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以前から藤原岳の掘削に関する気になる記事や、話しを聞いていました。
総括すると藤原岳全体が鉱山として掘削され、やがて山自体が無くなる危険にさらされています。
こんな事も有って、孫太尾根を歩きたいと強く思っていました。
そしてこの快適な尾根が、素敵な山が無くなる危険にさらされている事を
より広く知ってもらいたくて書き込みました。
自然と資源の共存問題が身近な所で起きています。
興味のある方は以下をご覧ください。
「藤原岳鉱山拡張問題」とは
これまで太平洋セメント株式会社は、藤原岳の東面と多志田谷の西面を石灰採取のために80年間掘ってきました。 今回の計画は、東面・北面の山頂部(三等三角点周辺)と多志田谷の孫太尾根中腹をさらに50年間掘削してゆこうというものです。・・・・
治田鉱区の場合、孫太尾根じたいが掘られるために登山道は迂回され、景観も当然ながら激変します。・・・以下略
http://mamorefmt.exblog.jp/
より《 藤原岳開発問題とは 》で入れます。
おはようございます。
藤原岳は私が本格的に登山を始めた40年ほど前にも削られていたと思いますが、鈴鹿に近づくたびに藤原の痛々しい山の姿を見て寂しさを感じています。
私の近所にも砕石用のために山が削られています。綺麗な山が先ずは樹木が伐採されて丸坊主にされて、そのあとは何かがかじったように段々と削られていきます。本当に痛々しくて「景観美」という権利主張はできないものかと思ったりします。
セメントや砕石は安価な建築材料として必要なもんでしょうから大それた反対は出来ないという気持ちもありますので微妙なところで心が揺れ動きます。
アメリカではシェールガスによる環境汚染がおそらく深刻化してくると思いますが、それに比べたら景観などはまだよい方かとも思ったりもします。
80年で藤原がこんなになってしまう訳ですから、次世代には山は無くなってしまって御池までも浸食されてしまうかも知れませんね。心が痛みます。
本当に「自然と資源の共存問題」はみんなで真剣に考えた方がいいですね。
onetotaniさん こんにちは
藤原岳は日本でも有数の植物の種類の多い山(約1,200種 by『自然を読み解く山歩き』JTBパブリッシング)で「花の百名山」、「新・花の百名山」、「日本300名山」など。
日本各地の石灰岩の鉱山がある山には同様な光景があるようです。
日本百名山の「伊吹山」や秩父の武甲山など。
昨年の12月に岐阜県大垣市のhttp://ja.wikipedia.org/wiki/金生山 の見学を行いましたが、既に本来の山体が消滅していました。
murrenさん、今晩は。
三重県知事は最終結論をどう出すか気になります。
鈴鹿のみならず、山を愛する者としていつまでもその山が存在し続けることを願っています。
alpsdakeさん、 今晩は。
藤原岳は鈴鹿山系で最もメジャーな山で、遠方からも春先には多くの人が訪れます。
石灰岩地質で見られる豊富な花に恵まれた山は、何十年か先には姿を変えてしまう運命なのでしょうか?
