piro-tomoさんの日記⬇に呼応して
https://www.yamareco.com/modules/diary/125381-detail-154715
obanyan が体験した奥多摩 御前山での不思議体験 を語ります。
正確に思い出したくて記憶の糸を辿り寄せて見た。数年前の様な気がしていたが、発病前で最初のお一人様山行でしたので2003〜4の夏だったと思います。
奥多摩湖バス停からサス沢山迄は地図を片手に順調でした。現在は整備された様ですが、当時は標識も無く道なりに下降(おそらく湖側)。間違いに気づきもどって、藪で覆われた稜線への入口らしき道を見つけ進む。暫くすすんでまた下降している事に気が付きました。薄暗い樹林に覆われ不安にかられ見渡すと、突然響く異様な羽音と鳴き声「鳥と猿の喧嘩?」頭上を見回した。羽の様なものがひらひら舞い降りたかと思った瞬間!ススともモヤともつかないボワッとした塊が左下の藪の中に瞬間移動。「えっ何?」同時に前を横切り右の岩陰に瞬間移動「えっ!」と同時に次は私の左肩に何かが乗ったのです。「えー!」見えないけど確かな存在感で身体中の神経が冷えて脂汗が滲み出て。頭の中で「ごめんなさい。間違えたんです。今直ぐ出ます。」「ごめんなさい」を頭の中で繰り返しながら樹林の急登を、とにかく明るい方向に無我夢中で四つん這いで這い上がりました。その間の状況はよく覚えてませんがとにかく明るい広い尾根に出ることができ、左肩も軽くなっていました。「惣岳山に続く尾根道だ。出れたあ!」ホッとしたら腰抜け状態でへたり込んでしまいそのまま休憩。お茶飲んで落ち着いて汗を拭き帽子を取りバンダナを外すと、赤茶色の汗汚れ。「あれ?」と思いながらバンダナで額の汗を拭うと血がスーと鼻筋に沿って流れ出た。
「えー何で‼何処にも頭ぶつけてないし」鏡で見ると小さな虫刺されの様な傷で血も直ぐに止まりました。バンダナを払っても虫らしきものはなかったし、バンダナは帽子のつばでガードされていましたので虫が入り込むのは考えにくいし。山の神かモノノ怪様の威嚇だったのかなぁ?ともかく許してもらえて良かったと這い上がってきた方向に向かって心から手を合わせました。
これには後日談があってそれから数年たってテレビで、南総里見八犬伝の実写版の放送を見る機会がありました。そこで私の体験と全く同じ様な場面を見たのです。テレビでは肩に乗っているものは役者さんが演じる人獣になっていた様ですが、忙しくて続きを見れないまま終わりました。世の中には自分と同じような体験する人いるんだなぁ?それとも只の偶然?
山の不思議やお化け談には凶々しいものも多くある様ですが、私の体験はそれとは違っていて、結界を超えたと瞬間的に理解した様な気がします。なので「ごめんなさい」を頭の中で唱えていました。
道間違えの不安が見せた幻覚かもしれません。以降山では何も起こっていませんし「見えないけど確かにいる」と感じた事もありません。それでも、山に入る時は石仏があればそこで、何も無くても頭の中で山の「見えない何か」にご挨拶する事にしています。
文章下手で上手く伝えらたでしょうか?実はもう一つ自宅であった蛇の呪い?とも思える不思議があるのですがそれはまたの機会に。
山の不思議、次はどなたにバトンタッチいたしませう?
