それまで本格的な登山経験は皆無であったが、自転車(ママチャリ)で県内の林道等を走っていたので、なんとなく山や自然に興味を持っていた。
と、軽い気持ちで入部する事になったのだが、活動や大会に参加する為に必須なものとして重登山靴の購入が必須と顧問から言われた。
秋田県高等学校体育連盟登山専門部『登山教程(改訂版)』(2003年)の装備の項目には「登山靴…重荷かつ長期山行では革製登山靴」という記述があり、県内の高校山岳部員は必ず購入が必須との事。その当時、既にゴアテックス製の軽い登山靴もあったような気もしたが、生徒の使用は禁止であった。
重登山靴は、石井スポーツ秋田店(まだ広小路にあった頃)で両親に頼んでお金を貰い購入した。たしか60,000円くらいであったと思う。ブランドはオグラスポーツ製のピトンでソールはVibram1230。ハンドメイドとの事で納期まである程度時間を要した記憶はある。
ちなみに製造元のオグラスポーツはインターネットで検索してもヒットせず、廃業したという噂もあったが、実際のところは分からない。
履きたての頃は、重量もあり固いので、あまり履きたいとは思わなかったが、次第にいい味を出してくるようになり、足にフィットするようになってきた。結果大きな事故や怪我もなく山行のパートナーとしてともに歩んできた。
この登山靴を履いていると、近年すれ違う登山者からよく声を掛けられる。18年前はそんな事は無かったので、時代の流れなのだろう。声をかける理由として、こういった重登山靴が珍しいという事もあるのだろうが、過去に自分も履いていたという声が特に多い。
そんな重登山靴と18年共に過ごしてきたが、何年か前に右脚の左側下から3番目のD環が消失してしまい、ソールも減ってきた為、修理に出すことにした。
現在、修理する工房では大変混雑しており、完成が来年になるとの事であるので、またここで日記を記すことにする。
というわけで、登山靴が無い為、今年は強制的に山おさめとなってしまった。笑
もう30年以上も前になりますが、私は足の大きさが左右異なり既製靴は合わないので、都内は高田馬場にあった「トップ靴店」で登山靴を2足オーダーしました。
少々重いのですが、少しぐらい残雪があっても蹴り込んでステップを作りながら難なく登れるし、頑丈なのでザックが重くても足元が安定して歩きやすく、自分には革製登山靴は登山の必需品です。
トップ靴店も廃業してしまい、修理を引き受けてくれる店がなかなか見つからず困っていましたが、今では埼玉県川口市のナカダという靴修理工房に修理やビブラム底の張り替えを依頼しています。
やはり大変混雑して時間を要しますが、いつも気持ち良く修理を引き受けてくれるし、新品のような仕上がりで助かってます。
コメントありがとうございます。革製の登山靴はおっしゃる通り、残雪期のキックステップも容易ですし、岩場等にぶつけても足を保護してくれるので重量はありますが、山行にはなくてはならない存在だと私も思います。
修理については私も同様、川口のナカダ商会に持ち込みました。ICI石井スポーツとかでもやってくれそうでしたが、ヴィブラム社公認の認定工場という事で安心感があるのでナカダ商会にしました。混雑により年内修理上がりは終わってしまったようですが、完成を楽しみに年明けを待つことにします。
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