onetotaniさん、はじめまして。
日記の書き込みの様子を見ていましたが、どうやらヤマレコユーザーには関心のある人は少ないようなので、つい書き込んでしまいました。
長文になること、個人的な偏見もたぶんに含んだ書き込みになることを予め申しておきます。
結論からすれば・・・
掘削を止めることはできないのでは。
仮にこの山の掘削が止まったとしても、他の山が掘削されるだけです。
三岐鉄道に乗ると要塞のような工場を見ることが出来ます。
三岐鉄道そのものがこの山の掘削の歴史に関連したものと言えるようですので、仮に掘削の歴史が終わったとすれば、廃線になってしまわないでしょうか。
自然保護より経済が優先されがちな過去の事例を取ってみても、残念ながら何十年か先には姿を変える運命は、避けられないでしょう。
頑張って、工区の縮小って言うところでしょうか。
また、仮に孫太尾根の掘削がされなかったとしても、貴重な花の減少は避けられないのでは。
同じような性格と問題を抱えた山が、もう少し北にありますね。
もしかしたらもうご存知かもしれませんが、協議会と称して今後のことも含めた議論が行われているようです。
あえてリンクは張りません。
少し検索すればすぐ出てくるからです。
ただ、今まで多くの人が何十年も保護活動に関わってきたにも関わらず、観光・開発がこれだけ進んでしまって、やっとこの段階か・・・と言った気もしますが。
この山を幾度か歩いて思ったことは、保護区に指定されて多くの人が活動されてきたにも関わらず、貴重な花が減っていくばかりでなんでなんだろうという疑問ばかりでした。
それから、山の上で聞いた話と山の下で聞いた話が全然違うのもなんでなんだろうと。
なんだかいくつも団体があるし、同じようなパンフレットばかりだし。
保護団体のサイトを見て想った印象や聞いた話では、考え方の違いからなのか、それとも利権がらみなのかは知らないけど、お互いが微妙な足の引っ張り合いをしているような感じすらうけたりもします。
正直なところ、協議会でこういったことが話されて、こういう方向に持って行きたいというのは、私たち一般人には見えずらく、そんなことが話されていたのかと言うのは最近になって知ったばかりです。
それから、協議会に関わっていないけど、この山に関わっている人、たとえば山小屋や麓の関連施設、周辺の地元の人たちと話して受けた印象としては、この山のことやどういった状況なのかあまり良く知らない人が多いと言うことです。
要するに、関心が薄い、もしくは無い。
若い人ほど関心が薄いようです。
もちろん、自分の居る山を歩いたことも無ければ、他の山なんか知るはずもなく、歩いたことないので興味も関心も持つはずもないという悪循環だったりしますが・・・
関心を寄せるにしても、こうもバラバラな印象ではどこに寄っていけば良いのやらさっぱり分からない。
大元の団体が有って、その下の団体がいくつか??
花に関心がある人だと、もともと自分で調べて見て周るから、簡易パンフなんか欲しいとは思わないし、自分のペースで見たいって言う人も結構居ることでしょう。
関心を持った時に身を寄せる窓口がハッキリしないと言う点があったりします。
その山の掘削が今後も続けられること、山の形が変わり続けることを知らない人も多いようですし、花には興味が無いなんて言ってしまう人も居ましたし。
花に関する興味ある無しについては、自然に触れに来ているはずの登山者ですら興味が無いって言いきってしまう人も多いですけどね。
こんな話を別の施設で聞くことが出来ました。
保護しなければならないような種は、もともと数が少ない。
どんなに子供に注意したって子供はそのことが分からない。
子供が採って無くなってしまうようなものは、いずれ無くなる運命にあるということ。
そして、熱心に活動されている方がいるうちは良いが、その方が居なくなればそれで終わり。
放っておけば無くなってしまうということ。
それからこんなようなことも。
この山を見るたびに溜息が出る・・・
山関連で儲けている人、生活している人が山や山の自然に関心が無い・・・
まさかこんなことを言われるとは思わなかったので、がっくり来ました。
もっと言ってやってください。
なんて言われたものの、知れば知るほど、言えば言うほどうんざりするので・・・
だって、もともと趣味で山歩いて山の風景として花を見て来ただけの話ですから。
趣味ですからね。嫌になれば辞めます。
