また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

HOME > kent160さんのHP > 日記
2014年07月06日 21:58野球全体に公開

ワン アンド ワン、フルカウント

『ワン アンド ワン、フルカウント』

野球が好きである。
僕の名前が入ったユニフォームは、背番号1と線番号23の2着。
だが、最近は、もっぱら、観る方、専門。
ラグビーやマラソンと出会うより、ずっと前に、野球は僕の前にあった。
TV、新聞。プロ野球、高校野球。
親戚のおじさんが買ってくれたグローブ。
家の車庫の奥の壁に立てかけたタイヤを的にやっていたピッチング練習。
庭でゴルフの寄せの練習をしていた父の打球をグローブでキャッチングした子供の頃。
昼休みにクラスメートと毎日野球ごっこをしていた高校時代。

最近、TVで野球中継を観るのが、苦痛になってきた。
ひいきチームのピッチャーが、フォアボールを出し、打たれて、崩れる。
相手チームも、フォアボールが絡んで、失点。
無駄なフォアボールが多い、引き締まっていない試合。

プロのピッチャー。ど真ん中狙って、ストライクが入らないわけではない。
相手はプロのバッター。ど真ん中なんて、投げられない。
打ちにくいところを狙う。
ぎりぎりのストライクを狙う。
あるいは、ぎりぎりのボールで打ち損じを狙う。
ぎりぎりを狙うから、コントロールが定まらないと、甘くなったり、大きく外れたりする。
甘いところにだけは行かないようにと、制球の悪いピッチャーが投げれば、ストライクは入りにくい。

ねちっこい野球が好きである。
大味な試合より、ファインプレー続出の引き締まった試合がいい。
打撃戦より、投手戦がいい。
バッターは、ファールで粘るタイプが好きだ。
淡白なバッティングは、好きでない。
勢いをつける作戦もいやではないが、手堅い作戦の方がいい。
ピッチャーが、7割、試合を決めるという現代の野球では、勝利の確率を最大にする作戦が、派手さはなくても、スポーツとしては、面白いと思う。
しかし、ピッチャーの出来、不出来、ピッチャーのレベルで勝負の大半が決まってしまうのって、9人対9人のチームスポーツとして、面白い?
ピッチャー対バッターの二人の勝負。剣道の試合のような、1対1の勝負の世界。
その勝負に参加しているのは、ピッチャー、バッター、キャッチャー、審判の4人。

TV中継ではズームされるから、球筋も見えるし、ピッチャー、バッターの勝負に臨む表情も見て取れるが、そもそも野球の楽しさって、それだけだっけ?
もともとボールゲームが持っていた、グラウンドを球が飛び交い、人が動く、躍動的な面が小さく歪められてないか?
サッカーなどのチームで行うボールゲームに比べ、世界レベルで見たときに人気が広がらないのは、試合に参加している選手の活躍に差がありすぎるからではないだろうか。
別に、野球がサッカーほどメジャーな競技にならなくてもかまわないが、僕は野球をもっと面白く観ていたい。

ツーストライクから1球はずすとか、3ボールから1球待つとか、躍動感とは逆の作用じゃないか。
同じランナーを1塁に出すなら、ヒットを打たれるよりも、フォアボールの方が、ピッチャーにとっては、精神的なダメージは少ないという。
観ている方は、そんなことはない。
後で守っている野手はどうだろう。
「フォアボールか三振か」、というピッチャーよりも、「27球でゲームを終わらせるのが最高」というピッチャーの方が、チームスポーツとしては、楽しいと思う。
球筋を見極めるため、初球からは手を出さない。
握力を奪い、疲れたところで甘い制球と球速が落ちることを期待して、1球でも多く投げさせるのが、仮に打てなくても、よいバッターの務め。
現状のルールであれば、真であろう。
では、ルールを変えたら?
他のスポーツでは、もっと頻繁にルール改正が行われているように思う。
野球は完成された競技だから、ルールの改正は必要ない?
しかし、ルールの範囲で、もっとも勝つために、競技の内容は変わっていく。
ルールに適応していく。
その適応の方向が、競技の持っている面白さを減らしていっているのなら、ルール改正はありだろうし、そういった理由で、多くの競技が毎年のようにルールの見直しを行っている。

そこで、僕の提案。
ボール2で、バッターは1塁へ。
ストライク2で、バッターはアウト。
ファールは、常にストライク。
ファール2回でもバッターアウト。
今の、スリーバント失敗、三振と同じ。
つまり、一人のバッターには、最大3球で勝負がつく。
1ストライク、1ボールでフルカウント。

ピッチャーは、歩かせるのが怖いから、あまり際どい所ばかりは狙えない。
バッターは、ファールを打てないから、とにかく前に飛ばすし、ファーストストライクから打ちに行く。
結果、ピッチャーが投げている時間が短く、野手がボールを触っている時間が長くなる。
攻撃側がベンチで待機している時間が短くなり、すぐに打順が回る。
打撃戦になるのか、あるいは、すぐに3アウトになり、外野手がベンチと守備位置を行ったりきたりになるのか。
試合時間が短くなるのは、良いと思う。
30分で終わるようであれば、セット制にして、2セット先取とか、3セット先取なんていうのもあり。
でも、1回の攻撃が2分では、やはり攻守交代の時間ばかりになって、具合が悪いかな。
3アウトを5アウトに伸ばすなんていうのは、どうだろう。
ワン アンド ワンでフルカウントのルール、ピッチャーとバッターのどちらに有利に働くのか、いまひとつよく分からない。
プロ野球のレベルと草野球のレベルでは、影響がまったく違うかもしれないし、いずれにしてもやってみなければわからないところだ。

小学校や中学校の体育の授業の野球で、取り入れてみてくれないかな。
リトルリーグや地域の野球チームで小さい頃から野球をやっている少年には、「こんなの野球じゃない」って、馬鹿にされそうだけど、中には、「こっちの方が面白いじゃん」ていう、意見も出てくるんじゃないかな。
「こっちの方が面白いじゃん」が多数になって、今のルールの野球と並び立つようになったらすごいことなのだけれど。
今の野球が「クラシカル・ルール」とか呼ばれて、「やっぱり野球は、ピッチャーとバッターの駆け引きにある」とか「ファールで粘るバッティングがいいんだ」というオールド・ファンが出てきたりしたら、楽しいな。

まあ、僕が考え付くくらいだから、誰かが既に考えていて、どこかでローカル・ルールで実践されているかもしれないけど。
三角ベースみたいに。

ラグビーだって、15人制と7人制が並び立っているんだから、野球だって、ねえ。
お気に入り登録-
拍手した人-
訪問者数:378人

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この日記へのコメント

まだコメントはありません


ページの先頭へ