 12:05 冷池山荘
12:18 12:19 冷乗越
12:45 12:45 爺ヶ岳北峰
12:59 12:59 爺ヶ岳中峰
13:09 13:09 爺ヶ岳南峰
13:31 13:57 種池山荘
14:08 14:10 富士見坂
14:23 14:24 水平岬
14:42 14:45 駅見岬
14:48 14:49 ケルン（柏原新道）
15:18 15:18 柏原新道登山口
15:18 ゴール地点

天候

晴れ-曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢爺ヶ岳登山口駐車場　5時前で半分程

コース状況／危険箇所等

鹿島槍南峰から北峰への下りは、足下が切り立っていて岩ももろく滑落に注意！

写真

7/18 4:41

登山口手前の駐車場が空いてました。支度をして4時40分過ぎに出発、他の登山者が写っている場所に登山届箱あり

7/18 5:07

20分程登って、扇沢から大町への谷間に日が差してきました。

7/18 5:41

1900m付近から見る朝日に輝く針ノ木岳

7/18 6:15

1時間半で水平道、この辺は奥へ入っていくだけでなかなか標高が稼げない、シャクナゲの花が散って道にたくさん落ちていました。

7/18 6:52

出発から2時間10分程で種池山荘が見えてきました。
このペースなら鹿島槍まで行ってこれそうです。

7/18 6:56

山荘から西に立山連峰

7/18 6:56

目の前に蓮華岳、針ノ木岳がくっきり
少し休憩して出発です。

7/18 7:07

山荘から直ぐの登山道脇には朝露に濡れたチングルマがびっしり、もう時期がすこし遅いほど

7/18 7:08

爺ヶ岳に続くこの斜面はチングルマ

7/18 7:09

見事でした。

7/18 7:11

少し登って振り返ると、・・山荘のオレンジが碧に映えますね。
剱岳もくっきり！

7/18 7:18

次の目標は鞍部にある冷池山荘までぐるっと回っていきます。

7/18 7:18

良いですね！

7/18 7:22

登るにつれ槍も顔を出します。

7/18 7:37

30分で爺ヶ岳南峰

7/18 7:37

山頂から立山剱

7/18 7:38

奥に薬師岳

7/18 7:38

蓮華岳の奥には餓鬼岳、大天井岳から槍穂まで

7/18 7:47

しばらく水平に移動して行きます。

7/18 7:47

爺ヶ岳から1km程2600m付近をアップダウンしていきます。
シャクナゲロードでした。

7/18 7:50

あの尖った山を巻いて一気に下ります。

7/18 8:07

すこし下って振り返ると来た道がわかります。

7/18 8:07

7/18 8:09

赤岩尾根まで下ってきました。
今まではこのコースで鹿島槍に来ていました。

7/18 8:13

ここから見る鹿島槍は立派です、今日こそは北峰までいきたい！

7/18 8:43

冷池山荘まで1時間20分掛かりました。ここでしばし休憩して鹿島槍に向かいます。
先の尖った布引山の先に山頂が聳えます。
この時間帯になると東側からガスが湧いてきました。

