加藤文太郎の足跡を訪ねるイベント（新温泉町）

　加藤文太郎の故郷、新温泉町（浜坂）の住民らでつくる「加藤文太郎山（さん）の会」が、文太郎の足跡をたどるイベント「神戸―浜坂間の縦走」を企画し、全長１７９・５キロを１６区間に分けて歩き、うち４区間の参加者を募っています。

　『孤高の人』や『単独行』を読まれたことのある方ならご存知だと思いますが、山登り初期の文太郎は国道歩きに専念していて、勤務地の神戸から浜坂まで丸１日で踏破したりしていました。今回のイベントではこれにちなみ、１０月１１日に三菱重工業神戸造船所を出発。主に国道などを歩き、３日間かけて新温泉町の加藤文太郎記念図書館を目指すということです。全１６区間中、１２区間は山の会メンバーが歩き、公共交通機関を使って集合・解散できる１、３、１０、１６の４区間（１区間は１２〜７キロ程度）の参加者を各３０人程度募集しています。

　●１区（１０月１１日、７・４キロ）は神戸造船所（神戸市兵庫区）―奥妙法寺バス停（神戸市須磨区）、●３区（同日、９・８キロ）は神戸電鉄栄駅（神戸市西区）―三木鉄道記念公園（三木市）、●１０区（同１２日、８・４キロ）は生野小学校（朝来市）―八代の大ケヤキ前（朝来市）、●１６区（同１３日、１１・６キロ）は新温泉町温泉総合支所―加藤文太郎記念図書館（浜坂）。

　参加費（保険料）は５００円。飲食費や現地までの交通費は各自負担で、希望者は９月５日までに加藤文太郎記念図書館に電話（０７９６・８２・５２５１）か、ファクス（０７９６・８２・５２５０）で申し込めるそうです。私自身は残念ながら野暮用があって参加できないのですが、文太郎ファンの方で、予定が空いている方は参加されてみてはどうでしょうか？いろいろな方と交流できるかと思います。ただ、ほぼ国道歩きであることを認識して参加ください。

クマ