挑戦!! テン泊縦走完全燃焼、大雪渓-白馬岳-大池-栂池
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 2,185m
- 下り
- 1,588m
コースタイム
白馬岳 - 三国境 - 小蓮華山 - 白馬大池 - 乗鞍岳 - 天狗原 - 栂池ロープウエイ
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
テント(クロノスドーム1型)
グランドシート
エアマット
寝袋(#7)
ザック(チャチャパック45)
ビーチシート
簡易座布団
ポール2本
ジェットボイル
クリアボトル750ml
登山靴(タイオガワイド)
簡易アイゼン
レインウエア上下
ウルトラライトジャケット
化繊長袖シャツ
化繊Tシャツ
短パン
スポーツタイツ
化繊ブリーフ
登山用靴下
着替え(化繊Tシャツ・ブリーフ・靴下)
調光メガネ
サーフハット
サイクルグローブ
カメラ(COOLPIX AW100)
スポーツドリンク500ml 1本
スポーツドリンクの粉末1つ
アルファ米の炒飯
カップヌードルリフィル1つ
おにぎり3つ
菓子パン3つ
クリフバー1つ
ソイジョイ1つ
ミックスナッツ1袋
スティックコーヒー
お菓子(自宅の常備菓子から一掴み)
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感想
テン泊縦走に初挑戦、装備一式込々で11kgに収めた。場所は、話しに聞いていた白馬の大雪渓とお花畑、そしてその先の白馬大池だ。
夜明け前にクルマで八方第五駐車場に到着、夜が明けるまでクルマで仮眠し、夜明けにタクシーで猿倉に行く。登山届を提出し、トイレを済ませ、大雪渓を目指し登山開始だ。
今年の大雪渓は雪が少ないと聞いた。しばらく雪渓の脇を歩くことになった。そして簡易アイゼンを登山靴に装着して雪の上を歩き出す。簡易アイゼンは足裏のセンターのみで雪を捉える。つま先で蹴るように歩くと滑る。足裏全体でち着地するように歩く。
大雪渓を抜けると綺麗な花があちこちに見えるようになってきた。ここがお花畑か。どちらを見ても綺麗で美しい。
お花畑の先に白馬岳が見えてきた。今夜の宿泊は白馬岳の手前、頂上宿舎のキャンプ場だ。お昼くらいに到着し、受付を済ませてテントを設営する。全員の設営が終わってから宴会だ。お湯を沸かせてアルファ米の炒飯の袋にお湯を注ぐ。残ったお湯で粉末コーヒーでコーヒーを入れる。持ってきたお菓子を食べながら宴会に。
テント場の上の方を何人もの人が歩いている。杓子岳に向かう登山道だ。白馬岳山頂からの夕日を見に行くときに、テント場の上まで登ってみた。
さて夕方、白馬岳に行く。白馬岳の手前の白馬山荘レストランで山並みと雲を眺めながらアイスコーヒーを飲み日が沈む時間を待つ。そして白馬岳山頂まで登ってきた。
夕日に照らされた日本海がオレンジ色に輝いた。少しずつ陽が沈み 360度オレンジ色の帯になってきた。
日没後キャンプ場に戻る。途中ヘッドライトを点ける。テントに戻り、ジェットボイルでお湯を沸かし、カップヌードルリフィルを投入、食後に月夜と星空を眺めながらコーヒーを飲んだ。
夜テントで寝ていると、風の音とテントが軋む音で目が覚めた。時計を見ると 0時をまわったところ。もう一度目が覚めたときは 2時、トイレに行きたいが、テントが風に煽られてバタバタいっている。テントを横から風が押し、ときおり風がテントの下にまわりこみテントを押し上げてくるような気がする。自分がテントから出るとテントが吹き飛ぶような感じだ。でもトイレに行きたい。テントから出ると、テントを結んだ岩がしっかりとテントを引いてくれている。岩にテントをお願いしてトイレに行く。
翌朝聞いたが、このとき夜空には天の川が輝いていたらしい。テントに集中していた自分は、その天の川を見逃した。
その後も強い風は収まらず、テントは風に煽られっぱなしで夜が明けた。寝たような眠れなかったような気だるさのままテントから出て、朝日を眺めにテント場の上まで登った。上空の雲は途切れ、綺麗な朝日だった。
朝食は、大きなポークソーセージとなめこ汁、スポーツドリンクの粉末を山小屋で汲んできた水と混ぜ、喉を潤した。
強風のなかで撤収、開いたビーチシートが風に煽られ飛んで行った。テント場の上に向かう登山道の中腹で止まったのを見届け、取りに登る。戻ってすぐ撤収を再開する。
風に煽らたままでの撤収は難しい。テントは大雑把にまるめてザックに詰めた。
最初に白馬岳に向かう。遠くに小さく富士山を見ることができた。
この日は、尾根道の縦走だ。食べ物が少し減ったとはいえ 10kg 以上のザックを背負ったままの縦走だ。
天気も眺望も良く 360度の展望を眺めながら歩く。三国境、小蓮華山を越え、白馬大池が見えたとき、そこがゴールかと錯覚した。
白馬大池からゴールの栂池ロープウエィまでは乗鞍岳を越える 3時間弱の山道だ。それまでに体力を消耗しきっている自分の体は悲鳴をあげている。とくに足先への負担が厳しい。疲れすぎると心も弱くなってくるみたいだ。「こんな厳しいこと、もういやだ」ともう一人の自分が叫んでいる。別の自分は「歩ききってやる」と奮闘している。
汗だく、心拍数MAX、ゼイゼイハーハーでゴールした。すぐにロープウエイが発車する時刻なので、そのままチケットを買ってロープウエイに搭乗した。さらにゴンドラリフトに乗り換え下山した。
あがった息はそのまま、少し気持ちが悪くなり、日影で冷たいドリンクを飲んで一時休憩してから、タクシーで八方第五駐車場に戻った。駐車場からクルマですぐのところで「足湯」に浸かった。
テント装備を含め 11kg のザックを背負って縦走、これを歩ききることができた。テン泊は自由度が高い。
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