7/18 8:44

しばらくは平坦なお花畑を通過、ウサギギクがたくさん咲いていました。

7/18 8:44

クルマユリの赤が目立ちます。

7/18 8:57

布引山まで250m程の標高差

7/18 9:18

山荘から40分少しで先ずは布引山頂

7/18 9:19

振り返るとお花畑の平坦な登山道とぐるっと回ってきた稜線がわかります。

7/18 9:19

いつも西には立山剱

7/18 9:21

山頂までもう一息

7/18 9:34

最後はガレ場道

7/18 9:35

人懐っこいイワヒバリが道案内、楽しませてくれました。

7/18 9:57

山頂到着

7/18 9:56

キレットから五竜

7/18 9:57

水晶や赤牛の奥の山々も見えました。

7/18 10:03

北峰目指して下ります。急な岩だらけのやらしい道になりました。

7/18 10:10

そんな中、鞍部で雷鳥発見！

7/18 10:10

雛がいましたが1匹だけです。

7/18 10:10

鞍部から南峰を見る、急峻な山容に圧倒されました。

7/18 10:24

30分弱で北峰到着です。

7/18 10:25

北峰から南峰を望む、かっこいですね。

7/18 10:28

キレットから五竜

7/18 10:29

真下にキレット小屋がガスの中に見えました。
少し休んで折り返します。

7/18 10:47

一旦鞍部まで下って登り返し

7/18 10:46

鞍部に咲いていたタカネヤハズハハコ

7/18 10:55

同じくミヤマクワガタ

7/18 11:14

タカネツメグサ

7/18 11:14

布引山付近　イワギキョウ、イワツメグサ

7/18 11:22

ハクサンフウロ

7/18 11:22

ハクサンチドリ

7/18 11:43

冷池上のお花畑のミヤマキンポウゲ

7/18 11:52

同じくエゾシオガマ

7/18 12:15

赤岩尾根分岐付近に咲いていたタカネバラ、癒されました。

7/18 12:30

ここから登っていきます、長い登りがきつい。

7/18 12:30

まだまだひたすら登ります。

7/18 13:01

ようやく水平になってきました。登山道脇にシャクナゲロードが始まります。

7/18 13:02

爺ヶ岳まで行ったら後は下るだけ。
帰りは山荘間で1時間半、行きより10分以上かかりました。
種池山荘で充分休憩してから下りました。

7/18 15:17

種池山荘から登山口まで早足下りました。
1時間20分でゴール、足の裏が痛いし暑さにやられてボロボロになりました。

撮影機器：

PENTAX K-1 ボディ ペンタックス

感想

y-urano

三連休はテン泊で島々から徳本峠から霞沢岳と計画していたが、あいにくの天気で中止、結局最終日の直前に急に天気が良さそうとのこと、急遽ソロの日帰りで近場の山に行くことにした。
御嶽か爺ヶ岳方面か迷ったが、先週も空木岳に行って足は出来ているので、思い切って扇沢から鹿島槍まで行ってみよう、そこで時間があれば北峰まで足を伸ばしてみようと密かに思って出発した。

ちょっと心配だった天気も、午前中は快晴で澄み渡って遠くまで見渡せ、行きはひんやりとした空気の中気持ちいい登山が出来た。
人気の山なので3連休で混雑するかと思ったが、前の2日が雨だったこともあってずっと空いていた。駐車場も山荘前の休憩場も空いていて、鹿島槍付近では学生の登山部らしき団体がちらほらと降りてくるのに出合った位で、静かな山行を楽しめた。

いつもなら雪が残る沢沿いも今年はすっかり消えていて、そこに咲く花を楽しみにしていたがすでに咲き終わっていた、シラネアオイやキヌガサソウなど見ることは出来なかった。
それでも爺ヶ岳の斜面のチングルマの大群落や爺ヶ岳付近の登山道に脇のシャクナゲ、冷池山荘上のお花畑のハクサンフウロの群生などは目を楽しませてくれた。

鹿島槍南峰までは扇沢から5時間程で到着することができた。
北峰までは30分程でいける割には、道は険しく滑落の危険も増してそれまでの安全道とは違って少しヒヤヒヤした。特に南峰からの下りは切り立った岩場はもろそうで注意したい危険箇所だ。
双耳峰の鞍部には雪が残っていて花も多く、雷鳥の親子に会えたのが良かった。
北峰からみる南峰はそそり立つような険しい急峻な姿を見せてくれた。
これが見られただけでも満足だった。

さて心配な北峰から長い帰り、先ずは南峰への岩登りの様な急登を越えほっと一息。
それから一気に下ったところまでは良かったが、お花畑はむせかえるような熱波で足が止まって、たまらず冷池山荘でいけないと知りつつビールのジョッキに手を出してしまった。
当然そこから種池山荘までの長い登りと照りつける日差しに、足の乳酸値は跳ね上がり熱中症の様になってだらだらと歩くことになった。コーラにしておけば良かった。
全行程で帰りのこの間がとても長くつらかった。

足の裏も痛くなったころようやく種池山荘に到着、靴を脱いでマッサージをしてようやく少し回復した。最後のひとがんばり、ガスで少し暑さがしのげる頃、下りの山道を慣性にしたがって半分駆け下りるように下った。登山口に戻った時には汗や筋肉痛で心身ボロボロだった。

梅雨明け間近の暑い中、こんな時は朝登るに限るが、日帰りでは帰りがきつい、できれば日が強くなる頃には深い樹林帯で涼みながら下るのがいい。
それでも暑い中北峰まで行ってこられたのは自信になった。