今朝の新聞では、殆どの紙面で『東日本大震災の慰霊』の記事一杯でしたが新聞の片隅に、仙台の男性が岩手山に3日に入山、その後、職場に出勤せず同僚の方々が捜索願を出し11日の12時30過ぎに岩手県警のヘリコプターに岩手山の火口より少し離れた所で発見されたとの事でした。(出勤途中のラジオでも同様な事を言っていました)
亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げます。
今年は、特に寒い日が続いています。遭難の原因は、いずれの遭難事案でも詳しく報道されていません、悲しい遭難を繰り返さないためにも、遭難の検証報告も何らかの方法で山へ行かれる方々の頭に入らないものかと、いつも思ってしまいます。山岳遭難は、心掛け次第では防げるものではないでしょうか。
そうでないと、雪山は静かで雪や霧氷、白と黒の世界や山襞のグラデーション、幻想的、大大感激と言うような言葉ばかり飛び交い、素晴らしい事ばかり強調され、冬山の本当の怖さが掻き消されている感じで残念でなりません。登山道も無い積雪時のラッセイルでは想像以上の体力を消耗しますし、GPS等もありますが四六時中見ている訳にも行かず道迷いやホワイトアウトの恐ろしさ、寒さによる低体温症…。
これらを全て兼ね備えている雪山気象遭難は、想像を絶するものでは…。
残雪と高山植物咲き乱れるお花畑はもう少しですよ。
山は、身の丈を知って楽しみましょう。
※静岡県の男性も屋久島で1m以上もの積雪で遭難されたようですが、その後詳しい情報が分かりません。安全登山の参考にしたいのですが。
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