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アルパインや沢登では、登山道以外の道を進む、ルートファインディング能力が問われることが多々ある。
そこで、仲間と、敢えて道なき道を進む、ルートファインディング練習を実施した。
場所は新潟県の五頭山だ。
まず七号目まで登山道を登る。
七号目から南西側に、道のない尾根が沢まで落ち込んでいる。
地図上の尾根の下端、コンパスを合わせる。
あとは、コンパスどおりに、濃い藪に覆われた、道なき尾根を突き進んだ。
密林で、前は何も見えないが、コンパスどおりにひたすら下ると、1時間40分後、沢が見えた。予定した霧滝付近に寸分違わず、ピタリと着いた。
ただし、沢の縁は崖なので降り口を捜すのに、若干苦労はしたが。
しばらく沢を散策。
遡上経験のある沢(筆者の同月の山行記録参照)なので、沢を下るパターンも考えたが、沢シューズではないし、懸垂降下する滝に、良い支点がなかったので取り止めに。
帰りは、今度は最短ルートで、四号目にコンパスを合わせて斜め上に登り返した。
最短ルートのため登りは1時間弱で登山道に戻れた。
今回、GPSは非常用に持参したが、一度も使わなかった。
コンパスと地図をしっかり使えば、道がない場所でも、目的地に着ける確証を改めて得た。
帰りは、次回の練習ポイントを下見した。
いつかは、ホワイトアウトの中を確実に進むための、ホワイトアウトナビゲーションを身に着けたいものだ。
(筆者の山行記録にも掲載)
天気が悪かったので遊窟へは行かなかったみたいですね。
しかし、果敢に攻めてますね〜
自ら進んで藪に突入!!私にはマネができません
ホワイトアウトナビゲーション、S師匠から5年くらい前に習いました!私、苦手です。事前に自分の行くルートの詳細を地図上で下調べしなければならないので、準備に手間がかかって・・・・
二年ぶりの御前ヶ遊窟は、雨で取り止めました。
さて、私もその登攀ガイドさんから、ホワイトアウトナビゲーションの存在だけは聞いていたのですが、そのトレーニングを兼ねた冬山山行に参加できなかったのですよ。
今度、ぜひ、ホワイトアウトナビゲーションについて教えて下さい。
まあ、GPSやスマートフォンの地図アプリを使えば容易なのですが、電波状況が悪いとズレますし、電子機器は寒さに弱いですからね。
以前、真冬のブリザードの西穂高岳で、携帯電話を、懐に入れ暖めていたにも関わらず、寒さで電池がダウンしたことがありました。
機器に頼りすぎると、いざという時に進退窮まるので、そういった意味でも、ホワイトアウトの中で確実に進める能力を、自ら身に着けておきたいものですね。
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