約1年かけて取得した所持許可証
写真中央
猟銃用のサボット弾の価格
写真右
今季のハンターマップは、昨年恵庭での誤射死亡事故の影響で猟場が激減
★★★ハンターになるまでの長い道のり★★★
●きっかけ
先輩ハンター&道民でもある後輩「473号」の銃猟の話を何度も聞いた。
彼のログハウスでエゾ鹿の肉、ヒグマの肉など振る舞ってもらった。
猟期になると愛車ジムニーで林道から可猟区域に入り、雪面のシカの足跡を追う・・・間隔が狭く蛇行しているので歩いているようだ。
ジムニーでゆっくり追う、やがて足跡がまっすぐになり、間隔も広くなってきた・・・走っているようだ。
近いと、つぶやく473号・・・程なくシカに遭遇。
さあ勝負だ。
ジムニーから流れるように降りる473号。
シカを見据えたまま目を離さず、ロボットのような流れる手さばきで猟銃にたった1発だけを装填し、銃を構えてスコープを覗く。
勝負に2発目、二の矢が、あっては無粋だ。
シカは本能的に坂を上って逃げようする。
逃走速度が下がる。
それはハンターにとっては好機だ。
スコープの十字線上にはシカの頭から・・・やや下・・・
頭部の根元・・・
的が大きい体を狙ってはいけない、銃弾で内臓が破壊されると腸内細菌などが付着してしまい、そのシカ肉は食用にはならないのだ。
それゆえヘッドショット又はネックショットがハンターの作法。
右手の人差し指に力が入る・・・
引き金は軽い・・・
「ターーーン!」乾いた音が初冬の夕張の森に広がる。
そのシカが坂から勢いよく転がり落ちてきた。
見事シカを1発で撃ち取った。
これで銃猟が終わった訳ではない。最後の力を振り絞って動く鹿に銃を構えて近寄る。
上から抑え込み、狩猟用ナイフですばやく喉元を刺し放血をする。
鹿の血圧はいっきに下がり意識が遠のく・・・1秒でも速くシカを楽にするのが、ハンターの礼儀であり、一発を放った責任だ。
そして鹿にとって恐怖が強く長いと肉は、死後硬直が強くなり美味しくないのだそうだ。
土やばい菌が付着しないよう薄手のゴム手袋を装着し、鹿を解体していく。
切り出した肉をビニール袋へ小分けしていく。迷いなくナイフを肉に滑らせていくベテランの手さばきだ。
気温が低く指先がキンキンに冷え込むと、鹿の体内に手を入れて残った熱を指先に移す。あったかい。
命よ、有り難う。
これを数回繰り返しながら、やがて原型がなくなり解体終了。
その肉を縁あっていただき、相棒が調理、二人で有り難く頂いた。
とても美味しかった。
●ふと、考える
自分には、今まで数々の山を歩いてきた経験値や射撃の経験値も多分にある。
シカの食害などを減らすことができる社会貢献にもなると考え、自分もハンターになろうと思い立ったのだった。
出来ることは必然の積み重ね、やりたいことは偶然の衝撃
やらずに棺桶の中で後悔するよか、やって生きて後悔しよう!
よーし!挑戦だー!
●注意点
猟銃によるハンターとなるには、以下3つの注意事項がある。
1 時間的なゆとりが必要
十勝総合振興局、市役所、病院など必要書類や手続き等のため行く必要があるが、特に帯広警察署には平日に数回行くのでそういった時間的余裕が必要
2 初期費用が高額
事務的な諸手続き等で12万円
中古猟銃購入で11万円
上記合計約23万円
※上記費用には、ガンロッカー、装弾ロッカー、同鍵、猟銃用実包1発約500円前後、洗い矢等の銃手入れ用具を除いた金額
※銃カバーは自作
3 諸手続きが面倒で複雑
以下のSTEP1〜11を順序良く消化していく・・・これが最も時間と忍耐が必要で、これらの申請や諸手続きでイライラしたり、ヤケになるようでは善良かつ健全なハンターにはなれないと言えるだろう。
ハンターの門は、広く開け放たれた門ではなく、狭い入り口をこじ開けていく感じだ。
*****諸手続きの概要*****
【STEP1】(8000円)第一種銃猟狩猟試験の申込
【STEP2】(7600円)猟友会の予備講習申込と受講
【STEP3】第一種銃猟狩猟試験(筆記と実技)を受験、「第一種銃猟狩猟免状」の交付
【STEP4】(6800円)「第一種銃猟狩猟免状」があるので警察の銃所持初心者講習の申込をし、受講し考査を受け「講習修了証明書」の交付
【STEP5】(9000円)「講習修了証明書」があるので教習資格認定の申請(認定書交付に約35日要す)、同認定証の交付
【STEP6】(34020円)「教習資格認定証」があるので借用散弾銃による教習射撃の実施、25発中2発当たれば合格、「教習射撃修了証」の交付
【STEP7】(11600円)「教習射撃修了証」があるので猟銃を購入し、銃所持許可を申請(所持許可証交付に約30日要す)
【STEP8】「銃所持許可証」の交付を受け、購入した銃砲店より猟銃を受領し運搬、警察署で現物検査受検
【STEP9】(41840円)狩猟税を納付し「狩猟者登録」を実施、ハンター保険加入、日本猟友会等に入会
【STEP10】「第一種銃猟 狩猟者登録証」を受領、「猟銃用火薬類無許可譲受票」に猟友会帯広支部長の印を押印
【STEP11】「第一種銃猟 狩猟者登録証」があるので銃猟の地区へ入林申請(無料)
【STEP12】ハンターデビュー(先輩ハンターに連れていってもらおう!)
