足をついて立てるまでに1週間、
痛みに耐えて歩けるまでに3週間、
階段を1段1歩で登れるまで5週間、
そして遅いながらも走れるまでに2ヶ月…
鳴き始めた蝉の声に焦り、
関節の骨音に自棄になり、
幾度ももう走れないのではと眠れぬ夜を過ごし、
何度も夢の中で走っては目覚めて重い現実の朝を迎え、
たまの澄み切った青空を忌々しく見上げ、
山へ行けない言い訳をくれる長雨に感謝した。
キロ4分でペース走していた春の面影はないが、兎にも角にも再び走り始めた。
ゆっくりだけど確実に、少しずつ前へ、速く強く。
2021年、夏に追いつけ。
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