ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 978712
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

黒河内岳(笹山)・大籠岳・広河内岳(南ア白峰南陵の日本100高山を目指して、雨覚悟の出発!)

2016年10月09日(日) 〜 2016年10月10日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
25:16
距離
38.3km
登り
3,424m
下り
3,480m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:03
休憩
1:29
合計
12:32
4:41
120
スタート地点
6:41
6:58
41
7:39
7:47
64
8:51
9:45
9
9:54
9:55
33
10:28
10:28
102
12:10
12:10
120
14:10
14:10
36
14:46
14:55
138
2日目
山行
10:24
休憩
2:09
合計
12:33
7:44
8:11
34
8:45
8:49
133
11:02
11:19
18
11:37
11:39
132
13:51
13:55
209
17:24
17:24
18
17:42
17:42
1
17:43
ゴール地点
天候 <一日目>
雨のちくもり

<二日目>
■黒河内岳(笹山) 晴れ 0℃ 風速7〜8m(体感)
■白河内岳 晴れ 9℃ 風速9〜10m(体感)
■大籠岳 晴れ 9℃ 風速9〜10m(体感)
■広河内岳 晴れ 10℃ 風速7〜8m(体感)
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一台を奈良田の駐車場にデポし、もう一台で山梨県側から伝付峠へと通じる新倉ヘリポートへ。新倉ヘリポートへのアクセスはかなり難しいので、下のレコを参考にしてください。

<笊ヶ岳(伝付峠経由で周回! 1泊2日テント泊)2015年09月22日(火) 〜 2015年09月23日(水)>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-725594.html

今回は、雨スタートだったので、ヘリポート(標高640m)からさらに進んで、崩落地前ゲート(標高900m)まで車で上がらせてもらいました。車は3台ほど停めれます。
コース状況/
危険箇所等
○全体として
 このコースは、新倉ヘリポートから大門沢下降点まで、ほとんど破線ルートです。それなりの覚悟が必要です。

○新倉ヘリポート〜伝付峠
 渡渉が6回あります。増水しているとかなり注意が必要です。私たちは一度経験があったので、暗くてもルートはわかりましたが、暗いうちの渡渉は、マークが見えにくいのでお勧めしません。詳しくは、以下をご覧ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-725594.html

○伝付峠〜黒河内岳(笹山)
 奈良田越までは、林道歩きです。崩落個所もありますが、慎重にいけば問題ありません。奈良田越からは急登です。基本稜線歩きなので、迷うことはありません。ただ、森林限界に出たところ(昭文社の「露地」表記ヵ所)から黒河内岳までは、わかりにくく、ルートを外すと、激しいヤブ漕ぎになってしまいます。必ず、リボンかテープがありますので、見えなくなった時には、引き返しましょう。

○黒河内岳(笹山)〜大門沢下降点
 これまでの稜線歩きに比べると、整備されています。稜線が広く、ガレが多いですが、多数のケルンがあり、それを頼りに行けば、少々ルートを外しても、迷うことはあません。ただし、これは、天気がいい場合で、ガスの中を歩くと、迷うこと必至です。

