先月、早春の穏やかな日に母が亡くなった。今年、府中の郷土の森の梅はひときわ見事だった。母にひと目見せたかった。花を二人で愛でたのは、2年前、飛鳥山の桜が最後だった。カメラに向かってニコリと笑って、指でピースがお得意のポーズだった。既に心疾患から車椅子生活を余儀なくしていた。昨年末、施設でろくに歩きもできないのになぜか車椅子から立ち上がり、少しでも歩けたのか?転んで大腿骨を折った。もはや心臓も腎臓も弱っており、輸血の必要な人工骨置換手術ができなかった。痛みに耐えかね、衰弱し、食事を拒否する。死出の旅路を選んでしまったようだ。それでも2ヶ月踏ん張った。6月で94歳になるはずだった。転んだのが結局致命傷になった。なぜ母は車椅子から立ち上がり、歩こうとしたのか?転ぶことがなければもっと長生きできだろうに。
https://ucan802.com/2023/04/14/%e6%af%8d%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%ef%bc%9f/
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