★★★★★以下は各STEPの詳細★★★★★
【STEP1】第一種銃猟狩猟試験の申込
●2019年1月4日
※狩猟試験申し込み期間(1/1〜18)HPにて、その都度確認が必要
※環境衛生課へ電話確認し、課に行けばいろいろ入手可能と判断
十勝総合振興局・保健環境部・環境衛生課へ行く。
1 第一種銃猟狩猟試験申請書を受領
2 診断書様式を受領
3 収入証紙(5200円、地下売店にて購入)
4 帯広市内の〇〇内科にて受診(問診)
診断書を記載してもらい受領(2160円)
5 証明書写真、30mm×24mm、1枚(コイン写真で800円×3枚プリントされる)
6 送付用封筒、返信用封筒にそれぞれ切手を貼る(82円切手×2枚)
1〜6を封筒に入れてポストへ投函
※約2週間後に狩猟試験受験票が届く。
【STEP2】猟友会の予備講習申込と受講
●2019年1月15日
北海道猟友会のHPにて講習日時の確認が必要
1 不愛想なA銃砲店にて申込用紙を受領し、北海道猟友会(釧路支部)が開催する狩猟試験予備講習を申し込む(1種銃猟、講習料7500円)
2 申込書と返送用封筒にそれぞれ切手を貼る(82円切手×2枚)
※約1週間で狩猟試験予備講習(釧路市1/26・0900〜1800)の通知が届く。
●2019年1月26日(0900〜1800)
釧路市生涯学習センター「まなぼっと」にて猟友会の予備講習を受講、若い女性も受講しており、意外だと感じた。
内容は、座学と実技だが、特に実技では模擬銃での取扱や携行要領、弾の装填・脱包要領、銃の分解・組立要領などなど受講しないとできない事を実施する。
【STEP3】第一種銃猟狩猟試験(筆記と実技)を受験、「第一種銃猟狩猟免状」の交付
●2019年2月3日
釧路市生涯学習センター「まなぼっと」にて受験
0900〜1200学科試験
※学科試験合格者のみ午後の実技試験を受験
昼食は時間厳守なのでコンビニで軽食
1300〜1600実技試験
※狩猟対象鳥獣の判定、対象距離の判定、模擬銃での取扱・携行要領、弾の装填・脱包要領、銃の分解・組立要領を実施
※約1週間後北海道知事発行の合格通知と「第一種銃猟 狩猟免状」が届いた。
【STEP4】「第一種銃猟狩猟免状」があるので警察の銃所持初心者講習の申込をし、受講し考査を受け「講習修了証明書」の交付
●狩猟免許だけでは銃の購入も保管もできないので、銃の所持許可を受ける必要がある。
※銃の所持許可を受けるには「第一種銃猟 狩猟免状」と「講習修了証明書」が必須
北海道警察署のHPにて講習日を事前に確認が必要、特に札幌周辺以外は初心者講習の回数が少ない、3か月に1回程度
※付け加えて申請者の現住所を管轄する警察署で受講する必要がある。
2019年6月11日
建替え、引越しの完了した新庁舎の帯広警察署・生活安全課(2階)にて銃所持初心者講習の申し込みを実施
手数料等(署内1階で収入証紙6800円購入)
考査試験(50問)の予習資料を受領、予習しておくと考査試験も安心だ。
●2019年7月7日(0900〜1700)
銃所持初心者講習を受講(釧路警察署内)警察署の駐車場は使用禁止なので駅前のコインパーキングに駐車し徒歩で警察署に向かった。
座学(0900〜1600)
考査試験(1600〜1700)
※50問中45点以上で考査試験合格となるが不合格だと「講習修了証明書」がもらえない。
「講習修了証明書」がないと「教習射撃資格認定証」の申込ができない。
事前受領した資料で予習しておく安心、予習不充分だと考査不合格となり、二度手間になる。
【STEP5】考査合格し「講習修了証明書」があるので教習資格認定の申請(認定書交付に約35日要す)、同認定証の交付となる
●2019年7月16日
※提出書類が、一番多い手続きだ。
Aより少し愛想の良いB銃砲店にて診断書用紙を受領(※診断書の有効期限は3か月のため)
1 再び〇〇内科にて受診しようとしたら閉院(げ!)つぶれてもーた(T∀T)
B銃砲店にて音更のT医院を紹介を受け、問診を受け診断書を記載してもらい受領(2160円)
2 帯広市役所にて住民票の写し(200円)
3 身分証明書(本籍地のある市役所で発行、300円?)
