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【歴史】
大正時代にイギリスで販売されていたプラチナの触媒作用を利用したプラチナ触媒式ライターを参考にベンジンを酸化発熱させるカイロを考案し、大正12年より発売される。
日本陸軍において、冬季装備の必需品として価値を認められる。
第2次世界大戦後に一部の国で類似品が生産されていたようだが製品不良であまり流通しなかったようである。
【類似品】
オイルライターで有名なZippo社がアメリカ向けにジッポーハンディーウォーマーをOEM販売(国内ではマルカイが販売元)、消耗品で有る火口や中綿は3R型と互換性がある。*注 一部旧製品の火口のものが有る。
その他に中国などで類似品が製造されて国内でも入手可能で有る。
今回は原型の「ハクキンカイロ」が見つからなかったので「ジッポーハンディーウォーマー」と「i-HOT」の2種類を確認してみたっす。
今回比較したカイロ2種類は
「ジッポーハンディーウォーマー」(以降Zippo)
購入時期:10年ぐらい前、3年前に火口を交換(ハクキン3R型)その後10回ほどの使用
「i-HOT」
購入時期:3年前、使用は5〜6回ほど
大きさは若干「i-HOT」のほうが大きいっす。
重さは・・・・
スミマセン、オイル注入した後の重量ですけど
「i-HOT」オイル30cc注入、フリース袋込み 88g
「Zippo」オイル20cc注入、フリース袋込み 80g
オイル量が違うので単純比較できませんがそれ程重さは変わらないようです。
発熱時間は今回ちゃんと確認していませんが以前自宅で確認した時にオイル20ccで「i-HOT」は8時間ほど、「Zippo」は10時間ちょっとぐらいでした。
発熱温度は「i-HOT」の方が少し暖かく感じます。(その分オイル消費量が多いのか?)
今回、オイルには「NTベンジン」を使用してますが、Zippoオイルやホワイトガソリンでも使用できます。(コールマンのホワイトガソリンは青い着色剤で中綿が青くなります。^^;)
各製品の特徴は
「Zippo」
元の「ハクキンカイロ」の交換部品が利用できる。
着火がスムーズだが発熱中にはオイルの追加ができない。
再使用でオイルを入れる時には完全に冷めてから再度着火する必要がある。
「i-HOT」
着火がなかなか大変で、火口全体を炙るようにして何度か確かめないといけない。(初めての着火の時はオイル30cc位入れて本体は指で押すように潰してオイルを全体に回してやると良い)
しかし、専用のオイルカップを利用すれば発熱中でも途中でオイルの追加が出来るので長時間使用には向いている。*注意事項追記アリ
価格が安いが交換部品は手にはいらないようであるので火口が傷んできたら寿命・・・(「Zippo」の価格で2〜3個買えますけど(^^))
写真右から
「i-HOT」、「ジッポーハンディーウォーマー」、「Zippo アーマーモデル」
注意事項追記;
「i-HOT」の発熱中でのオイル追加は必ず専用オイルカップを使用し一回あたり10〜15cc程の少なめの量として発熱体にオイルが溢れたり周りにこぼさないように注意して行うこと。
発熱体にオイルが溢れた場合は発火します。
火口交換について 追記;
ハクキン、Zippoの火口は100回程度は使用可能かと思われる。
毎日使用で1〜2シーズンで交換
i-HOTは使用回数が少なすぎて判断できず。\(^o^)/
度々の追記&写真追加;
現在販売されてる「i-HOT」は以前の物と構造が違っているようです。
以前の製品は追加写真(右側)の様な火口と火口の横にオイル注入用の黒いゴム栓が有りましたが現在の物は火口の形状が変わってオイル注入口も無くなっているようです。(Amazon通販ページにて確認)
オイル注入方法も火口を外して入れる方法となっているために発熱中のオイル追加が出来なくなったようです。
オイル追加による発火を防ぐ安全対策と思います。
レビューによると以前の製品と違い火付きも良くなっているようです。
火口の交換部品も手に入るようです。
追記テスト(点火後約16時間経過中);
昨晩22時ごろに「Zippo」(オイル20cc)、「i-HOT」(オイル30cc)を各カイロに注入し点火しましたが現在でもまだ十分な暖かさを持続しています。(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
袋の中に入れたまま一晩机の上に置いておいたのですが。
酸化触媒の場合は燃えるのと違って酸素との酸化時間が変化するようで以前試した時よりも長い時間発熱しています。
現在の温度を確認してみました。(追加の左側写真)
室温20℃ 湿度40%
熱電対式温度計にて接触温度計測
「Zippo」
フリース袋の外側で約46℃、本体中央部分で約49℃
「i-HOT」
フリース袋の外側で約51℃、本体中央部分で約56℃
接触の状態が完全では無いかもしれませんので多少の誤差は有るでしょうがどちらもこのオイル量を入れておけば山での使用も10時間以上は使用可能だと思われます。
オイル充填式カイロのご購入を考えてる方への参考にどうぞっす。\(^o^)/
さて、いつまで暖かさ保ってるっすかね。(^o^)
「がんばれ、Zippo」追記;
現在23時間経過中
「i-HOT」君は16時15分で発熱停止、発熱時間18時間15分 ヮ(゚д゚)ォ!
ところがなんと「Zippo」君は未だに発熱中 (;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
後1時間で24時間マラソン完走・・・
「Zippo」君、☆((ヾ(´∀`@)ガンバレ!!ガンバレ!!
21時50分記
ラスト10分、一時発熱量が低下したが持ち直してきた。
21時55分記
ラスト5分、30分ほど前から発熱量に変動が見られる。最後の死力を振り絞っている模様
21時58分記
発熱持続中
21時59分記
ラストスパート
22時00分記
「Zippo」君、ついに「発熱持続24時間マラソン」を完走っす。
いや、びっくらこいたっす。
過去にこんなに発熱時間持続した記憶が無いっす。
「最後まで、よく頑張ったっす。感動したっす。人;ω;)感動した・・」
伴走してくれた「i-HOT」君もご苦労さんだったっす。
ヽ(o'ω'o)ノ・゚・☆★感動★☆・゚・ヽ(o'ω'o)ノ
23時10分記
最後まで死力を尽くしていた「Zippo」君だが、遂に兵糧(オイル)切れの為に力尽きる。
熱闘25時間10分にも及ぶ長き戦いの幕をこの時間を持って降ろすこととなる。
こんばんは。
私もジッポーハンディーウォーマー持ってます。
最初、これよりももっと小さいminiを買いました。
ところが、これが意外と暖かくない。
やっぱ小さいのはダメかなぁと思い、レギュラーサイズ(?)のこれを買いました。
で、結果は、ほとんど変わらない(^^;
使用時間が長いだけで、暖かさの違いはわかりませんでした。
昔の白金カイロってもっと暖かかった気がするんですけど。
直に触ると「アチッ!」ってなるくらいに。
けど、遠い記憶の彼方ですので、実際のところはわかりません(^^;
昔のハクキンって確かに今のよりも暖かかった気がやっぱりするっす。(ーー゛)
袋から出しておくとかなり熱くなってくるっすよ。
Zippoの方はまだ素手で持てるすけどi-HOTは掴めなくなってくるっす。
フリースの入れ物の袋自体でも空気が触媒に触れる量を調整してるみたいっす。
低温火傷などを考慮して昔よりも発熱温度下げてるっすかね?
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