「移住」を真剣に考える

突然ですが、自分は移住者です。現在は山形県に住んでますが、約20年前に東京から移住してきました。なのでネイティブ山形県人ではありません。

もともと子供のころから親の仕事の都合で全国を転々としていたので、自分自身どこが地元なのかよく分からないまま大きくなりました。就職は東京でした。東京で結婚もしました。で、夫婦ともども人混みが大の苦手で週末になるたびに自然を求めて遠出してたので、移住は自然な流れだったのかなと思います。子供も出来ました。その子供を自然豊かなのんびりしたところで育てたい、という思いもありました。ただその子供は現在見事に「インドア派」に育ちましたが、、。

移住に当たっての一番の障壁は、何といっても仕事でしょうね。自分の場合はたまたま関連会社に口利きで雇ってもらったのでその辺が非常にスムースでした。仕事さえ決まれば、あとは何とでもなる気がします。やはり仕事を探すのが一番のポイントでしょうね。

来てすぐの頃に会社の人に決まって聞かれた3大質問。「どこに住んでるの？」「なんで来たの？」「家建てるの？」（笑）。正直、家は東京の半分の値段で建てられます。むしろ建てるのが普通。賃貸に住み続けるほうが珍しい。そんなことしてると「何で建てないの？早く建てたほうがいいよ」としつこく言われます、、。

でも20年経って、山形に来て本当に良かった。毎週のようにすぐに山に行けるのは本当にありがたい。周りの人も優しい人ばかりだし。特にヤマレコに集うような方々は皆、自分と同じような思いの人が多いのではないでしょうか。

人生、出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか。
いつやるの？ 今でしょ。
なんてね。

コメント

borav64m

こんにちは
私今年の１月８日に東京から長野県北安曇郡に移住してきました。
herozoさんのように現役の時ではなく完全リタイアしてからなので気楽なものです。
20代のころから就農移住志向がありましたが、結局ログハウスでもなく暖炉も薪ストーブも関係なく、ペアガラス、断熱、床暖房のお気楽新築です。古民家に暮らすには年を取りすぎました。
しかし目の前の山に天候を確認してから歩けるのはありがたいです。

へろぞー

borav64mさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

おぉ、これはタイムリーな話題でしたね。移住＆ご新築、大変おめでとうございます。定年後に理想の暮らしを手に入れるには、それ以前の人生設計をかなり綿密に行わないと出来ないことです。borav64m さんはその辺りをしっかりとなさった結果、ようやくその暮らしを手に入れられたことと御推察致します。

そうですね、山を見ながらすぐに計画変更できるのは何と言っても一番の利点かも。遠くからお金と時間を掛けて来るとなるとなかなか簡単に変更も出来ませんが、目の前でいつでも来れると思えばあまり無理もしなくて済む。安全登山にもつながりますね。

雪国に暮らすと避けられないのが雪かきですよね。特に今年は大変！自分も1月中は毎日のように出社前に1時間程度、汗だくで自宅前の雪かきをしてました。若いころなら良いですが、年取って体が動かなくなることを考えると、住む場所を探す時点からそこもしっかりと考慮に入れないといけません。家の前が市道なら市が除雪してくれますが、私道ならそれも全部自費になりますしね。

自分の人生の次の大きな節目は、約10年後の定年になります。スパっと辞められればいいけど、最近は定年後の再雇用などの制度も充実してきて、逆に簡単に辞められないかも（笑）。住宅ローンもまだ残ってるし。ただ、そのタイミングで、自分がいったいどういう決断を下すのか、今から楽しみでもあります。

北アルプスの麓で、毎日絶景を見ながら過ごすというのは、岳人としての憧れですねー。
それもいいなぁー。
おめでとうございます。