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やはり、登山(私のは、山歩きやハイキングに近いですが)をやめるという選択肢はなく、リスクのさらなる低減を心がけるしかないと考えます。
● 道迷いの防止
常に、地図、コンパス、気圧高度計、GPSナビNV-U37+USBバッテリー、を携帯しています。これにより、常に現在位置を把握し、使いこなしているつもりでしたが、先日の蓼科山で初の道迷い体験をしてしまいました。
まずは1年前、単独登山始めたころの原点に戻り、
1)ガイドブックやヤマレコ等の情報で、ルートの景色、状況を、事前に頭でシミュレーションしイメージを作っておく。
ことを初ルート全部にしっかりやりたいと思います。近頃、手を抜いてました。
さらに、GPSもしっかり使いこなすために
2)GPSログで正しいルートを手に入れ、U37に読み込ませておき現在位置と比較。
国土地理院地図は間違いありますので。特に初の下りルートは必須で。
さらに、道迷い情報のあるルートや不安な初ルートで単独時は
3)登りと下りは同一コースのピストンを基本とし、下りでの道迷いを防止
こんなことを心がけたいと思います。
● 応急処置グッズ準備
傷テープ、捻挫用の湿布/テーピングテープ、常備済み。軽い傷と軽い捻挫ぐらいなら、なんとかなるでしょう。でも骨折となると厳しいですね。ケガのないよう注意深く歩くのが重要か。
● ビバーク用具準備
エマージェンシーシートを購入(左写真、350円)、新聞、ライター、ヘッドランプと予備でLEDライト、多目の予備食と水を携帯。あと、ホイッスルも買う予定。近頃、この辺は軽量化優先で近頃手を抜いていた部分です。ツエルトは買ってないですが。
● 単独行リスク低減
私はお手軽な単独行が多く、低リスクな山は今後も単独で行きたいと思いますが、ラストの下山者にならないように、早い行動を心がけ、また、人の多い日、人の多いコース、を選びたいと思います。あと天気でリスクは大幅に悪化します。悪天候を用心し、悪天候が予測されるときは、いさぎよく引き返しリスクを犯さないようにしたいと思います。
あと、中写真の”山で死んではいけない、遭難防止マニュアル”にある、山域ごとの事故マップ(右写真)も参照し、遭難事例(時期、内容)を把握し、リスクを見極めたいと思います。この本は、09年版、05年版もあるので、図書館から借りて事故マップはコピーし、できるだけ過去のデータも参照しています。
私は、登山経験1年強、初心者+Alpha状態で、岩山には決して慣れているとはいえないので、リスクの高そうな岩山エリアでの、初の山や初のルートでは、単独そのものを避けたいと思います。
●他
登山計画は立て家庭に残し、もし夜8時までに帰らない場合は警察に届けてくれとお願いしてます。
登山保険は、これまでもはいらなきゃと思いながらも入らずにずるずる来ましたが、ここでJROに入りました(左写真、会員証)。
今回購入した右写真の”山で死んではいけない、遭難防止マニュアル”を熟読。さらに1年前登山を始めた時に買った”楽しい日帰り山登り入門(神埼忠男)”も再度読み直しました。入門書であり内容は分っていたつもりですが、再度読むと結構しっかりしたことが書いておりいろいろ気づかされます。
”私の滑落や道迷いとともに、家族も悲しみの底に落としたり路頭に迷わせるようなリスクは、限りなく0にする”をベースとして、今後も安全に登山(山歩き、ハイキング)を楽しみたいと思います。
totoro_sanさん、はじめまして、marcyと申します。
旧友の事故、本当に残念でしたね、さぞかし悔しい思いをされたことと思います。
自分も、かれこれ10年くらい前、全く同じ思いをしました。
それが契機となり自分は山を降りましたが、悔いはありません。
少し寂しいですが。
事故を防ぐ術は無いと思いますが、その確率を減らすことはできると思います。
私はリスクの無い登山は無いと断言してます。
それでは如何にして、そのリスクを軽減するか・・・
それは、リスクも想定内として、山行を重ねてました。
この時間で、この装備で、このメンバーの力量と経験で安全に帰ってこられるのか?
