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以前、GARMIN etrex30 のスイッチボタンが利かなくなって、
シューグーで補修したが、
フィールドで故障しては困るので、新しい製品を買って使っている。
旧機は、しばらく保管状態だったが、ちょっと修理してバックアップ機にしようと思い、重い腰を上げることにした。
前回の修理では、ラバー表面に入った亀裂をシューグーで埋めてみた。
結果としては、亀裂が浅いと埋まるが、
亀裂が深いところは効果なし(右下の電源ボタンと左中央のズームアップボタン）。
今回は分解して状況を確認してから直すことにした。
分解には特種ネジセットが必要で、その内の二種類のドライバーを使う。
この辺はいろいろなサイトに情報が乗っているので、話を前に進めよう。
本体を固定している6本の特殊ネジを外し、最後に基板を固定している短いネジを外す。
基板に固定されているスイッチ本体を手で押してみたが全く異常はなかった。
（スイッチ自体が破損してると部品交換が必要でかなり厄介になる）
ラバーの裏にはスペーサがあって、これがスイッチを押すことになる。
表面のラバーが破れたり、
スペーサの一部が変形してスペーサが位置ずれを起こしていることが原因だと分かった。
スペーサーだけを修理してもまた不良は再発する。
ポイントは、ラバーの機能を復帰させることだと思われた。
まずは、亀裂が大きい二か所のスイッチのラバーを削り落として、その後を軽くやすりがけした。
次に、スイッチ部のラバー表面に何を貼りつけるか？ ゴムの性質があり、貼りやすいものということで自転車のパンク修理に使うパッチを使ってみた。
パッチを穴の形よりも大き目に切り取るが、中央部が厚く端が薄い。
なるべく薄いところを取り入れるようにカットした。
ラバーに接着剤を塗付して切り取ったパッチを貼り付ける。
次に基板を本体ケースに取り付けて、スイッチとスペーサーの位置を確認、調整する。
スペーサーの位置がずれないようにラバー側に接着剤を塗り仮固定。
この段階でラバーを押してスイッチの感覚が戻っていることを確認できたので、
この方法でいくことにした。
後から分かったことだが、パッチの接着はすべて組み立てた後から残りを
接着して完成させた方が良い。
何度も触ってテストしているとパッチが剥がれて隙間ができたからわかった。
パッチが剥がれても気にしないで機体を組み上げたあと、再度、接着剤でパッチを貼りつけ、ゴムバンドで押さえて時間をおくと、きれいに仕上がった。
最終的には、ラバーの機能が復帰してスイッチを押す感覚も蘇った。
コストは、パンク修理セッツ代と特殊ドライバーセットで千円ちょっと。
ちなみに、このラバーの寿命をなるべく延ばすために、シリコン製カバーを利用している。
これを使うとラバー表面の劣化防止にかなり効果があるのでお試しあれ（スイッチを押す操作にも支障なし）。
写真� �本体の分解
写真�◆Д僖奪舛鯏修辰疹�態
写真��：シリコン製カバー
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