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日付は遡るが、先日、新潟県の五頭山で、地元の新潟県警と消防の訓練が行われてた。
事前に看板があったので、それと分かるが、看板に気付かないと、「何事?」と、一瞬ドキッとするだろう。
ちょうど、その10日前に御嶽山の噴火が起きたばかりでもあった。
あの災害は、映像や写真を通じて、紛れもない「現実」であると、頭では理解しているつもりだが、「大好きな山であんなことが起きるとは。」と、しばらく、半ば信じられないような心持ちだった。
人の営みよりも遥かに長い、自然のサイクルからすれば、いつかは起きる噴火だったのかもしれないが、多くの人が想定外であっただろう。
私も、多分に漏れずその一人で、山に頻繁に登る者として、これまで安全には配意してきたつもりたが、「噴火」は全く頭になかった。
火山が密集する国内において、火山だけ避けて登るという訳にはいかない。
結局、どうするべきか考えたが、これまでどおり、事前の情報収集と準備しかないと判断した。
それは、
1活火山に入山する際は、昨今の兆候等、事前の情報収集
2避難場所、避難ルートの事前の確認
3活火山へ入山する際は、ヘルメットの持参
4登山届けの確実な提出
と、月並みだが、我々登山者は、これまで入山の際に行ってきたことを確実に履修していくしかないだろう。
有事に備え、黙々と訓練に励む彼らを、遠慮がちに遠目に見ながら、登る側も、救助する側も、「事前の備えと心掛けに尽きるであろう。」と感じた。