吉田口馬返し〜富士山:悪天候の中、何とか登頂。
- GPS
- 30:44
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,524m
- 下り
- 2,528m
コースタイム
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:48
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 10:25
天候 | 一日目:曇り→雨→晴、二日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されていて快適。 剣ヶ峰手前の馬の背は風の通り道になっているようで、他の場所より格段に風が強かった。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
中学生の頃から登山を始め、これまで山には数々登ってきましたが、実は富士山には登ったことがありませんでした。砂礫に覆われた無味乾燥な斜面を大勢の人が行列で登る光景にウンザリして敬遠してきたというのが理由です。
でも真夏に一泊二日で手軽に登れる近場の高山となると、大物の富士山を外すわけにもいきません。そこで、どうせ登るなら、一合目から登ってみようということになりました。
これが大正解。吉田ルート下半部は、深い森や花、そして何より歴史的遺構が散在し見所一杯のコースでした。傾斜が適度で、整備されていて登りやすいので、標高差の割には楽です。スバルライン五合目からショートカットして登るのは本当に勿体ないと思います。
初日は個室(といっても小さなスペースです)がネット予約できる小屋に宿泊したので、通常の小屋泊まりより良く眠れました。実は山は好きですが山小屋は大嫌い。
早朝、「御来光の時間です」との声に外へ出ると、雲海に朝焼けが美しい。しかし見る見るガスが湧いてきて湿ったガスに囲まれてしまいました。出かけるときの予報では20日土曜日は「登山適」だったのですが、昨晩に予報が急変し、やはりその通りの悪天候になってしまいました。
早朝はまだ雨が弱く、登山者は続々と登ってゆくので我々も後に続きます。しかし登るにつれ雨は次第に強くなり雨具を通して濡れてきます。吉田口の頂上まではさほど苦も無く辿り着くことができましたが、さすがに寒気は激しく、歩いていないと震えが来ます。神社でお守りを買うついでにダウンを着こんで身支度を整え、剣ヶ峰に向かいました。お鉢巡りに踏みだすと風雨の勢いが一段と増します。それでも時折明るくなるので、好転の兆しか?と期待しつつ先へ進みます。しかし測候所手前の馬の背で激しい強風にさらされて怯みました。不用意に動くと風圧でよろけてしまいます。風の緩急を見計らってジリジリと進み、ようやく剣ヶ峰に立つことができました。他に人はいません。ほんの数分間だけですが日本最高所を独占!休憩しているうちに登山者はポツポツと登って来ましたが、この日頂上に立った人はかなり少ないのではないでしょうか。
あとは往路を戻り、途中で下山道に回って下山しました。新しい登山靴が合わないらしく、妻が爪先を痛めてしまい、最後は二人分の荷を背負って降るはめになりましたが、下山後、山中湖のペンションの温泉に浸かり、おいしいコース料理を堪能するころには、荒天の辛い登山も楽しい思い出に変わっていました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する