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2011年10月22日 21:35私事・雑記全体に公開

最奥部の記憶が目覚めるとき

今週の木曜日から、手術した右脚について、
体重の3分の2加重が許可されたので、
およそ1ヶ月ぶりに車の運転をして、近隣の家電量販店にて買い物をしました。

購入したのは、複合機プリンタです。
先代の同機が故障してからおよそ2年ほど、
自宅でのスキャン、プリントアウト、及びコピーすることは能わず、
かと言って、さほど頻繁にその用途があったわけでもなかったため、
必要に応じてセブンイレブンのマルチコピー機を利用し、
http://www.sej.co.jp/services/copy.html)
紙媒体の電子データ化、あるいは電子データの紙媒体化をしていました。

さて、今回同機を購入することとしたのは、過去の登山記録のうち、
大学時代のソロ山行ではない6回の山行写真が押入れから出てきて、
これを電子データ化したかったことによります。
調べてみると、全部で180枚くらいありました。

昔の写真ですから、今にも増して拙い出来ではありますが、
1996年9月、ぼくが20歳だったときの山行から、
2000年9月の槍〜奥穂〜西穂〜焼の縦走山行まで残っておりましたので、
(最後の山行のみ、すでに山行記録をアップロードしておりますが、
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-139691.html
 かなり多くの写真が追加で発見されました)
購入したばかりの複合機プリンタにてスキャンし、電子データ化しました。

写真を整理するにつけ、記憶の階層の最奥部にて、
危うく廃棄される寸前のような朧気な情報が、
視覚から当時の画像が入り込むことによって、
意外なまでに鮮明に浮かび上がらせるものだと思った次第です。

電子データ化した写真は、それなりに鮮明となった山行記録とともに、
近々アップロードする予定でおります。

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さて、大学時代、ぼくは1年間ではありますが、
ワンダーフォーゲル部に所属しておりました。
苛烈な訓練そのものは、辛くはあれど、嫌とは思わなかったのですが、
生憎、体育会気質にどうしても馴染むことが出来ず、1年で退部しました。
(ぼくが協調性に欠けていたのも一因と、今は省みております)
その後は専らソロ山行に傾倒するようになったのですが、
ワンゲル時代の合宿山行の写真がわずかながら発見されたので、
ふと現在のワンゲルがどうなっているかと思って調べてみたところ、
専用HPやブログがありました。
ぼくが在籍していたころと様態は異なっているものの、
相変わらず活発に動いているようです。

ただ、残念なことに、当時の同期5人と先輩3人の動向は不明で、
今も山を続けているかどうかを窺い知ることは出来ませんでした。

HP等を閲覧しているうちに、在籍当時にお世話になったOBの方が、
現在も北アルプスのとある山小屋で支配人をなさっていることを知りました。
ぼくよりも7期上で、当時、サラリーマン生活を辞めて
山小屋で働き出したばかりでしたが、
そのまま山で生きることを選択なさったようです。

退部して以来、特に感興を覚えなかったワンダーフォーゲル部ですが、
そこでの1年間で培ったものが、現在に至るまでのぼくの山に、
脈々と流れ続けているのは、紛れもない事実です。

そして15年経ってのこの邂逅・・・、
ぼくがかつて在籍し、馴染めずに去った場所に対して、
初めて暖かな気持ちが灯りました。

OBの方はもう、ぼくのことを覚えていらっしゃらないでしょう。
しかし、もしぼくが直接訪ねて身分を明かし、
未だ山を続けていることを知れば、喜ばれるのではないか。
そんなことを想像しながら、再会の可能性を考えています。

・・・いや、それはさほど難しいことではありません。
ぼくがその山に行けば、いらっしゃるのですから。
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コメント

RE: 最奥部の記憶が目覚めるとき
motchさん、こんばんわ。

いつも心が温かくなる日記を読ませて頂き、ありがとうございます。
そのOBの方は、motchさんがお訪ねになれば、間違いなく喜んでくれると思います。
きっと空白の期間など、同じ山好き同士、吹っ飛んでしまいますよ!
その再会を楽しみに、リハビリに励まれるのもいいかもしれませんね。
2011/10/22 23:28
RE: 最奥部の記憶が目覚めるとき
ricalonさん、こんばんは。

こちらこそ、いつも拙文にコメントいただき、ありがとうございます。

その山域は、ぼくにとって大変思い出のある場所でして、
もともといつか再訪しようと思っていたところでしたが、
今回の発見をきっかけに、その思いを更に強くした次第です。

おっしゃるように、リハビリの励みがひとつ増えたように感じられました。
2011/10/24 0:59
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