30キロ歩荷 釈迦ヶ岳 → 御在所 → 鎌ヶ岳
- GPS
- 08:38
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,579m
- 下り
- 772m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 8:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。 |
写真
装備
個人装備 |
ガイド地図(ブック)
携帯
カメラ
|
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感想
朝明のトイレより出発し釈迦ヶ岳手前の分岐から御在所経由し、鎌ヶ岳に行くルートだった。
ルールは、出発時30kgの荷物をもって8時間以内鎌ヶ岳に着くこと。(荷物を捨てたら失格。飲み物等飲んで減る分は問題なし。出発時に30キロあればいい)山岳会の冬山に向けての訓練である。
1ヶ月前あたりから平日は少なくとも1日は猿投山に30キロを担いで登り、重さに慣れようとしたが全然慣れない。
2週間前、ルートの下見をしようと30キロ背負って見に行ったが中峠で足がつりノックアウト。
いくつもの辛いところや険しいところは行ったつもりであったがどこもせいぜい20キロ前後…30キロは未知の領域だった。
これでは絶対勝てないと悟った僕は、1週間前からパッキングを考え、飲んだり食べたりして荷物を減らす作戦にすることに…
3日前からカーボローディングで体にエネルギーを貯めまくる。1日ご飯は2合は食べた。
1日前に最終確認でパッキングをしに実家に帰ったところ今まで30キロと思ってた荷物は36キロと嬉しい誤算。(今の家には体重計がないのではかってなかった…)
そして、当日6時54分に朝明駐車場を出発。
高校生の山岳部の練習と重なったせいもあり、うまい具合にスピードが出せず止まったり歩いたり、自分のペースが掴めない。
山岳会の人たちと同じペースで歩いたら絶対潰れると確信したので、開始早々1時間程で5分ほど休憩した。
休憩した際に、感じた事は後ろから高校生の抜かされて後から抜く形になるので無理にでも歩いた方が良かったかもしれないと思った。
でも、そこで休憩しなかったらもしかしたら潰れていたかもしれないから結果論になるが休憩して良かった。
松尾尾根を登り、稜線上を歩き中峠まで難なく歩いた。中峠あたりで山岳会の上位〜中間くらいの順位になったと思う。
中峠を過ぎたあたりのピークで国見岳を登る為にエネルギー補給としておにぎりを2個食べた。
しかし、重さを減らす為に持って来たウィダーが全然減らない水分は2リッター程度飲んでいたがウィダーはなかなか飲む気にならなかった。
12個で約2キロ減らす予定であったが…
国見岳の登りが一番しんどいと言われていたが、疲れはあったが自分のペースで登ると難なく行けた。
問題はその後の下りであった…突然左膝に激痛が走った…
まだ歩けない程ではないが、踏ん張れはしない左足。なんとか気合で下った。
登りになると膝の痛みは軽減される為、まだ歩ける!!と思い御在所裏道を登ってく。
御在所のアゼリア前で少し休憩して、膝の回復を待つが一向に回復する気配はない。
ここから先は武平峠に降る急な下り…一番の関門だった。武平の下りは実際の距離は急な為、短い筈なのに、すごく長く思えた。
膝はかつてないほど痛い…
やっとの思い出武平を下り鎌ヶ岳への分岐、この時点で7時間経っていた。普通に行けば8時間以内には行ける。
しかし、今は普通の状態ではない。
体の疲れとしては、まだいけるが左足がついてこない。ここでの撤退と言う選択肢は僕にはなかった。絶対ゴールするって気持ちが強かった。
登りは痛くなかった膝も限界が来たのか、もう歩いているだけで激痛が走る…。
時間を見ていなかった為、何分たったかわからずひたすら鎌ヶ岳頂上を目指して歩いた。
鎌ヶ岳は思ったより険しかった。
やっとの思い出山頂にたどり着く。
結果は、8時間9分…
時は残酷である…9分遅れた為にリタイヤとなった…
山頂について水を抜いて軽くなったザックを持って下りるのだがもう左膝が曲げられない程になっていた。
自分の足で来たからには自分で下りないと登山ではないと言う気持ちが強く、ストックやザックを持ってもらう事はしたくなかった。
しかし、あまりにも遅い僕のペースを見かねて山岳会の人たちはザックを持ち、ストックを貸してくれ僕は身一つで下りた。
3年間の登山で最も恥ずかしい山行になった。
本当なら武平峠に着いた時、自分の限界を見切り車道に降りていないといけなかった。これが雪山なら死が絡んでくる…自分判断の甘さを恥じた。
いいところも悪いところもあった山行だった為にいろいろな課題が出てきた。これから強くなる為に一歩ずつ課題を潰して来年の冬には厳冬期北鎌尾根を登れるようになりたい。
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