先日の白鳥山登山では、三匹の雷鳥に出会うことができた。
標高1000m台のゾーンでの遭遇で意表を突かれた感じであった。
その時の記憶を辿ってみると・・・・
白鳥山頂から三人で北西尾根の北側に滑り込み、
ザラメ気味の快適斜面をこなした後の中盤で、
丁度、崩れた雪がバームクーヘンになって落ち始めた。
トップは木こりさんでドンドン先に進んでいた。
次のNさんは止まりながらコースを見極めていた。
自分は一番高い位置だったので下に雪を落とさない位置取りを意識していた。
Nさんは木こりさんのトレースの右側で止まっていたので
自分はトレースの左側を滑るつもりで、先行者(Nさん)との位置を確認しながら慎重に移動し
始めた時だった。
白い物体が素早く左から右手へ横切った。何かなと感じてすぐに雷鳥と判断できた。
すぐにNさんにも声をかけて位置を知らせた。
雷鳥は、丁度、Nさんと自分の中間ぐらいを移動していた。
写真を数ショット取るうちに雷鳥はさらに一直線に右上に上っていった。
その先はデブリがあり荒れた斜面だ。どうして荒れた斜面に向かうのか不思議であった。
荒れた斜面の向こうに目を向けるとブナの疎林になっている。
ブナの木の根元に何か見えた。
偶然だが、最初の雷鳥が目指す方向にあるブナの木の根元に二羽確認できた。
状況から察するに、二羽は子供で、最初の一羽が親鳥のように思われた。
三羽も目にすると、人間が生活領域に勝手に入ってきたように感じられ、
写真だけ取って、早く下りる衝動に刈られた。
早く自然の状態に戻してやりたくなったのかもしれない。
昨年の新潟焼山登山では、三回の登山の全てで雷鳥を見ることができた。
ただし、同じ山域の火打山ではまだ見つけることはできていない。
帰ってから調べると雨飾山でも目撃情報があるらしい(調査時は未確認)。
頚城山域から栂海新道界隈は、予想以上に奥が深いことを実感した。
栂海新道が開通したら、また歩いてみようと思う。
白鳥山山行記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2877016.html
新潟焼山山行記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2510520.html
osamuinさん こんばんは
まさか1000mの白鳥山に雷鳥さんが。驚きです。
栂海新道を下って親子で日本海を見に来たのでしょうか。
その上、あ、雨飾山にも!!!
笹平におられるのか、はたまた焼山からぶな縦尾根の刈り払いロードを
とことこ歩いてきたのか、謎は深まるばかり。
奥深すぎる我が町の山は、驚くことばかりです。
ではでは。
kibakoさん、おはようございます。
少し前にkazumi_hiさんのレコのなかに写真でレポートが上がっていましたが、
3匹の出現には驚かされました。それもブナの林での姿が自分にとっては意外でした。
富山県民は、ハイマツ帯に棲む雷鳥(家族)のイメージが強いので意表を突かれまくりでした(自分だけかもしれませんが)。
ですから、最初の写真よりもブナの根元で親を待つ二匹の写真がいいです。
朝日岳で雷鳥を見たことがあるので、犬が岳や初雪山も要注意ですね。
雨飾山だけでなく金山や天狗原山あたりも気にかかるところです。
焼山の雷鳥は集団でかなりの距離を飛んでにげていった姿を目撃しているので、
焼山の雷鳥が一番元気で行動力があると思います。
そんなことを考えだすと切りがありませんね。
明日も近場の低山にでかけるので注意して登ってみます。
kibakoさん、追伸です。
白鳥山の雷鳥の件、長野県環境保全研究所からお話があり、記録としてまとめることになりました。kibakoさんの驚きは、やはり、新発見ではありませんが、学術上、貴重な事象との見立てです。
これから私も協力しながらレポートを取りまとめることになりました。
取り急ぎ、ご連絡まで。
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