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左上から
1)マッシュポテト、180g
写真はポテトフレークとなっていますが、メーカーによって名称が違うだけで、中身のマッシュポテトには変わりはありませんでした。
普通のポテトサラダ以外にもクリームシチューなど煮物に加えるととろみ付けになるし、小麦粉を混ぜて練り合わせて焼くとイモ饅頭、ひき肉を混ぜ込んで焼くと衣なしコロッケなどと活用次第で料理のバリエーションの幅が広がります。
また、体を温めるポタージュスープもスキムミルク、顆粒コンソメと合わせれば簡単に出来て、ポタージュスープの素などを別に持って行く必要もなくなります。それにクノールなど市販のポタージュスープの素は概して若干甘味がありますが、その辺の味付けも自分で調節できます。もちろん、次にアップする調味料編にも書きますが、塩、胡椒は基本調味料として持参していきます。
2)乾燥タマネギ、60g
これはカレーやクリームシチュー、肉丼などの煮物やスープ類、みそ汁など洋食、和食を問わず利用できます。また中華丼やチリ炒め、パスタ系ナポリタンやカルボナーラなどにも利用できるほとんど万能な食材です。食材としての利用以外にも甘味、コクだしなどの味付けとしても活用範囲は広いです。山やキャンプで料理をする時はぜひお勧めです。
残念ながら、普通のデパ地下やスーパーではほとんど売っていません。東京では唯一、有楽町にある熊本物産店の「銀座熊本館」で売っているのを発見したぐらいです。が、ネット通販では数店見つかります。ただ売値が一袋300〜400円の品物なので、送料が以外と馬鹿になりません。以前、送料をセーブしようと他の食材と一緒に大量買いしてみましたが、いくら日持ちするとは言え、消費するのにやはり苦労しました。(笑)
3)乾燥キャベツ、70g
これも具材として相当活躍します。特に煮物や汁もの、ミネストローネ、クリームシチュー、ラーメン、味噌汁など利用範囲は広いです。知合いのキャンパーは山で作るお好み焼きに最高!と言っていっていました。まねて、お好み焼きを何回かトライしましたが、チタン食器の蓋をフライパン代わりにして焼くためか、今一つ上手く焼けませんでした。多分、穂高岳山荘の食堂にあるような大きなやかんを乗せてあるようなストーブなら、強火の遠火でじっくりとうまく焼けると思います。が、テン泊者にそこまで開放してくれる山小屋はほとんどありません。っちゅ〜か、テン泊者に小屋内での自炊を認めてくれる小屋はないのが当たり前ですよね。逆に白馬鑓の天狗山荘のようにテン泊者にも「食堂をご自由にお使いください」という小屋に遭遇すると超感激してしまいます。同じ白馬村営でも頂上宿舎は受付から一歩も上がらないでください、なのでなんでこんなに違うんだろう?と不思議に思いました。
キャベツに話戻しますが、これもスーパーなどではほとんど売ってるところを見たことがありません。都内で唯一、池袋西武の自然食品売り場で見かけたくらいです。やはりネットでの入手が一般的かもしれません。乾燥キャベツで検索すればズラズラっと出てきます。
4)大豆たんぱく細切り、80g
動物性たんぱく質の補完として植物性たんぱく質も長期となるとある程度考慮した方がいいか?と思い持参しています。
この「大豆たんぱく細切り」という商品は一般のスーパー、コンビニ、デパートではあまり見かけないと思います。まれに自然食品コーナーなどで見かけるぐらいです。
メーカーの説明によると「大豆たん白と小麦たん白(グルテン)をあわせたスティック型の細切りタイプです」とのこと、要は豆腐を少しアレンジした商品のようです。
以前は高野豆腐を持っていってたのですが、これを発見してからはこちらに切り替えました。高野豆腐ほどクセがないので、けっこう色々な料理に利用できます。パッケージの裏には「チンジャオロースの肉代わりに・・・」などのメニュー例も書かれています。煮物の具材として応用範囲は広いです。水で戻すと容量も2倍近くに膨れるので、携行にも重宝です。
スーパーではほとんど売っていないので、ネットで買うのが一般的かもしれませんが、これも池袋西武の地下のGARDENに見つけました。
池袋には、登山用品の好日山荘、エルブレイス、秀山荘などがありますが、東武、西武の其々の地下の食品売り場やISCの健康食品売り場などにちょっと珍しい食材や調味料があるのでたまに探検に行きます。東急ハンズがもっと近ければいいのに・・・といつも思います。
他に植物性たんぱく質の多い食材としては大豆などの豆類や焼き麩などがあります。
