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どんなに装備を軽量化しても、一番体積当たりのウェイトが重いのが水。極力水は運びたくないし、とは言え、途中で水不足に陥るのは絶対避けたい。
さらに、水場も細かったりそもそも出てる保証がなかったり、、水の補給計画は本当に悩ましかったです。
出発直近だとヤマレコに有用な情報が無かったので、YAMAPや過去年のログ、ブログも合わせて調査、その上で、今年は比較的雪が多かったので少し楽観的に見ました。
■■キャリーボトル■■
・600mlペットボトル2本
行動用で1本はアミノバイタルクエン酸チェージウォーターを入れる
・EVERNEWウォーターキャリー2L
泊地での採水、調理水、予備行動水用。
・カタダイン BEFREE600ml
浄水器。兼、エキストラボトル。
今回縦走用に購入。
ソーヤーミニ等も検討しましたが、ボトルとしても取り回しよさそうだったのと、ソフトボトルなので不使用時もコンパクト。
■■補給計画■■
晴天だと半日でペットボトル2本飲むと想定し、出発地と中間地で600mlx2は満タンにする。
消費が想定より多い場合は浄水ボトルやウォーターキャリーに追加で補給。
中間地の採水で昼食、泊地は全て水場ありで食事用は運搬不要。
というイメージで計画。
計画補給ポイント(水量は地点出発時の計画保有量)
【金峰神社便所(1日目保険)】
ここまでの消費量で今後の水計画を修正。
この時点で消費が多ければ最悪浄水器で採水、
と思ったけど、全然余裕だったのと、
水道ほとんど出なかったので当てにしない方がいい。
【二蔵宿(1日目中間)】 600ml x2
通過時刻で泊地が変わるため、数パターン想定
小笹まで行けそうなら、行動水600mlx2
小笹までたどり着けなさそうだったら、上記+2L
【小笹宿(2日目出発)】 600mlx2
小川なので超豊富
【行者還水(2日目中間)】 600mlx2
事前情報でも細そうだったので保険で弥山小屋。
【弥山小屋(2日目保険)】小屋開け後は水を買える。
【楊子宿(3日目出発)】 600mlx2
【深仙宿(3日目中間)】 600mlx2
【持経宿(4日目出発)】 600mlx2
【行仙宿(4日目中間)】 600mlx2 +1L
玉置神社まで水場に立ち寄らない想定
【葛川辻(4日目保険)】
稜線を外れるので極力スルー
【玉置神社(5日目出発)】 600mlx2 +1.5L
自販機有り。5日目は水分無補給
■■補給実績■■
(水量は地点出発時の保有量)
【二蔵宿(1日目中間)】 600ml x3
水量:約1L/分
水場:小屋の南側3本ある道うち一番下のトラバース道、往復15分ほど。
かなり時間巻けたので、泊地は小笹に決定。
【小笹宿(2日目出発)】 600mlx3
水量:小川なので超豊富♪
水場:小屋南側の小川
【弥山小屋(2日目中間)】 600mlx2
水量:2L/¥100
水場:小屋開け後は水買えるが、営業期間外は補給不可。
行者還の水場を見落としてスルー…。
行者還小屋では行動水で昼食。
【楊子宿(3日目出発)】 600mlx2
水量:約500ml/分
水場:小屋北側5分ほど下る。
テープあるが帰りわかりにくかった。
【深仙宿(3日目中間)】 600mlx2
水量:香精水 細い!約500ml/5分。
隣の滝の方が豊富(雨だったから?)
水場:青い小屋正面方向へ1分ほど
【持経宿(4日目出発)】 600mlx2
宿泊(有料)の場合使い放題。
ヤカンにお湯も沸いてます!
有志や泊者で汲みに行っているようです。
遅着だったので使わせてもらっただけ。。
ありがとうございます!
【行仙宿(4日目中間)】 600mlx2 +1.5L
水量:2L/¥100
玉置神社まで水場に立ち寄らない想定。
【玉置神社(5日目出発)】 600mlx3 +お茶600ml
水場:自販機。
売店営業終了時に余り水を分けてもらえました。
出発時は上記の残り水と自販機で購入した水とお茶を追加してスタート。
比較的天候が穏やかだったため水の消費量も少なく、実消費は半日で800~900ml程度、水場で満タンにしていくイメージでした。弥山と最終日以外はどの区間も残水300ml程度で次の補給地に着いたと記憶しています。最終日は下山時点で残水ゼロ。
最後無くなっても下山できると思ったギリギリで出発しましたが、やはりなくなると多少焦ります。
結果的には余計な水もほとんど持たずにすみ、なかなか精度高い計画でした。
普段の登山から気候と行程、水の消費量の相関は意識しておきたいですね。
あとは、「行動」編と「パッキング」編ぐらいまでまとめておこうかな…。
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