○大門沢下降点〜奈良田
 ひたすらの下り。大門沢小屋からの下りには、渡渉箇所もあります。増水時には、注意が必要です。
その他周辺情報 女帝の湯
崩落地手前のゲートです。雨脚が強くなってきました! いざ出発!
2016年10月09日 04:26撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 4:26
崩落地手前のゲートです。雨脚が強くなってきました! いざ出発!
暗いので、ルートの解説は省きます。伝付峠までの詳細は、以下をご参照ください。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-725594.html
2016年10月09日 05:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 5:32
暗いので、ルートの解説は省きます。伝付峠までの詳細は、以下をご参照ください。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-725594.html
最大の難関、第三の渡渉ポイントにやってきました。雨の中、果たして渡れるのか!!
2016年10月09日 06:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 6:02
最大の難関、第三の渡渉ポイントにやってきました。雨の中、果たして渡れるのか!!
橋は、昨年来た時よりも傾いています。撮影班は、この橋を回避。川の上流の石をつたって渡りました。
2016年10月09日 06:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 6:04
橋は、昨年来た時よりも傾いています。撮影班は、この橋を回避。川の上流の石をつたって渡りました。
regさんは、この橋に「カニの戸渡」で挑みます。この歩き方、傾いた橋には、お勧めなんだそうです。
2016年10月09日 06:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 6:07
regさんは、この橋に「カニの戸渡」で挑みます。この歩き方、傾いた橋には、お勧めなんだそうです。
無事、第三渡渉ポイントをクリアして、綺麗な渓谷沿いをあがっていきます。まだ、雨はやみません(涙)。
2016年10月09日 06:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 6:11
無事、第三渡渉ポイントをクリアして、綺麗な渓谷沿いをあがっていきます。まだ、雨はやみません(涙)。
二段の滝。
2016年10月09日 06:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/9 6:29
二段の滝。
東電管理小屋で雨宿り。少しでも庇があると助かります。
2016年10月09日 06:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 6:40
東電管理小屋で雨宿り。少しでも庇があると助かります。
第5渡渉ポイント! regさん、思い切ったフットワーク!!
2016年10月09日 07:27撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 7:27
第5渡渉ポイント! regさん、思い切ったフットワーク!!
やっと出合にたどり着きました。広い中州となっています。
2016年10月09日 07:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 7:37
やっと出合にたどり着きました。広い中州となっています。
最後の第6渡渉ポイント。
2016年10月09日 07:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 7:40
最後の第6渡渉ポイント。
出合からは穏やかな登山道歩きです。ここは昭文社地図の「ブナの大木」。
2016年10月09日 07:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 7:53
出合からは穏やかな登山道歩きです。ここは昭文社地図の「ブナの大木」。
<テント適地情報1>2張ほど可。伝付峠下7分の水場横。小屋跡でフラットです。ここのいいのは、なんといっても、このエリア唯一の水場があること。
2016年10月09日 08:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 8:53
<テント適地情報1>2張ほど可。伝付峠下7分の水場横。小屋跡でフラットです。ここのいいのは、なんといっても、このエリア唯一の水場があること。
伝付峠下の水場は二つあります。これは、テント適地すぐそばにある水場。濁っていなくてよかったです。
2016年10月09日 08:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 8:53
伝付峠下の水場は二つあります。これは、テント適地すぐそばにある水場。濁っていなくてよかったです。
予報では9時くらいに雨が止むはずだったのに、まだ雨が続いています。簡易の調理場をつくって、調理開始!
2016年10月09日 09:17撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 9:17
予報では9時くらいに雨が止むはずだったのに、まだ雨が続いています。簡易の調理場をつくって、調理開始!
regさんのヤマ飯第一弾。「ささささうどん」っていったかな〜。目指す笹山にかけて、笹かまぼこと、ささみが入っています。体が温まります。
2016年10月09日 09:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 9:18
regさんのヤマ飯第一弾。「ささささうどん」っていったかな〜。目指す笹山にかけて、笹かまぼこと、ささみが入っています。体が温まります。
伝付峠手前で雨がやみましたヽ(^。^)ノ
2016年10月09日 09:49撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 9:49
伝付峠手前で雨がやみましたヽ(^。^)ノ
伝付峠。やっと稜線です!!
2016年10月09日 09:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 9:54
伝付峠。やっと稜線です!!
伝付峠展望台からみた。悪沢岳(右)、赤石岳(中)、聖岳(左)。ここで、着替えも済ませます。
2016年10月09日 10:25撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 10:25
伝付峠展望台からみた。悪沢岳(右)、赤石岳(中)、聖岳(左)。ここで、着替えも済ませます。
伝付峠から奈良田越までの長い林道歩き開始。ここの分岐は右へ。昭文社地図で「新しい林道を巻く」記載場所。丸太があるのでわかりやすい。
2016年10月09日 10:39撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 10:39
伝付峠から奈良田越までの長い林道歩き開始。ここの分岐は右へ。昭文社地図で「新しい林道を巻く」記載場所。丸太があるのでわかりやすい。
歩いていくと、正面に黒河内岳(笹山)が見えてきました!
2016年10月09日 10:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 10:56
歩いていくと、正面に黒河内岳(笹山)が見えてきました!
<テント適地情報2>3張ほど可。林道の西別当台山付近にあります。風が避けれてよさそう。林道沿いは、こうした場所が何カ所かあります。
2016年10月09日 11:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 11:50
<テント適地情報2>3張ほど可。林道の西別当台山付近にあります。風が避けれてよさそう。林道沿いは、こうした場所が何カ所かあります。
林道の崩落地
2016年10月09日 11:55撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 11:55
林道の崩落地
通過すると、ガレガレで、左側は崖になっています。regさんは、渡渉よりも怖いといっていました。そうかな?? 私は、渡渉の方が気を使いましたが(笑)。
2016年10月09日 11:57撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 11:57
通過すると、ガレガレで、左側は崖になっています。regさんは、渡渉よりも怖いといっていました。そうかな?? 私は、渡渉の方が気を使いましたが(笑)。