貴重な草花に関わってきたであろう、高名な学者先生がそれこそ山ほどいるはずなので、花の生態とか、山の行く末、方針なんかの指導はこういった方に任せるとしても、余所から来た人がいくら言ったところで、最後は地元の人たちが関心を持って活動しなければ継続的な保護にはならないようです。
地元の熱意次第と言ったところでしょうか。
しかし、現状の山ブームを見ても・・・うんざりしますね。
こんな山ブームでは理解してくださいと協力してくださいと訴えても、山歩きしない人たちに理解されないような気がします。
こんなこと言ってる私もうんざりされる側かもしれませんが。
藤原・孫太尾根については、現状を知ってほしい反面、注目されても花が減るのはいっしょとなると、どうなんだろうと。
いっそのこと、現在の山ブーム、終わってくれないかな・・・って思ってたりもします。
あんまり言いたくはありませんが、保護活動にはそれなりに費用が掛かります。
継続的な保護活動を行うには、どこからか資金を調達しなければいけなくなります。
行政ばかりが負担するのも昨今では問題になっているようですし・・・
募金と言うのは善意に頼ったものなので、「登るけど花には興味が無いから」って言う人は、協力してくれないでしょうね。
「受益者負担の原則」なんていうのもあるようですが、興味ある無いは関係なく、この場合、山に入る人すべてが対象なんですけどね。
トイレ使うでしょ?登山道歩くでしょ?維持管理とはそういう事でしょって。
ゆくゆくは入山料の検討がされても良いと思いますが、どう見たって現状の登山者では反発や理解されない方が多そうですが・・・
そうこうしているうちに対策は遅れるばかりですけどね・・・
取りとめのない文章になってしまい、大変失礼いたしました。
ykksibaさん、今晩は。
現実に袴腰には太平洋セメントの所有地表示があり、更に三岐鉄道の経営、周辺工場施設など地元との関わりは深く、生活・自然・資源の間で問題は深そうですね。
結局、他の鉱山と同じ運命を辿るのでしょうか。
姿を変える運命にある痛々しい山が有ることを、改めて認識させられる話題です。
藤原のような石灰岩の山の場合は大規模掘削による景観と貴重な種を失うことが問題になりますが、道路や鉄道、鉄塔等の建設、大規模な植林と林道建設による従来の植生・景観の破壊も結構見られます。
それらを見ても同様に痛々しいと感じる反面、そこにあった動植物を押しのけていたとしても、交通の便が良くなったなどの恩恵を喜んでしまうことも多くあります。
どこかの山に行くのに道が出来て便利になった・・・でも、そこにあったはずの地形や植物は削ってるはずですが、あまり大きな話題にはなりません。
大貝戸は人気の登山道ですが、春のハイシーズンともなると、登山口前の休憩所駐車場は陣取り合戦のような光景が見られることもあり、あまりマナーが良いとは言えません。
少し離れた観光駐車場は有料なのに、なぜ登山口前の条件の良い方が無料なのか理解に苦しみます。
大貝戸道の雨裂の拡大を防ぐには早急な対策が必要でしょうが、先のコメントで申し上げたように整備には費用が要るはずです。
整備は地元や保護団体に任せるにしても、費用に関して登山者が募金と言う形ででも支援しないといけないのではないでしょうか。
確か山頂のトイレも何かしら支援を訴える張り紙がされていた気がしますが、その後どうなったのでしょう。
あれだけ多くの人が訪れる山ですから、ちょっとやそっとの処理能力のトイレでは追いつくはずも無く、処理能力の大きなトイレの建設ともなると費用も相当なものになるはずです。
それとも、全ての人が携帯トイレを持参し、持って帰るぐらいの心構えで入山する気が有るのなら、別ですが。
少し道を外れると、未処理の埋めもせず紙も放置という不届き者が居ることを考えれば、大貝戸道に関してはやはりトイレは必要かと。
しかし、携帯トイレも持たない、処理もしない(知らない)、踏み荒らす・・・では、いくら行政に言ってもなかなか理解されないのでは。
大貝戸を歩くどれだけの人が声を上げて、どれだけの取り組みに理解を示すのか・・・
幸い、いなべ市は藤原岳を含む周辺の自然環境について高い関心を持たれている行政だと感じます。
藤原岳自然科学館をご存じでしょうか?
旧館が老朽化による移転する前に訪れたことが有りますが、移転後はまだ見たことが無いので、一度訪れてみたくなりました。
山の中を歩いて知ることととは別に、こういう資料館に訪れる価値はあると思います。
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