※三重県が本籍なので、兄に依頼して送付してもらった。
4 同居親族書(第13号様式、第11条関係)
5 経歴書(別表第1の別記様式)
※職歴、住所歴、犯罪歴等
6 証明写真30mm×24mm、2枚(提出前6ヶ月以内に撮影したもの)
7 講習修了証明書(交付から3年以内のもの)
8 銃の保管場所に関する誓約書をアパートの管理会社へ提出(現居住場所を保管場所にしない趣旨)
9 近隣住人(アパート管理会社の担当者名を記載した)、友人2名、職場の上司または同僚2名の氏名、住所、連絡先等を記載した用紙
10 教習資格認定申請書(第10号様式、第9条関係)
上記書類を準備
●2019年8月9日
上記種類を帯広警察署・生活安全課へ提出、教習資格認定申請を実施(申請料8900円)
※審査に約35日必要で、審査では記載のあった家族、友人、職場同僚、近隣住民(アパート管理会社)への電話確認をするとのことだが、待っている間に猟銃について、無知なのでいろいろ検索した。
8/19 A銃砲店にて射撃教習日程を確認、結局タイミングが合わなかった。
8/23 家族、友人等に帯広警察署担当者から電話確認あり。
8/28 別のB銃砲店にて射撃教習日程を確認、いつでも対応可能、1人からでも実施可能とのことで安心した。
9/05 帯広警察署から電話あり、教習資格認定証ができ受領可能とのこと
9/08 ジビエ講習(旭川)受講
●2019年9月19日
帯広警察署・生活安全課にて
1 教習資格認定証受領
※交付から3か月有効、この期間内に射撃教習を受講要す。
2 猟銃用火薬類等譲受許可申請をし、同許可証を受領
※教習射撃で使用する実包(弾)のみ有効の許可証
【STEP6】「教習資格認定証」があるので射場で借用散弾銃による教習射撃を実施、25発中2発クレーに当たれば合格、「教習射撃修了証」の交付
●2019年9月28日
帯広国際クレー射撃場(芽室町)0830〜
1 教習射撃料(34020円、弾50発含む)
2 教習資格認定証を射場スタッフへ提出
3 猟銃用火薬類等譲受許可証を射場スタッフへ提出
4 借用散弾銃を借りた(上下二連式散弾銃)
5 座学を30分程受け、練習25発、教習射撃で25発(クレー射撃、25発中2発当たれば合格らしい)
6 「教習修了証明書」を受領
【STEP7】「教習修了証明書」があるので猟銃を購入し、銃所持許可を申請(所持許可証交付に約30日要す)となる。
※購入する猟銃の選定・・・なにが良いのかわからへん
自分に合った銃とか言うけど、そんなのわからへん
当たると噂の「ブローニングA-BOLT」が、いいなーと漠然と考えた。
473号も使てたしな〜
10/01 B銃砲店「ブローニングA-BOLT」新銃約25万円、中古は無し
10/05 A銃砲店「ブローニングA-BOLT」新銃約25万円、中古は無し
ライフル銃に買い替えるハンターが店に売りにくることがあるらしいけど・・・
う〜〜ん・・・・初期投資で25万は、やっぱ高額
しかし新銃なら、ハンター辞める時に高値で売れる・・・
悩む〜(T∀T)
10/07 473号へ電話相談、すると札幌に程度の良い中古銃ありとの情報
10/12 C銃砲店(札幌・北大のそば)「レミントン11-87」13万→11万
これは2本の銃身を付け替えるタイプで、散弾銃用の替え銃身、ハーフライフル銃身の2本を装備、付け加えてハーフライフル銃身にはスコープ装備、銃ケース、銃スリングも付けての破格の価格だ!