<テント適地情報3>10張以上可。昭文社地図の「広場」です。ここもいい場所です。風もある程度凌げそう。たき火跡もありました。
2016年10月09日 12:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 12:09
<テント適地情報3>10張以上可。昭文社地図の「広場」です。ここもいい場所です。風もある程度凌げそう。たき火跡もありました。
この林道は、本当に景色がよくて、気持ちいい!! 正面は笹山。
2016年10月09日 12:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 12:11
この林道は、本当に景色がよくて、気持ちいい!! 正面は笹山。
<テント適地情報4>10張以上可。昭文社地図の「広場」を奈良田越方面に500mほどすすんだヘヤピンカーブのところ。正面に悪沢岳を臨める場所。
2016年10月09日 12:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 12:13
<テント適地情報4>10張以上可。昭文社地図の「広場」を奈良田越方面に500mほどすすんだヘヤピンカーブのところ。正面に悪沢岳を臨める場所。
林道をあるいていくと、今度は山梨県側が開けてきました。富士山もばっちり!!
2016年10月09日 12:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 12:29
林道をあるいていくと、今度は山梨県側が開けてきました。富士山もばっちり!!
奈良田越直前の注意ポイント。吸殻入れがあります。直進にリボンがありますが、直進せず、ここを右130℃に鋭角に曲がります。
2016年10月09日 13:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 13:02
奈良田越直前の注意ポイント。吸殻入れがあります。直進にリボンがありますが、直進せず、ここを右130℃に鋭角に曲がります。
奈良田越に到着。ここから笹山までは、基本、急登です。
2016年10月09日 13:06撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 13:06
奈良田越に到着。ここから笹山までは、基本、急登です。
奈良田越からしばらくいくと、作業小屋跡があります。
2016年10月09日 13:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 13:20
奈良田越からしばらくいくと、作業小屋跡があります。
登山道が不明瞭な箇所がありますが、基本稜線歩きです。古びたリボンやテープもところどころあります。
2016年10月09日 13:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 13:38
登山道が不明瞭な箇所がありますが、基本稜線歩きです。古びたリボンやテープもところどころあります。
白剥山に到着。展望なし。
2016年10月09日 14:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 14:09
白剥山に到着。展望なし。
ありました! ありました! 昭文社地図「ピーク横の小さなコル」に、「ひっちさん」登場です!! ここはわかりにくい場所なので、助かりました。
2016年10月09日 14:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 14:30
ありました! ありました! 昭文社地図「ピーク横の小さなコル」に、「ひっちさん」登場です!! ここはわかりにくい場所なので、助かりました。
まだまだ、急登を進んでいきます。伝付峠で汲んだ二人で合計9Lの水が、足にきます。
2016年10月09日 14:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 14:45
まだまだ、急登を進んでいきます。伝付峠で汲んだ二人で合計9Lの水が、足にきます。
ちょっとしたシャクナゲ祭りもあります。信州峠〜小川山に比べればなんてことありません。
2016年10月09日 15:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 15:42
ちょっとしたシャクナゲ祭りもあります。信州峠〜小川山に比べればなんてことありません。
昭文社地図の「樹林帯の窪地」。右横に沼地があります。「迷」マークがありますが、ピンク、青、黄のこれでもかというくらいリボンがあって、行く方向はわかります。
2016年10月09日 15:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 15:51
昭文社地図の「樹林帯の窪地」。右横に沼地があります。「迷」マークがありますが、ピンク、青、黄のこれでもかというくらいリボンがあって、行く方向はわかります。
昭文社地図の最初の「露地」に到着。森林限界で一気に視界が開けます!!
2016年10月09日 16:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:11
昭文社地図の最初の「露地」に到着。森林限界で一気に視界が開けます!!
山梨県側には、富士山と雲海。
2016年10月09日 16:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:11
山梨県側には、富士山と雲海。
<テント適地情報5>1張。最初の「露地」(昭文社地図の二カ所ある「露地」の南側)にあります。絶景ポイントを独り占めできますが、風が強いとアウトです。
2016年10月09日 16:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:12
<テント適地情報5>1張。最初の「露地」(昭文社地図の二カ所ある「露地」の南側)にあります。絶景ポイントを独り占めできますが、風が強いとアウトです。
正面には笹山北峰。最初の「露地」から稜線を進みますが・・・
2016年10月09日 16:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:14
正面には笹山北峰。最初の「露地」から稜線を進みますが・・・
これがとんでもないルートミス。激しいハイマツ攻撃!! 最初の「露地」から、西側(静岡県側)に稜線を巻くのが正解だったようです。
2016年10月09日 16:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:24
これがとんでもないルートミス。激しいハイマツ攻撃!! 最初の「露地」から、西側(静岡県側)に稜線を巻くのが正解だったようです。
ハイマツ攻撃を抜け出し、なんとか正規コースへ。正規コースには、小さいですが、ところどころにピンクリボンがあります。正規コースのハイマツは、腰下程度のハイマツです。
2016年10月09日 16:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:33
ハイマツ攻撃を抜け出し、なんとか正規コースへ。正規コースには、小さいですが、ところどころにピンクリボンがあります。正規コースのハイマツは、腰下程度のハイマツです。
昭文社地図の二番目の「露地」に到着。
2016年10月09日 16:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:51
昭文社地図の二番目の「露地」に到着。
二番目の露地から、最初の露地を臨みます。右端は悪沢、左に見えるのは、笊ヶ岳ですね。
2016年10月09日 16:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:36
二番目の露地から、最初の露地を臨みます。右端は悪沢、左に見えるのは、笊ヶ岳ですね。
<テント適地情報6>1張。二番目の「露地」(昭文社地図の二カ所ある「露地」の北側)の登山道を少し上がったところ。ここも西側(静岡県側)の絶景を臨めますが、風が強いと大変かな。
2016年10月09日 16:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 16:52
<テント適地情報6>1張。二番目の「露地」(昭文社地図の二カ所ある「露地」の北側)の登山道を少し上がったところ。ここも西側(静岡県側)の絶景を臨めますが、風が強いと大変かな。
塩見岳と蝙蝠岳の間に太陽が沈んでいきます。
2016年10月09日 17:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 17:04
塩見岳と蝙蝠岳の間に太陽が沈んでいきます。
