カテゴリー「老いとの戦い」の日記リスト
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2024年 04月 02日 21:39老いとの戦い
今でも憶えている。「誰でも年をとれば頻尿になる。少々眠れないくらい当たり前、諦めることですね。」泌尿器科で有名な公立病院の担当医から言われた言葉。老人が夜間頻尿でいかに苦しんでいるか、夜間頻尿がいかに老人の命の奪っているか、この時私も知らなかった。自分自身が経験するようになるまで….6年前、この病院
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2023年 04月 30日 16:03老いとの戦い
薬を売る者は両眼、薬を用いる者は片眼、薬を服するものは無眼 薬がいかに諸刃の剣か、製薬会社は全てを知っている。医者は片刃のみ患者に言う。患者は医者を信じ、処方箋を全て鵜呑みにする。しかし、全ての薬の効能と飲む責任に患者は伏する、結果として体を寧ろ蝕むものになったとしても。患者はまず
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2023年 04月 14日 23:33老いとの戦い
先月、早春の穏やかな日に母が亡くなった。今年、府中の郷土の森の梅はひときわ見事だった。母にひと目見せたかった。花を二人で愛でたのは、2年前、飛鳥山の桜が最後だった。カメラに向かってニコリと笑って、指でピースがお得意のポーズだった。既に心疾患から車椅子生活を余儀なくしていた。昨年末、施設でろくに歩きも
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2022年 01月 10日 22:27老いとの戦い
日本人の寿命は確かに延びている。昨年発表の平均寿命では女性87.74才、男性81.64才。過去最高の数値で、更にこのままであれば、女性は93.87才まで、男性は87.85才まで伸びる余地はある。世間では、人生100年時代と盛んに喧伝している。騙されてはいけない。同時に発表された健康寿命においては女性
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2022年 01月 03日 21:13老いとの戦い
老いは忍び寄る影のようなものだ。体の節々に、言葉の端々に、心にじわじわと、自分の意思には関係なく、避けることはできない。ここまで生きたのだから仕方ないと諦めるべきなのか。しかし、どこまでどのように体を、頭を、心を蝕んでいくのか、いずれ老いに身を任せそのまま死の床に就くのにしても。
老いは忍び寄る影
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