上野の国立博物館を見て

今、上野が熱い。国立博物館で古代メキシコ展やってまっせ。この夏はマヤ、アステカ、テオティワカンで更に熱くなろう。私たちと同じモンゴロイドの血を引く。14000年前、アジアからはるばるとベーリング海を越えてアメリカ大陸に渡った。言わば我々の親戚。この展示会でマヤの王家の墓に眠る女王の姿を見ることができる。翡翠を愛するところに我々との共通点を見出す。我々も日本の王家の墓に眠る王の姿を是非見たい。昼ビールを飲み、体を冷まし、国立科学博物館で海の特別展を見て、もっと深く、我々のルーツを考える。全ては海から生まれた。国境なんてなかった。戦争をしている人々に地球の歴史から考えれば、何故ちまちまと資源を奪い合うのか、殺し合うのか、悲しくならないか、聞きたくなった。是非、両展示会を覗いて欲しい。東京は暑い。しかし、我々の時代を今一度見つめ直し、頭を冷ますには最高の機会になること間違いなしだ。入館料は国立博物館で2,000円、古代メキシコ展は9月3日まで、国立科学博物館特別展海で2,200円、10月9日まで。

コメント

ottoman

蝸牛上争何事　　ですね。
（荘子の寓話）
カタツムリの左の角の上と右の角の上（国とか領土）の争いなんて宇宙から観るとその程度なのだと。

ucan

ottomanさん　蝸牛の左の角（つの）には触氏（しょくし）という者の国があり、右の角の上には、蛮氏（ばんし）という者の国があります。あるとき両者が領土を争って、数万もの戦死者が出て、逃げる者を十五日間も追い続け、そのあとでようやく互いに引き揚げました。」（王は作り話か、と言った。戴晋人はこれを現実の世界にあてはめ、宇宙の広大さには現実の世界は及ばない。その現実世界の中での魏の国、その都である梁（りょう）などちっぽけな存在で、王様のやり方は蝸牛の角の上の争いと異ならないと説いた。正に戦争はやめろ。ということですね。