妻と伊豆半島へ出かけました。と言っても行動を共にしたのは行き帰りの車の運転だけ。妻は温泉巡りが目的。私は地磯での釣りが目的です。
狙うのは、磯でのメインターゲットであるメジナやイシダイ、、、ではなく「ブダイ」というお魚です。2年程前から、メジナ釣りの外道として時々釣れるこの魚を狙って竿を出しています。なんといってもこのブダイ、夏はエビやカニを食べているので食べてもあまり美味しくない(磯臭い)らしいのですが、冬は植物食性となるため海藻を好んで食べ、そうなると臭みは消え、とても美味しい魚になる、とのこと。海藻を食べる、ということは、要は磯周りのそこらへんに生えている岩ノリが釣り餌となるのです。釣り場に着き、波打ち際でこの岩ノリをむしって、それを釣り鈎に刺して狙うのです。
釣りになじみのない方はこの魚を見て美味しそうとは思わないでしょう。なんてったってカラフルです。赤やピンクや緑色の、モザイク模様のヌルっとボディ。目は可愛いけどイカツイ口元。おまけに奴等、釣り上げようとすると海面下でウ〇コを放ちます。煙幕さながらに。
まぁちょっと一癖も二癖もあるようなお魚さんではありますが、いざ本気で狙ってみるとなかなか手強く、釣りに通えば通うほどに、海藻エサで釣るという珍しいスタイルのその奥深さ、意外な繊細さに魅了されてしまいます。そうやって私はまた磯に立ち、波打ち際で岩ノリをむしり取るのであります。
数十年続けている「磯でのメジナ釣り」とはまた趣の異なる、「磯でのブダイ釣り」。登山も含め、究めることなど到底できないであろうお楽しみの世界に、これからもどっぷりと浸り続けていきたいものです。
タイトルに惹かれ、お邪魔しました。
私が通う南紀・田辺市ではブダイ(関西方面ではイガミと呼びます)はこの時期、正月の魚として重宝されると共に、夏から秋にはホンダワラを餌に、地元の方も渡船を利用して専門に狙われている方も多く人気のターゲットです。
私もグレ釣りの外道として釣れた時は、お土産として年中お持ち帰りする魚です。
特にこの時期はお鍋に煮付けに、刺身でも脂も乗って美味しいので、お裾分け先からも人気が有り重宝します。
初コメにも関わらず長々と失礼しました。
コメントありがとうございます。
関西方面でもブダイ(イガミ、ですね)は人気なんですよね。お正月のお魚という話も、以前どこかで聞いたことがあります。
私は若い頃は、釣りといえばグレ一本でした。ブダイなんて釣って、伊豆のジイサン連中は何が楽しいんだか…とまで思っていましたが、いやぁ、、、ハマりました(^^)
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