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OFFシーズン中、寝かせていたアイゼンのメンテナンスの話。
※お断り
私のアイゼンの研ぎ方は、あくまで自分個人の経験と考え、フィールドに合わせたやり方です。
他のHP等には私とは全く異なる研ぎ方をされている方もいますが、それはその方の考え方であり、決して間違いではないと思います。
1つの見方だけでなく、こう言った考え方も出来ると言う視線で見ていただければと思います。
何れにせよ、研ぐのはご自身ですので納得した方法が1番良いと思います。
自分は趣味が講じて小さいながら自前のコンプレッサーを持っているのでヤスリではなく、ベルトサンダーでチュイ〜ンと研いでます。
熱 ?!
いやいや、そんな真っ赤っかになる程に熱が入る訳じゃないし、短時間で最低量を削れる利点を優先してます。
基本、刃は三角形ではなく五角形。
三角形の方が鋭利だとは思いますが刃の横を削る量が多く、細くなるので山行毎に研ぐ自分にはペケX。
でも、五角形だと鋭利さでは劣る。
って言っても出来るだけ鋭角にしますけど削る量が少ない分剛性は残せる。
特に固い蒼氷は、強く蹴り込んでも氷が砕けるだけで刺さりづらいので何度も蹴る衝撃で刃が歪んで折れるなんて事も考えられるので。
(今年の2月の山行時は蹴り過ぎて親指の爪が歪んじゃった(^^: )
富士山は8合目からの大弛沢が核心部。
蒼氷でなくても一歩づつ状況を確認するのにアイゼンを蹴り込みながら登るのを考えると、12本中1番大事な箇所の前から2番目の刃だけは蹴り込む角度と斜度を合わせる為に元の刃の角度よりも少し前寄りに研いでます。
ここの刃が刺さらなければ他の刃は刺さる状況ではないでしょう。
最後の確認。
ただ研ぐだけなら誰にもできますからね。
刃先を正面から見て研いだ面同士が端から端まで全て繋がっているか。
繋がっていれば刃を真っ直ぐに研げた証拠でバッチリ!
繋がってなければ刃が真っ直ぐに研げていないのでペケX。
意外にこの確認の仕方ではなく、刃の横から片側だけ見ているだけの方も居るのではないでしょうかね…
手で軽くバリがある位が丁度良いかな(^^)
あっ、でもバリは取っちゃダメですよっ!
あとはこのアイゼンの弱点である、長さ調整部品(単品購入可)の交換、割れたアンチスノー、くたびれたハーネスを交換したら、錆止めグリスを塗って完了!
そろそろ魔の時期も近いので、気を引き締めてシーズンに入ろうと思います。
http://www.yamareco.com/modules/diary/113198-detail-107469
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