笹山北峰(正面奥)と手前の丘がオレンジに照らされます。丘の手前で東側(山梨県側)に巻いていきます。ただ、その入口がとてもわかりにい。3か所ほどそれらしい場所があって、注意が必要です。赤テープがあるところが正解です。
2016年10月09日 17:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 17:04
笹山北峰(正面奥)と手前の丘がオレンジに照らされます。丘の手前で東側(山梨県側)に巻いていきます。ただ、その入口がとてもわかりにい。3か所ほどそれらしい場所があって、注意が必要です。赤テープがあるところが正解です。
<テント適地情報7>5〜6張可。私たちのテント場。東側(山梨県側)が開けています。笹山南峰下5分の場所にあります。この日は西風が強かったので、風を凌ぐことができました。眺望も抜群です。星空が綺麗でした!!
2016年10月09日 17:10撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 17:10
<テント適地情報7>5〜6張可。私たちのテント場。東側(山梨県側)が開けています。笹山南峰下5分の場所にあります。この日は西風が強かったので、風を凌ぐことができました。眺望も抜群です。星空が綺麗でした!!
日没前に急いで、我が家を作りました。もちろん、富士山の見える位置に設置!!
2016年10月09日 17:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 17:29
日没前に急いで、我が家を作りました。もちろん、富士山の見える位置に設置!!
悪沢岳の上空に夕焼雲。長かった一日が終わろうとしています。
2016年10月09日 17:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 17:28
悪沢岳の上空に夕焼雲。長かった一日が終わろうとしています。
regさんのヤマ飯第2弾。一日目の夕食。鴨鍋。これからめざす河内三兄弟(黒、白、広)にちなんだもの。鴨は、大阪の河内名物なんだそうです。こじつけたな(笑)。
2016年10月09日 18:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/9 18:52
regさんのヤマ飯第2弾。一日目の夕食。鴨鍋。これからめざす河内三兄弟(黒、白、広)にちなんだもの。鴨は、大阪の河内名物なんだそうです。こじつけたな(笑)。
翌日、5時にテント場を出発、10分足らずで笹山(黒河内岳)南峰に到着。山梨100名山標柱があります。ただ、南峰の山頂の眺望は木が周りにあって、あまりよくありません。御来光を狙って北峰に向かいます!
2016年10月10日 05:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:08
翌日、5時にテント場を出発、10分足らずで笹山(黒河内岳)南峰に到着。山梨100名山標柱があります。ただ、南峰の山頂の眺望は木が周りにあって、あまりよくありません。御来光を狙って北峰に向かいます!
<テント適地情報8>1〜2張×数か所。笹山南峰を北峰に2〜3分進むと、樹林帯の中に、このような場所が数か所あります。風を完全に凌げそう。
2016年10月10日 05:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:12
<テント適地情報8>1〜2張×数か所。笹山南峰を北峰に2〜3分進むと、樹林帯の中に、このような場所が数か所あります。風を完全に凌げそう。
南峰から10分強で北峰に到着!! 日本100高山。
2016年10月10日 05:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:21
南峰から10分強で北峰に到着!! 日本100高山。
夜明け前の富士山(右端)と雲海。この時間帯好きです。
2016年10月10日 05:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:29
夜明け前の富士山(右端)と雲海。この時間帯好きです。
白峰三山方面。尖っているのは北岳。右奥で雲に浮かんでいるのは、鳳凰三山です。
2016年10月10日 05:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:30
白峰三山方面。尖っているのは北岳。右奥で雲に浮かんでいるのは、鳳凰三山です。
雲がオレンジに染まってきました。地球を感じる時間です。
2016年10月10日 05:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:50
雲がオレンジに染まってきました。地球を感じる時間です。
御来光!! 富士山と雲海とのコラボ!!
2016年10月10日 05:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:51
御来光!! 富士山と雲海とのコラボ!!
明るくなってきたので、記念の一枚。奥は、オレンジに染まる塩見岳(右)と蝙蝠岳(左)。
2016年10月10日 05:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:54
明るくなってきたので、記念の一枚。奥は、オレンジに染まる塩見岳(右)と蝙蝠岳(左)。
白峰三山方面も、オレンジに染まっていきます。いい景色ですね〜〜
2016年10月10日 05:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 5:54
白峰三山方面も、オレンジに染まっていきます。いい景色ですね〜〜
笹山北峰は本当にいい場所です。なんで、ここに山梨100名山標柱を立てないんでしょうか。蝙蝠岳(右)とその奥に悪沢岳(左)
2016年10月10日 06:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 6:33
笹山北峰は本当にいい場所です。なんで、ここに山梨100名山標柱を立てないんでしょうか。蝙蝠岳(右)とその奥に悪沢岳(左)
悪沢岳(右)と奥に上河内岳、左の雲に浮かんでいるのは笊ヶ岳。
2016年10月10日 06:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 6:04
悪沢岳(右)と奥に上河内岳、左の雲に浮かんでいるのは笊ヶ岳。
甲府盆地は相変わらず雲の中。このような絶景が頭の上にひろがっているとは、雲の下の山梨県民はつゆ知らず。
2016年10月10日 06:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 6:04
甲府盆地は相変わらず雲の中。このような絶景が頭の上にひろがっているとは、雲の下の山梨県民はつゆ知らず。
1時間余り、笹山北峰からの自然のドラマを満喫しました。ここから稜線歩きの開始です!!
2016年10月10日 06:34撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 6:34
1時間余り、笹山北峰からの自然のドラマを満喫しました。ここから稜線歩きの開始です!!
<テント適地情報9>2張可。笹山北峰と白河内岳の間の樹林帯にあります。たき火跡あり。風を凌げます。
2016年10月10日 06:58撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 6:58
<テント適地情報9>2張可。笹山北峰と白河内岳の間の樹林帯にあります。たき火跡あり。風を凌げます。
白河内岳が近くなってきました。
2016年10月10日 07:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:05
白河内岳が近くなってきました。
<テント適地情報10>5〜6張可。白河内岳にとりつく手前のザレ場。塩見岳(右)と蝙蝠岳(左)を近くに見れます。ただ、風が強いと大変そうです。
2016年10月10日 07:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:07
<テント適地情報10>5〜6張可。白河内岳にとりつく手前のザレ場。塩見岳(右)と蝙蝠岳(左)を近くに見れます。ただ、風が強いと大変そうです。
笹山北峰から広河内岳までの稜線には、このようなたくさんのケルンがあります。これを頼りにすれば、登山ルート探しは簡単です。
2016年10月10日 07:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:29
笹山北峰から広河内岳までの稜線には、このようなたくさんのケルンがあります。これを頼りにすれば、登山ルート探しは簡単です。
あと少しで、白河内岳。
2016年10月10日 07:43撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:43
