今週末予定していたバリエーションルート入門登山は中止。このガイドさんのコースは予約取りにくいので、それがとても悔しかったのですが、ご好意で別の日に変更してもらえました!
で、外出禁止の日々を過ごすには読書ですね。
ワンダーフォーゲルという雑誌で
「人生山道獣道」という愉快なよろず相談を連載している角幡唯介さんの本
『旅人の表現術』
大好きな作家沢木耕太郎さんとの対談が載っていたのでおもわず買ったもののそのままになっていました。
開高健ノンフィクション賞もとられているんですね〜。よろず相談とは全く違う硬派な文章です。
まだ読み始めたところですが、
「生活から死が排除された結果、現代では死を見つめて生を噛み締めるためには冒険にでも出るしかなくなった」
というくだり、なんかわかるような気がします。
死と隣り合った生活をせざるをえない人たちもいるとおもいます。でも今の日常は死は現実のものとは感じられないような奥に押し込められている。
例えばはやりの少年マンガのグロさは非現実的だったりします。
登山を始めるようになって、
「こうなったら死んでしまう」
という想定のもとに、「そうならないような計画を立てる」という繰り返しをしてきたせいか、死が現実的な事象として捉えられるようになってきたような気がします。
でもそれって少し前の世代の人達には当たり前のことだったのでしょうね。
さて
読書タイムスタート
角幡さんの本は以前に「空白の5マイル」は読みましたが、こちらも面白そうですね。死との向き合い方、確かに現代のこの日本ではなかなか非現実的で身近なものとして実感できる機会はなかなか無いように思えます。でも少しチャレンジングな登山などをすると本当にすぐ隣に死があるのだな…と思わざるを得ない場面に遭遇することもあり、それを自分の心に刻んで残してゆくだけでも登る意義があるのではないかと思っています。
角幡さんがいた早稲田大の探検部は同じ作家の高野秀行さんとかも在籍してたんですよね。高野さんの本もなかなかの面白さで、この界隈の方々の冒険心は凄いのだなぁと感心しながら読んでいました
角幡さんは「人生山道獣道」のイメージがあったので、この硬派な文章読んで、ええっ、という感じでした。
沢木さんと角幡さんは、ノンフィクションの書き方について、考え方が平行線になっておりました
高野秀行さんもおもしろそう!怪しいタイトルが多く、そそられます
角幡唯介、好きです。沢木耕太郎も影響受けて欧州バックパックしました。高野秀行は「ワセダ三畳青春記」が笑えます。ちなみに萬相談なら某誌のホーボージュンのが面白いです(笑)
今、高野さんにハマって3冊目読んでます
( ̄▽ ̄)
沢木さんの本を読むと旅に出たくなるんですが、最近は山旅ばかりで海外には行けてません。そのうち海外の山旅でも、と考えているのですが。。。うーん、いつになるやら
σ(^_^;)
僕は来月、香港出張なのでついでに香港トレイルを歩いてきますよ
実は香港って、知られざるロングトレイル天国なのらしいのです。
ちなみに、角幡×高野の対談本も面白いですよ。
https://www.yamareco.com/modules/diary/54291-detail-77477
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