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午前2時、そそくさと仕事を終え、車を走らせ窓越しに見上げる星空は美しく輝いています。
冬型の気圧配置となりこの秋一番の冷え込みになりましたが、風は穏やかで寒さは感じません。
先ほどまで西の空に輝いていた月は沈み、辺りは漆黒の闇のなか、機材を設定し彗星の出現を待ちます。
アイソン彗星は昨年9月に発見され、この時すでにかなり明るい彗星であることがわかりました。
太陽に接近した際は史上まれに見る明るさで長大な尾をなびかせる大彗星になるのではと注目されています。
太陽への最接近は今月29日です。
こちらのサイトなどに最新情報があります。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~starlit/ison.htm
当初の予想よりも増光のスピードはかなり遅く、現在は残念ながら肉眼で見ることは難しいと思います。
この日(11月12日)は日の出90分ほど前、薄明の始まる頃には東南東方向の高度25°ほどの位置にありました。
口径42mm8倍の双眼鏡でなんとか彗星の位置は確認できました。
撮影は口径80mmほどの望遠鏡にカメラを取り付け
ISO1600で120秒露光して撮った8枚の写真を加算平均コンポジットしてみました。
光害が多い場所での撮影で、また薄明の時間ですから彗星のコマの部分は小さくしか写りませんが
尾は伸びて彗星が宇宙空間を高速で移動している姿を感じることができます。
近日点を無事に通過してさらに感動的な大彗星になってくれることを期待したいところです。
もう一枚の写真はいっかくじゅう座にあるバラ星雲です。
アイソン彗星が現れるまでの間、時間があったので撮ってみました。
神秘の宇宙…眠れない夜は続く。。。
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