あと少しで、白河内岳。
白河内岳山頂。間ノ岳山頂に似て、広い!! パノラマ眺望です! どうしてここの山に役がないんでしょう??
2016年10月10日 07:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:45
白河内岳山頂。間ノ岳山頂に似て、広い!! パノラマ眺望です! どうしてここの山に役がないんでしょう??
山頂からの風景。穂高連峰。中央の右寄りに槍ヶ岳が見えます!! 北アは当たりですね。
2016年10月10日 07:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:46
山頂からの風景。穂高連峰。中央の右寄りに槍ヶ岳が見えます!! 北アは当たりですね。
乗鞍。手前の右は経ヶ岳。
2016年10月10日 07:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:46
乗鞍。手前の右は経ヶ岳。
そしてもちろん、山梨県側もこの眺望。鱗雲でまた違った景色になってきました。
2016年10月10日 07:47撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:47
そしてもちろん、山梨県側もこの眺望。鱗雲でまた違った景色になってきました。
次なる100高山の大籠岳(おこもりだけ)を目指します!
2016年10月10日 07:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 7:50
次なる100高山の大籠岳(おこもりだけ)を目指します!
歩きながら横をみると、100高山を全制覇した中央アルプスがすぐ傍にあります。
2016年10月10日 08:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:21
歩きながら横をみると、100高山を全制覇した中央アルプスがすぐ傍にあります。
ブルーベリーがたくさん実っていました。一ついただきました。おいしかったです。
2016年10月10日 08:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:24
ブルーベリーがたくさん実っていました。一ついただきました。おいしかったです。
大籠岳がすぐそこに見えてきました。大抵アルプスの稜線は、「近くて遠い」ですが、白峰南陵は「近くて近い!」
2016年10月10日 08:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:40
大籠岳がすぐそこに見えてきました。大抵アルプスの稜線は、「近くて遠い」ですが、白峰南陵は「近くて近い!」
大籠岳山頂。日本100高山。大展望。塩見岳がすぐそこに見えます。山としては、笹山北峰、白河内岳よりやや劣ります。
2016年10月10日 08:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:46
大籠岳山頂。日本100高山。大展望。塩見岳がすぐそこに見えます。山としては、笹山北峰、白河内岳よりやや劣ります。
大籠岳から広河内岳方面へと進みます!! また、青空になってきました。
2016年10月10日 08:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:50
大籠岳から広河内岳方面へと進みます!! また、青空になってきました。
それにしても塩見岳が素晴らしい!
2016年10月10日 08:49撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:49
それにしても塩見岳が素晴らしい!
<テント適地情報11>3〜4張可。大籠岳から広河内岳方面に5分ほど進んだ場所。塩見ファンにはたまらない場所。ただし、稜線で風はきつそう。
2016年10月10日 08:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 8:53
<テント適地情報11>3〜4張可。大籠岳から広河内岳方面に5分ほど進んだ場所。塩見ファンにはたまらない場所。ただし、稜線で風はきつそう。
白峰南陵はハイマツもうるさくありません。
2016年10月10日 09:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 9:15
白峰南陵はハイマツもうるさくありません。
登山道の風よけできそうな場所で、regさんのヤマ飯第3弾。南アルプスペペロンチーノ。ソーセージに秘密があるようです。
2016年10月10日 09:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 9:48
登山道の風よけできそうな場所で、regさんのヤマ飯第3弾。南アルプスペペロンチーノ。ソーセージに秘密があるようです。
食事しながら見た風景。鳳凰三山。手前は、山梨最難関の大唐松山。regさんは、絶対行かないといいながら、食べていました(笑)
2016年10月10日 09:31撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 9:31
食事しながら見た風景。鳳凰三山。手前は、山梨最難関の大唐松山。regさんは、絶対行かないといいながら、食べていました(笑)
最後の広河内岳へは、この登り返しが待っています。
2016年10月10日 10:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 10:33
最後の広河内岳へは、この登り返しが待っています。
横をみると、これまで縦走してきた白峰南陵が!! いい稜線でした!!
2016年10月10日 10:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 10:45
横をみると、これまで縦走してきた白峰南陵が!! いい稜線でした!!
広河内岳山頂。日本100高山。名前と違って、山頂は広くありません。
2016年10月10日 11:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 11:02
広河内岳山頂。日本100高山。名前と違って、山頂は広くありません。
もちろん、広河内岳もこの絶景!! なぜか塩見ばかり撮ってしまいますね。いつまでも白峰南陵を満喫していたいですが、いよいよ下山です。
2016年10月10日 11:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 11:07
もちろん、広河内岳もこの絶景!! なぜか塩見ばかり撮ってしまいますね。いつまでも白峰南陵を満喫していたいですが、いよいよ下山です。
広河内岳から30分ほどで大門沢下降点。これで、笊ヶ岳〜小太郎山までがつながりました!! ここからは2000m近くのひたすらの下りです。
2016年10月10日 11:40撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 11:40
広河内岳から30分ほどで大門沢下降点。これで、笊ヶ岳〜小太郎山までがつながりました!! ここからは2000m近くのひたすらの下りです。
大門沢ルートにもいくつか渡渉があります。今回の山行で、いったい何回渡渉したことでしょう?
2016年10月10日 13:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 13:29
大門沢ルートにもいくつか渡渉があります。今回の山行で、いったい何回渡渉したことでしょう?
大門沢小屋に到着。残りの山行のための水を補給します。
2016年10月10日 13:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 13:59
大門沢小屋に到着。残りの山行のための水を補給します。
大門沢の長い長い下りもフィナーレに近づきつつあります。前は広河原庵跡。
2016年10月10日 16:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 16:30
大門沢の長い長い下りもフィナーレに近づきつつあります。前は広河原庵跡。
ゴールの奈良田駐車場すぐの奈良田橋。ここに着いた時には、日がすっかり暮れていました。雨の中の苦行から始まった山行ですが、快晴の稜線を満喫でき、終わってみれば大満足の旅になりました!! ありがとう!
2016年10月10日 17:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/10 17:37
ゴールの奈良田駐車場すぐの奈良田橋。ここに着いた時には、日がすっかり暮れていました。雨の中の苦行から始まった山行ですが、快晴の稜線を満喫でき、終わってみれば大満足の旅になりました!! ありがとう!

