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フォッサマグナミュージアムでは個人で楽しむだけなら写真撮影ができましたが、不特定多数に供することはできません。また参考にした図書類も同様に著作権で保護されています。そこでかいつまんでみると、
約2000万年前 古日本列島がユーラシアプレートから分離した。その後日本海ができた。
約1500万年前 分離した日本列島の地殻は糸魚川静岡構造線を境に2つに折れ、逆「く」の字形になった。
約1200万年前 現在の位置に落ち着いた。
それで東西の日本の地殻のつなぎ目がフォッサマグナ(大きな溝という意味)と呼ばれている。ちなみにフォッサマグナは当初海だったが、短期間のうちに東西日本は陸続きになり、更に隆起したり・火山活動が活発に起こり、現在に至った。またこの間に伊豆諸島が日本列島にぶつかり、丹沢山地や富士山ができた。
で、自分が歩いてきた山はこの日本列島成り立ちの時期の前か後か?気になって調べたのが、前回添付した表でした。
それほど重要な糸魚川ー静岡構造線の地層が見える場所(露頭という)もミュージアムから車で15分くらいのところにあったので、行ってみました。
(写真1)
<写真の西側はユーラシアプレート、東側は北アメリカプレート>
今度の山はこの構造線を超えるのか?も興味ありますね。何しろ日本列島を二つに分けている巨大断層線で、世界に十数枚しかないプレートの境目ですから。
それから、糸魚川といえばヒスイ(翡翠)で、ミュージアムでも詳しく展示されていました。通常の岩石は密度が2.6 (g/cm3)前後なのですが、ヒスイは3.0以上あって持ち比べてみると重かったです。地下数十km以下の深いところで生成して、それがなぜ地上に上がってこれたか?というと、普通の火成岩の一種である蛇紋岩に包まれて地上まで上がってきた、稀な岩だそう。先ほどの露頭から車で50分位に名所「ヒスイ狭」があり、沢一帯がそっくり国の天然記念物となっていました。
(写真2)
高さ5m以上のヒスイ岩もありましたが、上側が苔むしていました。その向こう側に
(写真3)
高さ2m位の比較的丸いのがあり、こちらは雪解け水で洗われているせいか、白くてきれいでした。
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