程度が悪い銃は、引き取っても処分するらしいが、この銃はまだ充分撃てるとのこと
店をいったん出て5分ほど頭を冷やす・・・
やっぱ、このハンターという狭き門をこじ開けてみたい・・・
よ〜し!
購入だ!
店内も綺麗で清潔感があり、しかも店主がめちゃ親切で初心者には有り難い対応、帯広に皆無の親切対応が凄く嬉しかった♪
銃所持許可申請に必要な書類を作成してもらい、それらを持って帯広へ帰宅した。
10/18 診断書の期限が10/16に惜しくも切れ、再び音更のT医院にて診断書を記載してもらい受領(1620円料金改定か?安くなってた)
10/21 B銃砲店にて銃の委託保管の仮契約書を記載してもらい受領(保管料月3000円)
●2019年10月21日
警察署へ【STEP5】の教習資格認定申請と同様の書類を提出
ただし、以前に提出したものがあるため、別紙で添付する書類はほとんど提出省略だったので、ラッキーだった。
1 教習修了証明書を提出
2 猟銃用火薬類譲受許可証は返納(教習射撃のみの許可証)
3 診断書
4 銃委託保管仮契約書
5 銃所持許可申請書(第6号様式、第9条関係)
6 上記の別紙(銃の名称、銃番号、口径等を記載したもの)
※5と6はC銃砲店(札幌)で作成されたもの
上記を提出(申請料10500円)
銃所持許可申請ができるまで約1か月要すとのこと
11/19帯広警察署より受領可能と電話あり
※担当者は年内には銃の現物検査をしたいとのこと、年を越すとまた面倒な、手続きが増えるらしい
【STEP8】「銃所持許可証」の交付受け、購入した銃砲店より猟銃を受領し運搬、警察署で現物検査受検
●2019年12月12日
ようやく平日の二連休がとれたので、帯広警察署で「銃所持許可証」を受領し、その流れで札幌へ移動(夜は丘珠に転勤してきた後輩と飲み会)
※銃を運搬するためには「銃所持許可証」の携帯が必須
12/13 C銃砲店(札幌)にて銃を受領
その際、取扱要領や分解・組立方法などを教えてもらった。
残金10万をクレジットカードで支払い、帯広へ移動
このC店と帯広のB店は同じ店名なので、聞いてみたら親戚とのことで納得〜
同日夕方、帯広警察署・生活安全課にて銃の現物検査を受検、猟銃の製造番号、銃長、口径等を計測し、受検の結果、異状なし。
B銃砲店(帯広)へ委託保管とし、12月分1000円、1〜4月分を2千円×8000円、合計9000円を支払った。
※以前聞いたときは3000円と言っていたが2000円になってた、ラッキー♪
※残弾も預かってくれるとのこと。
※自宅保管する場合は、ガンロッカー、装弾ロッカー、同鍵が別途必要で、その立ち入り検査も受検必須だ。
※銃猟に行く際は、薄い布地の銃カバーも必要だ。
例:狩猟を終え助手席に猟銃を裸で置いてコンビニに立ち寄った際、パトロール中の警官に猟銃を視認され、銃刀法違反、銃所持許可は取り消しという事例もあるらしい
【STEP9】狩猟税を納付し「狩猟者登録」を実施、ハンター保険加入、日本猟友会等に入会
※銃所持許可証、猟銃があってもまだ、撃ってはならない。
●2019年12月20日
猟友十勝連絡協議会・猟友帯広支部へ行く
狩猟者登録(狩猟税16500円、登録料収入証紙1800円)
ハンター保険※保障3千万以上必要(4410円)
大日本猟友会共済金(8800円)
北海道支部猟友会費(3500円)
十勝支部・部会費(3500円)
十勝猟友連絡協議会(2800円)
寄付金(200円)
銃器保険※5万円(330円)
合計・・・41840円
【STEP10】「第一種銃猟 狩猟者登録証」を受領、「猟銃用火薬類無許可譲受票」に猟友会帯広支部長の印を押印
●2019年12月23日
猟友十勝連絡協議会・猟友帯広支部で「第一種銃猟 狩猟者登録証」を受領
その他に鳥獣保護区等を示したハンターマップ、ハンター記章(毎年変わる)等を受領
銃所持許可証の末尾にある猟銃用火薬類無許可譲受票に猟友会帯広支部長の印を押印してもらう。
これで猟銃用実包300発まで購入可能となる。
※オレンジ色の帽子とベスト、ハンター記章は帽子等の視認できる場所に装着義務あり