装備

個人装備
テントmont-bellステラリッジテント 1型 テントマットmont-bellドーム1用 テントオプションmont-bellオプショナルロフト ドーム用 シュラフmont-bellU.L.スーパー スパイラルダウンハガー #2 シュラフカバーmont-bellスリーピングバッグカバー シュラフマットTHERMAREST 40th Anniversary Edition R 防寒着 救急セット ヘッドライトPETZL ZIPKA PLUS2(2) 非常用防寒シート(2) 手袋・フェイスマスク(1) レインウェアTHE NORTH FACEマウンテンレインテックス(1) ガスカートリッジPRIMUS IP-250T(1) バーナーPRIMUS P-153(1) イグニッションスチール(1) カートリッジホルダーPRIMUS P-CH(1) コッヘルセットsnow peak(1) 手拭・ハンカチ・ティッシュ(1) 地図・コンパス(1) 高度計・時計Suunto Core Glacier Gray(1) GPS GARMIN etrex20(1) カメラOLINPUS TOUGH TG-1(1) 無線機STANDARD VX3(1) 非常食(1) 携帯食(1) 水6.0L(1)
共同装備
常食(8)

感想

■白峰南陵の日本100高山を目指して雨覚悟の出発!

○また来年の山
 山には、その機会を逃すと、「また来週!」の山と「また来年!」の山がある。その意味で、南アの白峰南陵は、間違いなく「また来年!」の山である。白峰南陵は、もう間もなく雪に閉ざされる。このエリアのロングな稜線を攻めるには、1泊以上のテント泊が必至であり、もちろん天気にも恵まれないといけない。夏は虫が多く、雷の心配もある。やるなら、10月の秋晴れの、連休がベスト。この秋、唯一の連休が取れる10月8日・9日・10日を逃すと、次の機会は一年後になる。山行を断念しても、「また来週!」が可能な、大菩薩や金峰山とは違うのだ。

○雨の中の出発
 しかし、週間予報は三日とも悪かった。それでも、なんとか二日間、天気が好転してくれないかと祈り続けた。10日の天気は良くなったが、だが無情にも、9日は午前中雨。行くかどうか迷う。雨の中での伝付峠は、渡渉が多い分、不確定要素がある。しかも、テント装備を担いでの標高1400m近くのアップ。直前のGPVやヤマテン予報を確認して、悩んだ末、9日の雨の中の出発を決意した。9日の午後の天気の回復、10日の快晴予報に希望をもって。
 ゲート前に着いたとき、雨が強くなってきた。一瞬、車から出ることをためらう。それでも、意を決して出発した。

○核心部
 田所発電所を過ぎ、いよいよ渡渉が始まった。おもったほど、水量は多くない。暗闇の渡渉だが、昨年の記憶を頼りに、ヘッドライトで行先を探す。なんとか、第一、第二渡渉はクリアできた。急登にさしかかると、登山靴は、徐々に重くなっていった。雨もそのあたりから強さを増してくる。
 いよいよ、核心部の第三渡渉の前に立った。事前の情報通り、橋は傾きがきつくなっていた。私は、橋の上部の石伝いに、渡渉を試みた。行けた。regさんにも、こちらに来るように勧めたが、彼は戸隠山の「アリの戸渡り」の時のように、何も言わず、「カニの戸渡り」を始めていった。一歩ずつ慎重に。そして、無事、難所を克服できた。
 伝付峠の水場で食事したときには、全身はずぶ濡れ、動いていない分、寒さが身に染みた。ふと、regさんがつぶやく。「こんな日にこなくても・・・・」。

