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約１ヶ月後に３年目となる忘れられないあの日がやってくる。
そんな日にやっと噴火警戒レベルが１に引き下げられ、
噴火警報が解除？された。
直後から続けられた自治体の方々の賢明な活動もあり、
登山道、山小屋の復興も進み、より安全な山を取り戻しつつある。
山から戻る事を許されたあの日を忘れないために
経過を綴ってみた。
【2014-10/4・噴火から一週間】
今日も引き続き懸命な救助活動が行われているが、51人の方が死亡、
今なお12名の安否不明者が山中に残り、山麓の農産物にも被害が
出ると言う戦後最大の火山災害になってしまった。
更に台風18号の影響で捜索活動の長期化が心配だ。
【10/17・噴火から三週間】
10/13-14は台風19号のため捜索は中止、さらに10/15は
総員1000名を超える態勢で臨むも、雨から雪に変わるなど
冬が近づく3000mの高山で困難を極める状況に。
死亡者57名を数え、今なお不明者6名を残したままついに今年の
捜索中止が決定。来年の雪解けを待って再開したいと苦渋の選択が。
帰りを待つ家族、必死の捜索を続けた自衛隊・警察署・消防署員・
山岳警備隊員の方々、そして噴火に遭遇した登山者。
誰もが無念な、つらい思いで年を越す事になってしまった。
【 2015-3/14 】
現在も火山活動が続き、入山規制（噴火警戒レベル3）の状態。
但し、警戒範囲は火口から半径3km圏内に縮小され、麓のスキー場が
営業可能に。頑張れ木曽！頑張れ王滝村！
【 6/10 】
警戒レベルも、警戒範囲も以前のままだが、急速に進んだ雪解けも
手伝って、梅雨入り前に長野、岐阜両県の合同調査団が10ヶ月ぶりに
田の原から入山。残雪や火山灰の堆積状況を確認の結果、
7月中の捜索再開を目指す。
【 2015-7/01 】
6月26日に噴火警戒レベル2に引き下げ、警戒範囲を火口から半径1km
圏内に縮小された。
長野県警、山小屋関係者で編成の調査団が6/30に2度目の入山。
八丁たるみに3m程度の残雪、難航が予想されるも7月下旬には
本格的に捜索を始める見通し。
岐阜県側は警戒レベル2に引き下げもあって規制を緩和し、
7/1から五の池小屋が営業再開、九合目（飛騨頂上）までの
登山が可能に。
【 7/29 】
噴火警戒レベル2のままで、未だ再噴火の可能性もある中、
仮設シェルターを設置し、長野・岐阜両県合わせて
120名体制で捜索が再開される。
【 8/6 】
捜索再開後、行方不明者一名を発見するも、死者58名・行方不明者5名
という事実を残したまま重点エリアのすべてを捜索終了。
再噴火の危険と捜索状況を協議の結果、長野県知事は打ち切りを決断。
【2015-9/20・噴火から約1年】
9/19の発表によると、女人堂（八合目）から石室山荘（九合目）まで、
また三ノ池辺りまでの登山道は整備が終了し、規制が解除された。
現在は規制範囲・火口から半径1km圏内という噴火レベル「2」の
ままだが、これで紅葉が素晴らしい木曽側・中の湯（黒沢口）からの
コースも歩行可能になった。
【10/8】
噴火警戒レベルは2、警戒範囲は火口から半径1kmのままだが、
下呂市では平成27年10月8日（木曜日）に、災害対策基本法第63条
第1項に基づく立入規制範囲の一部を解除し、五の池小屋から摩利支天
（火口から概ね1.6km）までが新たに立入可能となる。
但し、摩利支天乗越からサイノ河原、二ノ池、剣ヶ峰方面に向かう
ルートは立入禁止で、火口から半径1kmまでの規制位置の変更に
ついては、現在のところ未定。
規制区域内に無断で立ち入った場合は法律により罰せられますので、
絶対に立ち入らないでください。
【2016-3/4】
二ノ池本館を木曽町の町有化とし、3年かけ建て替える方針を発表。
2017年度、基礎工事 2018年度、山小屋完成 2019年度、利用開始
の予定。
【2016-9/24・噴火から約2年】
長野県王滝村は王滝口登山道の規制を、遅れていた避難小屋の
安全対策が進んだと9/17に八合目までの解除に続き、
九合目までを解除した。
これで、木曽町の黒沢口登山道より一年遅れで、共に九合目までが
