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そういう方向でいくと巨樹探訪というのは分かりやすい楽しみ方です。巨樹というのはただ大きいというよりはそこに古くからあるというのがきっと重要な点で、目前に立つと迫力に圧倒されるだけでなく、その幹に刻み込まれた時間の長さを感じられて深い感慨を覚えるものです。
標題の本では著者が出会った数々の巨樹がカラー写真入りで紹介されています。近畿周辺ということですが取り上げられているエリアは割と偏っていて、朽木を中心に湖北〜野坂山地〜白山山系、鈴鹿、比良〜京都北山までの範囲でほとんどを占めています。これらの山域になじみのある方は一読の価値ありです。二十数種の樹種ごとに各地の見事な巨樹がまとめられていますが、著者の地道な調査の賜物であって登山道のそばに生えているものばかりではないことは注意。おおよその場所は記されているもののGPSに座標を入れてヒョイ、というわけにはいきません。ただし、巻末の第三章にはその中から11のモデルコースが掲載されています(写真2枚目)。写真を眺めるだけでも魅力的ですが、読んでいると人知れず佇んでいるであろう巨樹を求めて自分も山の中を探索したくなってきます。
前回の書籍レビューに続いてナカニシヤ出版の本ですが私自身は当該会社とは一切関係ありません。
こんばんは、fieldさん。
今朝、この日記を拝見し、
あ、そうだ、本屋さん行こって思い立ち、で、この本買っちゃいました。
地図を見ながら、この木に出会ったかも…と楽しみたいと思います。
一緒に『芦生の森に会いにゆく』と、
『山で花と出会う』も買ってしまいました
(どっちも草川さんの本、青山舎のです)
私も木のある所、つまり森を歩く方が好きなので
もっと木も学びたいと思います。
素敵な本の紹介、ありがとうございました。
こんばんは。
この日記を読んで手にとっていただけたとなると書いた甲斐があります。
四季の変化がはっきりしている落葉広葉樹の森が好きですが、京都北山の巨樹と言えばやはり杉で、この本でも沢山紹介されていますね。heheさんはこのうち結構な数の木を実際にご覧になっているんじゃないでしょうか。
この土日は天気が良いので早速桑谷山のアスナロでも見に行ってみようかと思っていたのですが、所用で取りやめになってしまいました。また次の機会にトライしてみたいです。
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