○伝付峠からみた悪沢岳
 伝付峠前でやっと雨が上がった。伝付峠展望台で、雨が上がりの優駿な悪沢岳が存在感を表す。視界がとても効く。ここからは、天気は回復の一途だ。林道を歩きながら見えるのは、前回の伝付経由の山行では、見えなかった悪沢岳、赤石岳、聖岳。山梨からは決して見えない、徳右衛門岳、蝙蝠岳。雨で冷えた心と体が、徐々に温かくなり乾いていくのがわかる。

○ありがとう白峰南陵
 笹山北峰でみたご来光。1時間余り、地球を感じる時間を過ごす。白河内岳、大籠岳、広河内岳、どれも文句なしのパノラマ眺望。甲府盆地のすぐそばに、こんなに素晴らしい稜線があるとは。この日、白峰南陵で出会ったのは、たった一組のご夫婦。私たちを含め4人だけの貸し切り稜線だ。regさんも私も、前日の苦行をすっかり忘れていた。最後の広河内岳で、regさんがつぶやいた。「下界におりたくない」と。
 今回の山行は、これまでの山経験を試すかのようなハードルの高い登山であった。その検定試験を終えて得た結果は、あまりある満足感であった。3つの日本100高山も制覇できた。ありがとう。白峰南陵。

目指すは笹山、別名黒河内、このあたりをヒントに食事を考えるのですが、
それでも、テント泊となると何食もつくらなくてはいけないので大変です。
日曜日の雨予報で、てっきり流れると思っていた山行でしたが、
前日、PM5:00に「決行します」のメール。
慌ててスーパー4軒をまわり、食材を買い集めました。

ささささうどんは、「笹かまぼこ」「とりの笹身」で「ささささ」です。
夜は、河内名物らしい「鴨鍋」。
鴨は簡単に手に入らないので、スモークを使用しました。
それだけでは味が出ないので、甲州地鶏も入れ、鴨そばのつゆで鍋にしました。
次の日の昼は、道の駅「とよとみ」で売られている「アルプスソーセージ」を
ペペロンチーノにあわせた、「アルプスペペロンチーノ」です。

ささささうどん 男2人分
<材料>
鶏ささみ 5本 
笹かまぼこ 5本
大盛りのカップうどんの中身 2食分 
みつば 2分の1束

<前日準備>
1 ささみは筋をとり、酒と水でゆでてからひと口大に切る
2 みつばを切る

<山で>
1 お湯を沸かして、材料をほうり込む


河内鴨鍋
<材料>
合鴨スモーク 180gぐらい
甲州地鶏 300g
鴨だしそば(五木食品) 2食分
ねぎ いっぱい

<前日準備>
1 ねぎは切ってジップロック

<山で>
1 お湯を沸かして、地鶏をゆでる
2 地鶏に火が通ったら、具材を入れて食べる
3 適当なところで、そばを入れて食べる


アルプスペペロンチーノ
<材料>
ママー小鍋で早ゆで3分パスタ 400g
行列のできるペペロンチーノ 4食分
アルプスソーセージ 1本

<山で>
1 お湯800ccを沸かす
2 パスタと切ったソーセージをほうり込んでゆでる
3 ゆで汁がなくなってきたら、ペペロンチーノソースをあえる

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コメント

こんばんわ
以前、このコースを歩いた時は大籠岳までは曇り模様で展望がイマイチでしたが、印象深い山行でした。
笹山から広河内岳の稜線の雰囲気がお気に入りで、また行きたいとは思っていましたが、今回レコを拝見して、また行きたい気持ちが強くなりました。
お疲れ様でした。
2016/10/13 22:23
Re: こんばんわ
heinaiさん。コメントありがとうございます。
heinaiさんのレコ、一番参考にさせてもらいました。感謝ですm(__)m
本当にいい稜線ですね。白峰三山と違って、人が少ないのもいいですね。
白峰南陵では、無役で注目度が低いですが、白河内岳最高でした。
山梨200名山の評価でも高得点間違いなし!
heinaiさんの白峰南陵リベンジ、楽しみにしています。
2016/10/13 22:34
こんちわ
大門沢で会いましたね。
こちらも南嶺を一部でも歩きたくて、できれば笹山まで足を延ばし奈良田へ下ることも考えていましたが、時間の都合で大門沢を下りました。

遠いところなので、つい欲張ってしまいがちですが、さすが南プスは山が大きいので次の山が現れるたび心が萎えます。

でも、広河内岳は行けばよかったかな〜。
ま〜、君たちに会えたからイイにしときましょう。

機をみて須留ヶ峰にも行ってみますね。
2016/10/14 9:58
Re: こんちわ
hime672さん。コメントありがとうございます。
しろすぎ城近くの方ですね。山行&運転お疲れ様でした。
何度もお会いして、楽しいお話しをさせてもらいました。

須留ヶ峰という、兵庫県のマイナーな山を御存じなだけでも、
とても親近感が持てました。実は、私は登ったことありません(-.-)

山梨は遠いですが、是非、是非、今度、白峰南陵で遊んでみてください。
お勧めです。

レコ拝見しました。写真とても綺麗でした。なかなかの腕前ですね!!

hime672さんは、tamiyaさんをフォローされていますが、
山での出会いでしょうか? それともお知り合いでしょうか?
実は、tamiyaさんとは、南アの千枚小屋、聖平小屋でご一緒し、
北アの雨飾岳でも一緒になっている方です。世間は狭いですね。