※これらを着用していないと怪我等の時、ハンター保険の摘要除外されることもあるらしい。
【STEP11】「第一種銃猟 狩猟者登録証」があるので銃猟の地区へ入林申請
銃所持許可証・狩猟者登録証・ハンター保険があってもまだ、撃ってはならない。
撃てる場所への入林申請が必要だ。
一括入林申請の時期が過ぎているので、個人でそれぞれの森林管理署へ事前に入林申請が必要となる。
●入林届(道有林)
十勝総合振興局・森林室(浦幌町)
●入林届(国有林)
北海道は以下24か所に管轄が分かれている。
1桧山、2渡島、3後志、4石狩、5胆振東部、6空知、7北空知支署、8留萌南部、9留萌北部、10宗谷、11上川北部、12上川中部、13上川南部、14西紋別支署、15網走西部、16網走中部、17網走南部、18根釧東部、19根釧西部、20東大雪支署、21十勝西部、22十勝東部、23日高北部、24日高南部
※上記銃猟を予定する場所へは、事前に担当者へ電話しDLした入林申請用紙に必要事項を記入し、郵送で送付した。
返送封筒は不要で、可猟・禁猟等を示した管理管区内の詳細地図と入林届(接受印の押印あり)のコピーが返送されてきた
この入林届も銃猟する際は、携帯しなければならない。
【STEP12】ついにハンターデビュー
●携帯必須
銃所持許可証、狩猟者登録証、入林許可証(国有林・道友林)、ハンター記章
●携行物品
猟銃(銃所持許可証に記載のあるもの)、実包(必要最小限)、銃用スリング、狩猟時用の銃カバー、銃輸送用容器
ハンターマップ等(可猟区域の可否判断に必要)、狩猟用ナイフ、解体時用ゴム手袋、ビニール袋(ジップロック的な)
無線機(あれば)、携帯電話、同予備電池、飲料水、行動食、ヘッドライト、バックパック
●服装等
オレンジの帽子とベスト、耳栓、防寒着一式、長靴等
12/27 A銃砲店にて実包を購入し、一時保管(5発入り2箱で10発購入、4600円)
12/29 先輩ハンター473号とともに初の狩猟に出陣した
今期は昨年の恵庭市での誤射、死亡事故が原因で可猟区域が著しく少なく、場所の選定に苦労した(夕張)
ジムニーで林道走行中に1頭遭遇距離約80m、スコープ内に鹿を補足・・・
しかし!
オス鹿を逃し、デビュー戦は終了。
心の安全装置を解除できなかった。
痛恨のデビュー戦だ。
※撃ったら銃手入れをする。
銃身内部の、火薬のガス、ススを洗い矢で除去、自動銃なので他に付着したガス等も清掃し、油分を塗布し手入れ完了
はじめまして
詳細な内容で勉強になりました。ハンターになるには大変なご苦労があるのですね。
ところで、登山者の一人としてお尋ねしたい点がございます。お差し支え等無ければアドバイスをお願い致します。
(その1)我々一般登山者が何時も心配するのは、いわゆる「誤射」を受けることはないかと言うことですが、入山地が銃猟の「時期」と「区域」に重なった場合、ハンター側ではどんな誤射防止策が採られているのでしょうか?
(その2)上記の場合(一般登山者の進入が法的に制限されていないと言う前提ですが)、登山者側でも留意、工夫すべき点が有れば教えて下さい。
初対面で不躾なお願いですが宜しくお願い致します。
うーん・・・
誤射防止対策というのは、ハンター側には無いと思います。
そもそも撃って良い鳥獣は48種類と決まっており、獲物の詳細、弾が当たるかどうかの距離判定、獲物の射撃線上にバックストップの有無、民家、車両、他のハンターが居ない事の安全確認をしてから最後の最後に引き金を引くのが、基本中の基本
鹿や猪等の中型獣用の猟銃にはスコープが装備されているので、誤射は通常あり得ないと思います。(それでも誤射事故は毎年起こっているらしい)
登山者側で対策を取るとするならば、目立つ服装やベアベルを鳴らして行動するのが適当かと考えます。
新米ハンターとして、回答出来るのはこんなもんですので、御勘弁を
436さんへ
早速にアドバイス有難うございました。
多くのヤマレコメンバーにも参考になるかと思います。
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