大豆は一晩水に浸けて・・・など出来ませんが、節分に撒く炒り大豆は間食、行動食によく持って行きます。ちょくちょくポリポリ食べるとけっこう腹持ちがいいです。大豆から作られる、きな粉は、朝食のシリアルに粉末ピーナッツなど一緒に混ぜています。少しでも高タンパク、高カロリーの朝食にするためです。
焼き麩は好きだし美味しいのですがカサがかさばるのが難点です。それに直ぐぽろぽろの粉々になってしまうので、ザックに入れての持ち運びにはあまり向いていませんでした。
他にもネット通販で見つけたフリーズドライ油揚げなどはお勧めと思います。今回は持って行きませんでしたが、和食系のみそ汁、煮物には相性抜群です。フリーズドライのため重量もまったく軽いです。
乾燥野菜は他にも普通に椎茸、キクラゲや切干大根、ワケギなどもあります。またネットで検索すると人参、ゴボウ、レンコン、のような根菜からネギ、青菜、ほうれん草などの青物、スイートコーンまで色々探すことができます。以前は人参、ゴボウ、ネギ、大根など色々取り揃えて持って行って料理したのですが、増やしていくとキリがありませんでした。そして、一通り試したところで、実際なくてもそんなに困らないことに気が付きました。
一週間程度なら、そこそこ揃えますが、長期と言うことで厳選して絞ると、やはり玉ねぎ、キャベツが王道2トップになると思います。
もし、もう少し持って行く余裕があるなら、2トップの次の両サイド的なポジションでのお勧めはゴボウ、コーンあたりでしょうか、味な働きをします。ゴボウは戻した時の香りがすばらしく、具材としての調理以外にもフリーズドライの牛丼などに風味としてちょっと加えるだけで格段に雰囲気がよくなります。一度山で試してみることお勧めします。
スイートコーンもラーメンの具、コーンポタージュ、お好み焼きなどに加えると見た目も華やかで山の上で贅沢な気分になれます。(笑)
山クラゲなども戻してごま油で炒め、砂糖、醤油、唐辛子で味付けするとこりこりした食感が止められないですね。ただ、この辺まで来ると家でやれ!って感じですかね。(笑)
野菜以外の乾燥食品としては海藻類があります。ワカメ、昆布、ヒジキなど。海苔はそのまま食べても美味しい韓国海苔などもお勧めです。
これらの乾燥食材を使ったメニューの一例としては、乾燥ヒジキ+乾燥にんじん+乾燥ゴボウ+フリーズドライ油揚げ+炒りゴマに粉末のめんつゆを加え、白飯と混ぜて、少し煮て蒸らすとおいしい五目ひじき御飯が簡単に出来ます。
前回の主菜とこれらの乾燥野菜、そして次回アップする調味料を組み合わせれば、そこそこの種類の料理ができます。
下界の本物とは少し違った、「・・・もどき料理」や「・・・らしき料理」もありますが、山の上ではご愛嬌です。
今回、乾燥野菜類は合計約400gでしたが、タマネギ、キャベツはやはり不足でした。次回はもう少し増やすつもりです。
食材としては、一回目の主食、二回目の主菜、そしてこの三回目の乾燥野菜類でおおよそ賄っています。
次回は調味料編です。
ご愛読ありがとうございました。
本っ当に日記をお気に入り登録できないものかと
こういうログを見るたびに思います
情報ありがとうございます
こんな日記を読んでしまうと、どんなおいしい料理でも簡単にできそうな気になります。
この日記シリーズ、永久保存版で
tabioさん、こんばんは。
またまた、詳細な解説をありがとうございます。
数日程度であれば、野菜をとらなくても良いかもしれませんが、20日間ともなれば、ビタミンの補充も重要なのでしょうね。
乾燥野菜の存在を初めて知りましたので、今度取り入れてみたいと思いました
それにしても、日記で埋もれていくのがもったいない、すばらしい記録です
q0u0pさん、westupさん、nagagutuさん、コメントありがとうございました。
日記のままだと過去に流れてしまうようなので、いつでも参照できるように、プロフィールの自己紹介からリンクを張っておきました。
利用できる食材や調理法あればいくらでも活用してください。
著作権も特許もなにもありませんので
そして、新しい発見や発案ありましたら、こちらにもよろしく教えてください。
自分も色々試してみます。
tabioさん、こんばんわ。
初めましてです。
このシリーズ多分絶対しないだろうの山行ですけど、とても参考になりました。
皆さんと同じで記録にしておきたいです。
ありがとうございます、とても役にたちました。
初めまして。
山行の参考にして頂けるなら本望です。
もう少し、続きがありますので、また来訪してください。
コメントありがとうございました。
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