フォローさせてもらいますね。また、山でご一緒できるのを楽しみにしています。
今後ともよろしくお願いします<m(__)m>
2016/10/14 17:43
Re[2]: こんちわ
そのとおり、しろすぎ城の街から出向いてた人です。

須留ヶ峰、帰郷の際にはサクッと登らないといけないですね。
確か、かの天滝も遠望できたような気がします・・・。

ご指摘のtamiyaくんとは二年前だったかの聖平小屋で床が隣同士で、翌日には彼の車で静岡駅まで送ってもらいました。

そのtamiyaくんと知り合いとは、ホントに世間が狭いです。

南プス、特に南・南プスはリアルに山好きでコアな人が多くて、北アでは、こんなつながりはありません。

また写真を撮りに出かけることにします。
2016/10/14 19:56
Re[3]: こんちわ
hime672さん。返信ありがとうございます。
それと、フォローありがとうございます。

tamiyaさんとは、千枚小屋の素泊まりで隣になって、聖平小屋では、
私は雨の中、テント泊していました。tamiyaさんは、小屋泊で
その隣が、hime672さんだったんですね。ニアミスですね。
そのあと、白樺荘のお風呂でも一緒になって、確か、下山途中に
滑落したとかいっていたかな〜〜。ケガが痛々しかったです。
とても、いい方ですね。

須留ヶ峰、小学校の登山で、途中まではいって、天滝が見えた
のは覚えています。今後、帰省した時にいってみます。逆に、
南アより緊張する〜〜〜〜。
2016/10/15 9:57
Re[4]: こんちわ
今更、拝見しました。
アカウント名変えましたが、tamiyaです。
先日のヤマケイオンラインの表紙が、hime672さんの写真だったので、メッセージした際にyamaーariさんとの出会いを教えてもらい、まさかこんなに噂の種にされていたのにレコを拝見していないなんて・・・。しかも、おしりのあたりがむず痒くなるような。
昨年は南には行けず、今年は北か中央にでもと思ってましたが、なんだか南に行きたくなりました。
また、山で。今度こそ雨飾のようなことがないように・・・・・。
2017/3/26 18:01
Re[5]: こんちわ
tammy-sanさん。
ご無沙汰しております。さきほど、高尾山のメッセージ書いた
ばかりでした。奇遇ですね。
hime672さんとの出会い。tammy-sanとのつながり。
世間は狭いですね。また、お会いできるのを楽しみにしています(*^_^*)
2017/3/26 20:38
良くあの天候で行ったワイ
yama-ariさん
regさん

コンばんはpaper
平日忙しくて出遅れてしもーたワイ
テン泊での山行良く行きましたね〜素晴らしい
「ひっち」看板ここにもあるとは…伝説の人だ!
それにしても、いつもregさん面白ネタにされているような?
大門小屋からのあの吊り橋(写真には無いが)良く行ったずら
その方が尊敬する。
2016/10/15 18:39
Re: 良くあの天候で行ったワイ
Kazuhagiさん。コメントありがとうございます。
お仕事お疲れ様です。最近は、ちゃんとお仕事していて、偉いですね(笑)
「ひっち」看板は、ここぞ!! というところにありますね。
いったい誰なんでしょう? 謎です。
大門沢の吊橋、確かに老朽化して怖いのありましたね。
それと、木橋もかなり壊れていました。メンテナンスしてませんね。
2016/10/17 18:10
惜しかった
yama-ariさん、regさん、こんばんは

このレコを見たのは今日でした。
先週(3連休)のレコが上がっていなかったので、
雪に閉ざされる前に、ということを考えると、
今週末遭遇できる確率大と期待していましたが、残念!
かなり期待しながら歩きましたよ。

笹山の標柱、なぜ南峰なのかと私も同感です。
標高が高いのも北峰ですし、展望の素晴らしさが全く違います。
何を血迷ったのですかね。

これで残り2座でしょうか。
百高山も着々と進んでいますね。
2016/10/16 21:27
Re: 惜しかった
hirokさん。コメントありがとうございます。

笊、いよいよ決行したんですね。
私たちがいった三連休の日曜日も、もしかして、
hirokさんも伝付峠にいっているのではと思っていました。
新倉ヘリポートに車がなかったので、がっかりというか
やっぱりというか。雨の中、いくのは私たちくらいですね(笑)

この週末は、秋天の最高の天気でしたね。
なんで、一週間ずれてくれなかったのと恨めしく南アをみていました。
土日とも、私はお仕事でした(涙)。
hirokさんのレコ、楽しみにしています!!
2016/10/17 18:14
すごーい!!
あのハードでロングコースを1日目雨の中行かれたんですね!!本当に凄いです!!

regさんのつぶやきが変わるのが今回の山行の素晴らしさを物語っていますね

私も歩いてみたいというか歩かなければならないコース。。。
一緒に歩いてくれる人見つかるかな (笑)
2016/10/20 12:36
Re: すごーい!!
yama-ariさんが多少ドラマチックに書いてくれている部分もありますが、
「おりたくないなー」と感じたくらいよかったのは事実です。

歩かなければならないコース、私もたくさんありますが、
なぜ歩かなければならないと感じているのかは、よくわかっていません。
不思議ですよねえ。
2016/10/20 21:59
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