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知り合いの紹介で、群馬で行われた地元のガイドの方主催の「熊鍋会」に参加した。
各方面から様々な“山屋”が参加し、総勢20〜30名の大所帯になった。
自己紹介はなしに、集まり次第参加だったので、お名前を伺いそびれた方も多くいたが、ヤマレコユーザーの方も多くいたのでは。
さて、「熊鍋会」と称するだけあって本物の熊肉入りの鍋が振る舞われた。以前にも熊肉は食べた経験はあったが、新鮮で調理法が素晴らしいこともあり獣臭は感じられなかった。固めの牛肉の食感だ。鍋には地元の下仁田こんにゃくが、ふんだんに使われ、鍋と相性が良い。寒空に体が温まった。
もう一つのメインは鹿肉の刺身だ。これは生姜醤油と、ごまダレを漬けて頂く。これも獣臭は感じられず、赤身で、馬刺によく似た味わいだ。
宴は日が沈んでも盛り上がり、私は調子に乗り、深夜まで飲んでしまった。
ふと気付くと、あれだけいた参加者は早々と床に着き、最後に残ったのは、私を含め三人だった。
千鳥足で、事前に設営しておいたテントに戻り、床に着いたが、寒くて何度も目が覚めた。
「我々、雪国新潟に比べれば」と高をくくっていたが、群馬の夜をなめていた。
厳冬期用のシュラフが必要だった。
翌朝は遅いお目覚めの上、案の定、二日酔いだが、鍋の残り出汁で作って頂いたうどんは体に染み渡った。
今回は、見聞と交流を広められ、有意義な機会であった。
おまけは、焚き火で髪から衣類、持ち物まで煤臭くなったことだろうか。
これは当分、落ちないかな。