![]() |
https://www.gpvweather.com/radar_past.php#gsc.tab=0
ここでは2021年12月22日16:00からの10分刻みのアーカイブを見ることができる。
このアーカイブは色々な使い方ができると思うが、たとえば自分の山行で経験した天気の変化がどういうことだったのか、確認することができる。
今年7月下旬の南アルプス南部縦走の際、24日午前に百間洞で、また25日夕方に聖平で激しい雷雨に遭った。天気図を見ると、24日には前線が日本海北部にあり、25日にこれが日本海中部まで南下し、26日には再び北上している。
レーダー画像を見ると、23日深夜に、この前線よりずっと南の日本海南部に大きな帯状の雨雲が発生し、これが東に移動して、その最前線が24日10時20分に南アルプスの主稜線に達したことが分かる。この時、南北100km東西20kmに渡って50mm/h以上の雨雲が生じており、80mm/h以上の箇所もある。この雨雲はさらに東に移動して、山梨県と関東南部にも激しい雨を降らせた後、午後3時には太平洋に出て消滅した。
24日夕方から25日午前にかけては甲信地方に目立った雨雲はないが、25日午後には本州中部の広い範囲に径数kmないし数10km程度の雨雲が大量に発生し、全体としては南東に移動している。17時40分に百間洞で80mm/h以上の雷雨を降らせたのは、径数kmの局所的な雷雲だったようだ。その後、21時には甲信地方に雨雲はほとんどなくなった。
山の天気で重要なのはもちろん予報・予測であって、後からどうこう言っても仕方ないと思う方も多いだろう。ただ、私は自分の身に何があったのか知っておきたい方なので、これでしばらく楽しめそうだ。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する