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今年、5月4日正午過ぎに富士山頂上でスノーボード滑走中、火口に転落して死亡した自衛隊員の事故はまだ記憶に新しい。まさにその事故の同時刻に富士山頂の写真を箱根から撮影していた。(左の写真。中央、右は数時間後の新五合目付近より)
この時期の富士山頂の雪面状態は知る由もないがスノーボードを愛好しボード滑走の弱点を知る中高年ボーダーとして後でこの事故を知って慄然とした。エッジが抜けた選手がハーフパイプのボトムでリカバリできずズルズルとフォールラインに落ちていく映像をいやと言うほど見るではないか。深雪には強いがクラストした雪氷面にはボードは本当に弱い。
事故時、山頂には登山者もおり神戸の登山者が事故を起こした自衛隊員の救援に向かっていた。その方は救援中に誤って8合5勺(約3300メートル)付近まで滑落し、5月28日に遺体で発見された。あまりにも無謀なボーダーの事故が発端となった不幸な二次遭難だが神戸の登山者の方は山を愛する者として自衛隊員を放っておくことが出来なかったに違いない。私も神戸に住み山を愛する者としてこの事故の記憶は写真と共に脳裏に刻みたい。
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