obanyanさん、こんにちは。
お山の妖怪ですか。13、4年も前のこのコースでは今よりずっと人が少ない筈ですね。そんなコースをお一人で歩かれるとはさすがお転婆好きのobanyanさん、せっかく妖怪に会われたとの記憶を覆す様ですが、鳥や猿の鳴き声や動く音、それらが木の上から落とした物、小枝が落ちてきたりすることは良くあるので一人ぼっちでの恐怖心から妖怪の登場と思い込んでしまわれたのではないでしょうか。
それでもそれから山に入られる際には石仏などに安全祈願をされて無事に山行を続けられているのですから安全山行の妖怪だったのでしょうね。
面白く日記を拝読させて頂きました。
次回の蛇の呪いも楽しみにしていますよ。
Landsberg
Landsberg 様 冷静なコメントありがとうございます。
確かに、あの肩に乗った存在感は恐怖とか不安という妖怪だったのかもしれませんね。この体験以降地図読み磁石の使い方をお勉強して準備して山行するようになりました。それでもいっぱい失敗してますけど(^◇^;) お恥ずかしい
GPSほんと有難い進歩ですよぉ〜。只其れ迄は見えないものの存在を語る人を眉唾で聞いていた私ですが、この体験以降自分に受診するアンテナがないだけで、「見えない何か」はあるかもしれない派に変わりました(笑)
これも何年も前テレビで見た一場面ですが、
山奥に暮らす老婆が隣宅に通うのに夜の山道を独りで行き来する「怖くないですか」というインタビューに「山の生き物は何も怖くない。怖いのはたまにやってくる貴方達、人間が一番怖い」
相づちうちながら「ンダ!山の生き物より、人の心の変わり様が一番恐ろしい」と拍手したのを思い出しました。
はじめましてsari-papaと申します。
私は妖怪は信じませんが、ひょっとして妖精は居てるかも…。
Landsbergさんが仰ってる通り、恐怖心が、鳥やサルの気配を妖怪のように思ってしまったのだと思います。だから妖精、だって思うんです。妖精さんが何か話しかけてくれてるんだねって(笑)。
一生懸命動いてる時は、少々の切り傷くらい気が付きませんよ。あとから血が出てて気付くもんです。
今は犬は天国に行ってしまったけれど、昔はよく犬と一緒に山に行きました(放して自由にさせて)。
静かな山道で、後ろでカサコソッと音がすると、あっサリーが走って付いてきた、と思うことにします。とても心が和らぎます。姿は見えないけれど、サリーと一緒に山に行ってるのだと思うと楽しいです。
家では仏さんに手を合わせることはないけれど、山では、お地蔵さんや小さなお社見るとちょっと合掌しますね。山に登るのは自分の力だけど、天気が良かったり無事に下山できたりは、何か感謝したいです。
sari-papa さん はじめまして
天国に逝ったサリーさんのお話、他人事と思えません。Myワンコが定期検診で心臓疾患が見つかり投薬処置で何年持つかと言われたばかりです。この春、陣場山に元気で登ったばかりなのに…この時期のワンコの1年は人の6年に当たると言われてガックシ。いつかその日は必ずやってくるのでしょうね。
ワンコとの日々を大切にしようと思います。
サリーさんは彼方から「こころはpapaさんと共にそばにいるね」ですとも。
obanyanさん、こんばんわ。
そして、お話しを聞かせてくださってありがとうございます
「身体中の神経が冷えて脂汗が滲み出る」なんて・・・
相当、怖かったですよね
そのような状態で、大きな怪我もなく、明るい広い尾根に、無事に出れて本当に良かったです。
きっと、Landsberg さんのおっしゃる「安全山行の妖怪さん」ですね
私も、「自宅であった蛇の呪い」を楽しみにしています♪
piro-tomo さんの動画に触発されちゃった。
妖怪obanyan 実は霊的アンテナは最弱でして、((^┰^))ゞ テヘヘ
後にも先にも「見えない何か」を感じたのはこの体験だけです。怖いとかゾッとする事はありますけどね。幼少期より異世界に通じる秘密の細道や空を飛ぶ練習をしていたobanyan 。さすがに箒に乗りはしませんでしたが崖からジャンプしてみたりΨ( `▽´ )Ψやってたのよ。
だから、幻覚と言われればそうかもとしか。(`_´)ゞ
最近、義母の介護の影響かオラの感覚も妖精化している様な気もしてるし。
「蛇の呪い」もホント不思議な出来事でしたが、冬眠の寝物語でそのうちに。
私はこういうダイレクトな体験はないのですが、低山歩きの身上のうえ。。様々な経緯を類思してしまいます。
貴重な体験でしたね。。
結界は越えないことが一番ですよ
でもばあさまは、守護霊というか、危機管理能力が強いんでしょうね
立禁の場所では、一応お祈りしてから入るクチです
人間が一番怖いは同感です。
また人の念とか。ガクガク
Honocaさん こんばんは
忘れられない体験でした。元来想像力旺盛な性分なので幻覚なのかも知れません。だとすると人の感覚というのは時に物凄くリアルになるものなのだと実感。気になってサス沢山遭難で検索かけたら過去にあの分岐で道迷い遭難多数ありましたので、あのまま進んだら私もどうなっていた事やら。トホ。
春になったら、気になっているお犬さま伝承と合わせて再確認に行ってみたいのですが義母との日々も大切にしなければならないですし、思う様にはなかなか。皆さまのレコを浮遊して遊ばせてもらいましょう。
それにしても、Honoca姐さん 日々難しくなってきますね。後から[あーそう言う事かしらん?」と思える迄まってくださいね。
うざいかもですが再コメ(^^;
お犬様の伝承とは南里美八犬伝ですよね(爆)
私もそれ系は気になるので1月は南房総主体に活動しお犬様を追ってみようかと
雪山ではなく・・
※除雪された生活道、雪が降らない生活道が好き
関東の冬は日差しがあり
明日は晴れ。
明日は澄んだ満月。お母様に宜しくお伝えください
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