リーダーで山行をした時には、常にそれを考えてました。
その判断基準は経験だと思ってます。
今は、良い装備が出回り、装備さえあれば登頂できるような錯覚に陥りがちだと思います。
アイゼンとピッケルがあれば雪山に登れるわけではありません。
別に、最近の装備偏重主義に背を向ける訳ではありませんが・・・
誰かに連れてってもらい、好天で、何も無く登頂し下山しても大きな経験にはならないと思ってます。
常にリスクを想定し、リスクが顕在化した場合の対処方法も頭に入れ、安全第一で登山を楽しんでください。
長文失礼しました。
from marcy
山では「疲れない」ことも重要だと思います。
事故は疲労時のちょっとした不注意が原因であることが殆どだと思います。
疲れない=筋力を温存することが重要なのですが、初心者はとかく「颯爽と歩く」ことをやってしまい、無駄に体力を消耗している様に見えます。
先日も八ッで「速い」登山者に道を譲りましたが、後から見ていると歩き方に無駄が多く雑で、「あの歩き方では持たないよ」と同行者と話していましたが、やはり少し先でへばって休憩していました。
私なりの山行中の工夫を以前日記で書きましたがご参考まで
http://www.yamareco.com/modules/diary/2340-detail-16012
http://www.yamareco.com/modules/diary/2340-detail-16529
totoro_san さま
はじめまして。
私も大分以前に冬の岩で山友を失った経験があります。
その時は別なバディーでしたので私は今ここに。
それ以来本格的な「岩&雪」はしないで来ています。
もっぱら汗かき山登ら〜。
本当は臆病者なのでしょう。
MATSUさんアドバイスの疲れない体、歩き方はきっとこれからの参考に。
そして山は、、やはりアタックするコースにあった体力・持久力だと思います。
実践トレーニングを継続していれば少しずつ次なる高みにチャレンジできるはずです。
私の場合ほとんど科学的ではないのですが、体力づくりは「走、泳、チャリ、登り」この4種類を均等に混ぜています。
もう中期高齢者なので無理はききません。
でも、夫々すごくゆっくりで長距離をこなしています。タイムは落ちても距離はまだ伸ばせるようです。
下山後でも20−30%余力あるぐらいに。。。
とーぜん目的は、、、下山後に温泉入って、ビールいただいてジャマイカ
totoro_sanのお住まいは実践トレーニングに最高の環境ですね。
春夏秋冬いずれの季節も近場で最高のゲレンデが控えている環境を最大限活用くださいね。
marcyさん、MATSUさん、77ms1ksbさん、さまざまなコメントありがとうございます。
marcyさん、”リスクの無い登山は無い”、
おっしゃる通りかと思います。街中歩きに比べ、単独での人気のない山歩きは、それだけで10倍以上、多分100倍レベルのリスクを負っていると感じます。森林限界超える厳しい岩山だとさらに10倍、悪天候に見舞われると、一気に10倍から100倍とか、どんなに低減しても、街中とは比べ物にならないリスクを負っていると感じます。常にリスクを想定し、リスクが顕在化した場合の対処方法も頭に入れ、少ないなりの自分の経験をフルに使い、装備にもアシストしてもらい、安全第一で歩きたいと思います。またいろんなコースや状況を歩くなかで、少しずつ経験値の向上も図ってゆきたいと思います。
MATSUさん、”疲れないこと”、も肝に銘じます。
この5月にヤマレコに登録してから、豊富な実地経験に基づいたMATSUさんの日記は結構読ませてもらい参考にしております。この場を借りてお礼を申したいと思います。ありがとうございます。わたしも、わたしなりに、毎日1時間程度のウオーキングと20分程度のストレッチを半年以上継続し、体力の維持/向上に努めています。また、たとえばコースタイム6−8時間のコースなら、心拍計で心拍数140以下に押さえて歩き、3割程度の余力を残すよう歩いております。登山を始めた去年は、颯爽と登り(特に先行者を追い抜く時)5分後にはヘバッタたことが何度かありました。(こんなときの心拍数は160以上、私の心臓の上限は170です)。
77ms1ksbさん、”山は、、やはりアタックするコースにあった体力・持久力だと思います。実践トレーニングを継続していれば少しずつ次なる高みにチャレンジできるはずです。”、お言葉、ありがとうございます。私は右膝を昔痛めたことがあり、ランニング系のトレーニングは厳しいのですが、よりいろんなコースにアタックできるよう、ちょっとずつ体力の向上もはかってゆきたいと考えてます。逆に、あまり向上してない中では、無理なコースへのアタックは控えたいとも思います。また、私の家の周りは山だらけなので、春夏秋冬いつでも半日時間があれば気軽に山に行けるのはありがたいです。暇な冬、気軽にトレーニングがわりに行ける冬山があるのは特にうれしいです。ただ、あまり行くと妻から怒られますので家庭とのバランスで。
山登りのリスクは0ではないのは重々承知してますが、それでも家族に対し、”今日も安全で楽しい登山だったよ、リスクは限りなく0に近かったよ”、と胸を張って言える山登りをしたいと思います。また、そのためにやれることはやり切った上で、山を楽しみたいと思います。
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