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無事の生還を願わずにはいられません。
少し前には､奈良県の弥山で滑落遭難され､13日間を湧き水だけですごし無事下山されたニュースに触れ良かった､良かったと思うも束の間、23日仙台市の方が大雪山系の旭岳で日帰り登山の予定で登山､無事下山の連絡が無く捜索願が出されたとの事、翌日は山頂付近を捜索するも手掛かりナシとの事でした。東北では、まだ紅葉云々と言っていますが高い山では雪の便りも聞かれるようになって来ました。山は、もう冬ですね。
私は、旭岳は海の日(2009.7.19)頃に花を求めて行ってきました､そう旭岳裾野一面がチングルマとエゾノツガサクラで覆われた世界が強烈な印象として残っています､本州では見られない規模の花園でした。
とは言っても私共は初夏にロープウェイで姿見駅から旭岳を目指しましたが姿見ノ池から先は、急に雨とガスで視界がとても悪く強風(悪天候)で下山して来た方の話を聞き(強風でも身を隠すところが無くその方も途中で引っ返して来たとのこ事)､旭岳登頂を即断念しました。即断念と言うのも旭岳を目指した､３日程前に大雪山系トムラウシ山へのツアー登山で８名もの方が夏にも拘わらず悪天候で低体温症で無くなったことを知っていたからです。旭岳登頂は中止しましたが､旭岳麓で裾合平経由→中岳温泉途中までハイキングを楽しませて頂きました。どこを見ても花・花… 。
ハイキング後、姿見駅付近に戻って来たら旭岳の雄姿が青空にはっきり見え､旭岳をバックに､この世のものとは思えない花・花・花… 。
感激で言葉になりませんでした。朝と昼の天候の劇的変化に翻弄されましたが､でも危ないと思ったら､即撤退が絶対必要でしょうね。
時間があれば､旭岳に再挑戦したかったのですが夕方には千歳空港からの飛行機が待っているので後ろ髪を引かれる思いで退散｡
皆さんは、せっかく来たのだから､あと何時来れるか分からないからと言う気持ちは､誰しもが抱く素直な気持ちと思いますが､ここはずっとこらえて､ずっとこらえて。
元気(健康)であれば､又来れると確信し､撤退すべき時は撤退も必要でしょうね。
冬山をやらない人間が何を言うかと言われそうですが､無駄な遭難者が少しでも少なくなり､登山者が世間様より白い目で見られないようにして頂きたい思いから記しました。
仙台市のホームページに｢冬山に於ける遭難事故防止｣があります(要約)
冬山は､経験や技術､知識があっても急激な気象変化(大雪･､雪崩)等の厳しい自然条件で重大事故になる。登山前に山岳情報･天候変化収集､冬山経験豊かなリーダーのもとゆとりの登山計画､冬の装備万全での登山｡
冬山遭難事故防止の心得
�‥仍�(入山)届の提出…命のみちしるべ
(万一の場合素早い捜査救助の手掛かり)
��登山は､体力･装備･知識(人任せはいけません)の総合力
(冬山の遭難は､即命に拘わります)
�Ｇ�齢を考え､控えめ登山…40歳以上の事故が多発｡
過去の体力は､過去のもの！
�づ卦ね淑鵝通燭里�守り｡
冬山の天候変化は､急激、撤退判断遅れで
遭難の二字が雪と共に舞ます｡
�ヅ仍海魯好檗璽�､なめてかかると遭難の二字｡
遭難救助の要請で救助に向かう側は｢命がけ｣､
絶対忘れない！
私なりに
お おっかない(家族)の笑顔が待っている。
も もてようと､無謀な登山は行わない｡
て 手抜きをせず､必ず登山(入山)届けの提出を！
な 何が何でも安全登山(状況次第では､即撤退)
し 失敗は､許されない冬山登山(装備は完璧に)
改めて、10月23日(日)に仙台の方が旭岳に日帰り登山､無事下山の朗報を節に願います。
※2016.10.27追加
残念ですが、捜索打ち切りのニュースが入って来ました。
北海道新聞｢どうしん｣ｳｪﾌﾞ
2016.10.25(火) AM5:00 AM8:47更新
・道警山岳遭難救助隊が､24日に捜索したが見付からず､25日も朝から捜索再 開する。
2016.10.27(木) AM7:00
・旭川東署などは、26日も道警山岳遭難救助隊と陸上自衛隊がAM9:00ころ より約60人体制で仙台市職員(53)を捜索したが手掛かりなく､26日捜索を
打ち切った。
北海道の山は冬なんですね。二次遭難を考えると､やむを得ないのでしょう か。
画像１:2007.7.19 姿見駅付近からの悪天候の旭岳方面。
画像２:2007.7.19 夫婦池付近のエゾリス
画像３:2007.7.19 絶景の旭岳
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