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昨日の朝8時過ぎ、駅に向かってヨタヨタ歩いていると、後ろからバッチリ決めた山ガールが颯爽と歩いて来てあっさり追い越されてしまった。今からだと高尾、陣馬辺りかな・・・? 天気はいいし、最高だったろうな、と思った。
自分も山へ行きたい気持ちはあるのだが、気持ちだけでなんか足が向かない。
ま、そんな気分の時もあるだろう、山は逃げないし無くならない、焦ることもないし・・・。
と自分を納得させている、
と言うより怠け癖を正当化しているだけかも・・・。

そのサボりの罪滅ぼしに久々野宿をしてみることにした。
夜8時過ぎウチを出て、多摩川の河川敷で野宿できそうな適当な場所を探す。
道路の架橋の下は雨風を避けるには好都合な場所なのだが、既に段ボールやブルーシートで生活されている方が占有していて入り込む余地はほとんどない。
それに彼らの側からしても、趣味で野宿をしに来たような贅沢な奴にテレトリーを荒らされたり侵略されたりしたくないだろうし・・・
河川敷を20〜30分探してようやくシート広げて寝袋広げ潜り込む。(画像:左)
本当はテントかツエルトを張りたいのだが、チャリやジョギングや犬の散歩コースになっている遊歩道の脇でそりゃ無粋だろう、とオープンエアの野宿にした。
このオープンエア、ってのはなんか落ち着かない。星空が見えるのはいいが、特に都会では道路やマンションの明かり、車の騒音、緊急車両のサイレンなどがモロでなかなか寝付かれない。
また都会の野宿は山の中と違って、雨風、寒さや虫の他にもっと大事な注意が必要。
その一つが、コンビニの前でウンコ座りして暇つぶしのネタを探しているあんちゃん達。
彼らに見つかるとあっという間に仲間がうようよ増えてどうにもヤバくなる。それこそ寝袋で寝ていた日にゃ、そのまま素巻状態にされて危険極まりない。
幸い、季節的にだいぶ冷え込みがきつくなってもうその心配はなさそうだった。
もう一つは、事なかれ主義のパトロールの警官。
彼らはなんでも悪い方に考え、それこそ街中で野宿などしていたら、しつこい職質をくらう。最悪「ちょっと、署まで・・」と連行されてしまう。
日本の法律では基本的に街中の野宿は許可されてないようなのでそれも致し方ないのかも。
と言うことでなるべく警官がパトロールに来なさそうな場所を選んだ。
寝付かれないとは言いつつもいつの間にか寝ていた。
夜中の3時半過ぎちと寒さで目が覚めた。気温は4℃。天気予報通り。
グランドシートに銀マット、そして山と道のマットを敷いているので地面からの冷気はほとんど感じなかった、が、タイベックのシュラフカバーがやはりちと薄いのか、それとももう5年以上も使っているカモシカオリジナルのシュラフ「ヨセミテ」の中綿が既にヘタっているのか・・・
風はほとんど無いが、オープンエアの気分的問題も大きいかも
厚手のフリースを一枚着こんで再び寝る。
が、もう、眠れない。
仕方ない、起きて、湯を沸かして、コーヒーや即席スープなどでバケットをかじり早めの朝食。
今回の火器は一番手軽な缶入り固形燃料のDUALHEATにした。これマッチ一本で簡単に着火出来て消火もフタするだけで簡単に消え、何度でも使いまわしが出来てとても便利。(画像:中)
4時半過ぎ、まだ真っ暗なのにもう遊歩道には散歩やチャリの人が行き来している。
あまり明るくなってジロジロ見られるのもコソバイので、5時前、寝袋畳んで、シートも畳んで帰りの準備。気温は相変わらず4℃ぐらいだがこのくらいならまだ手袋なしでもなんとか作業できる。でもやっぱ寒いのは苦手かも・・・
東の空が明るくなってきた頃にボチボチ帰宅の途に。今日も天気は良さそう(画像:右)
6時前に横断した駅は既にネクタイをしめたサラリーマンやOLさん達が足早に構内を歩いていた。日本人の勤勉さを再確認してしまった。
今回久々に野宿したが、やっぱテントの中で寝る方が落ち付けて全然良い、と思った。
もし、将来的にお遍路さんでもやるなら、もう少し、快適な野宿の方法を模索する必要があるかも・・・
やっぱ、この歌が自分の旅の原点の一つだよなぁ・・・
こんばんは
尊敬します
何十年か前は私も!
相模川だったら「今度はシュラフにくるまれた・・・か」
何もなくて良かったですね
こんにちわ、divyasu21さん
その危険度を理解頂いてありがとうございました。
但し、”尊敬”はご勘弁下さい(笑)
そんな法律があるですか!
知らない法律で罪を問われるって、嫌なことですね。弾力的運用を望みたいですね。
野宿旅行は楽しいものなんですけどね。
こんにちわ、yoneyamaさん
>そんな法律があるですか!
自分もよく知りませんが、例えば東京都はホームレスや野宿生活者を公園から締め出すためにそういった類の条例を制定しているようです。
自分も青春時代、駅の待合室のベンチや神社仏閣の軒下などで野宿をしながらヒッチハイクや国鉄周遊券で北海道や東北、関西、九州など旅してましたが、今はもう、そう言う時代ではないみたいですね。
でも、そのうちやってみたいですね、芭蕉の「奥の細道」や「山頭火」の歩いた道を野宿で旅することを・・・
iいやぁ
tabioさんほど野宿が似合う人を知らないです。
今度は、ダンボールでお願いします。
なはぁ〜
京都行った時は野宿で泊まりますんで、出来そうな場所、ピックアップして置いてください
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