登山可能になった。
【2017-8/21・噴火から約2年11ヶ月】
気象庁は、火山活動が沈静化したと判断し、噴火警戒レベルを1に
引き下げる。但し、地元自治体は、登山道や山頂の安全が
確保できていないとして警戒範囲は火口から半径1kmのままとし、
立ち入り規制の継続を決定。
更に朗報として、昨年10月解体終了した二の池本館の再建工事も
進行中。
【2018-9/26期間限定で規制解除】
噴火から4年が経過した2018年9月26日に、黒沢口ルートから御嶽山頂上部・
『剣ヶ峰』への登山規制が同年10月8日までの期間限定で一時的に解除。
待ちかねた遺族の方、マスコミ関係者などが登山道に溢れたようだが、
山頂直下を占領したマスコミ関係者のマナーが問題視された。
【2019-7/1】５年ぶりに平穏に戻った？
2016年当初の計画通り、二の池本館が木曽町営の「二の池山荘」として
５年ぶりに営業を再開。
同時に7/1〜10/16まで、黒沢口ルート、覚明堂上部から山頂への
立ち入り禁止が解除され、期間限定ながら山頂まで登山が可能に。
onetotaniさん
こんばんは
もうあれから三年たつのですね。
あのときのことは今でも鮮明に覚えています。地球の歴史からすれば３年などちっぽけな時間ではあってもいまだに行方不明になっている方の御家族は長い日々であったと思います。新聞記事では許可制で1KM以内の立ち入りも可能になるとのこと。見つからないまでも一歩でも1Mでも近寄りたい御家族の気持ち良くわかります。
そして１日でも早くみんなが笑顔で御嶽山を楽しめるようになることを祈るばかりです。
kazu97さん 今晩は。
やっと噴火警報が解除される処まで戻りましたね。
表面上は平穏が戻ったように感じますが、依然として山頂付近まで
登れないため、即再捜索に至らない事が御家族の方々は一層歯がゆい思いで
この報道を見られたと想像します。
こんにちはonetotaniさん
あの忌まわしい出来事からもう３年になろうとしているのですね。その場に居合わせなかった私には想像もできない、恐ろしい体験をされたonetotaniさんにとって、絶対に忘れることはできない日ですよね。
そして仲間や親族を失った方々のお気持ちはいかばかりかと･･･
今回警戒レベルが引き下げられ、剣ヶ峰まで入れる日がいづれやってくる事でしょう。災害を知る人も知らない人も、多くの人が集う事になるであろうあの場所に、もし自分が立った時どんな態度を取ったら良いものか、あの日以降御嶽へは出かけていない私は複雑な気持ちです。
teppan2013さん 今晩は。
警戒レベルが１になり、黒沢道のトラバース道も復旧、二の池本館の基礎工事が
始まりと、本来の御嶽の姿に戻りつつありますが、依然として山頂に立てない
悲しい現実。
今年はまだ訪ねる事が出来ていませんが、昨年訪れた時に、
美しいとか楽しいとかという感情とは違う、こうして山頂を眺められる事に
感謝の念が湧きました。
しばらくすれば素晴らしい紅葉で登山客を迎えてくれると思います。
楽しみ方も十人十色で、その時を素直に感動できればいいのかなと・・・。
新聞で知りました。
あれから３年。
早いものですね。
警戒レベルが下がったことによって、捜索活動の範囲が広がることは喜ばしいことと思います。
と同時に、いつかあの場所に戻ったとき、どんな感慨を受けるのか、自分でも良く分かりません。
onetotaniさんにとっては、一生忘れることのないだろう体験をされた場所ですから、なおさらですよね。
自然の強大さを教えてくれた山ですが、とても素敵な山だと思います。
行けるのなら、いつの日か、また行ってみたいと強く感じました。
totokさん 今晩は。
戦慄を味わったあの時から、やっと御嶽も平穏を取り戻そうとしています。
先日歩かれたエリアも、中の湯からのルートもやがて迎える紅葉シーズンは
きっと素晴らしい景色が広がるでしょうね。
未だに山頂を踏む事は叶いませんが、より多くの方が何事も無かったかのように
御嶽の紅葉を楽しみに登られる事を願っています。
我々が出来る復興のお手伝いは、より多くに方が訪れる事ではないかと
思っています。
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