この3月末で定年退職した私は、まだまだフルタイムで仕事をしたいと思い、ハローワークで色々当たってみたが、なかなか今までの経験を活かせる機械系の専門技術の仕事(事務技術職)が市内に無いことが分かり、思案した。フルリモートワークの仕事もIndeedなど当たってみたが、自分の経験を活かせる仕事は残念ながら見つからなかった。そこで普通の事務の仕事に就きながら、通信大学で新たな専門科目を学ぶことを考えた。この歳で本当に授業に着いていけるのか不安だったが、とにかく一歩踏み出すことにした。1年間で13科目24単位以上を取るコースなので、普通の大学生の6割分くらいだが、フルタイムで仕事しながらなので、ウィークデーには朝夕3時間位、土日は8時間位は少なくとも必要そうで結構ハードだ。
4月になって就いた新しい仕事も次から次へと覚えなければならないことがあり、というかなかなか覚えられないので、身につくまで時間がかかる。様々な業務があるのに、なんとマニュアル類がほとんど無い職場なのだ。自分なりのマニュアルを作って、何度も改良し、取り出しやすいように4頁前後のもの(両面印刷で2〜3枚)を4部作った。それを見れば少し時間はかかっても間違えずにできる程度になり、更にはマニュアルを見なくてもできるように少しづつなってきた。この間、通信大学はとても無理と諦めかけたことも何度かあったが、なんとか続けてみた。そして最初の2科目のレポートが合格になり、オンライン試験も無事終えることができた。
不思議なことに、学習は登山と通ずるところが多々あった。テキストを1回ざっと読むことは、初めて登る山のようで、何もかも新鮮だ(もちろん分からないことも多いが)。そして2回目、3回目とノートを取りながら読み込むと、1回目には気づかないこと、分からないことことが2回目に結構分かり、3回目でも同じようにレベルがアップし新たな発見・理解が出てくる。参考図書を読むときは、山で寄り道をしたり、早めにテント場につき、隣の方と雑談する中で新たな気付きがあったりすることと近いものがある。とはいえ、勉強はわからないことが多いときや疲れているときは、なかなか捗らないものだ。こんなときは、重いテン泊荷物を担いで登るときを思い出し、休み休み進めている。
なので今年1年だけ、山はトレーニング目的の2時間程度に抑えて、余暇を学習に充てている。こんな中で休憩時間に見るヤマレコの山行記録や日記はリフレッシュできてとてもよいが、ハマりすぎないようにしないと・・・。
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