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去年の秋、別の山岳会へ移った人と山行した時、その山岳会のメンバーの女性が、雪山登攀中に落石があり、肩をぶつかり遭難したが、K2に登るためになのもかも捨て行く、すごい山に対するモチベーションが高い人がいるという話を聞いた。その時はふぅん。と思いながら、すごい熱い人がいるものだという印象だった。
ところが先日、たまたまFacebookを見てたら石井スポーツ登山学校の広告でK2に登頂された林さんの報告会の案内が。あれ?まさかと思い、その元山岳会の方に聞いたところ、その林さんだった。早速申込。。既にキャンセル待ち2名。行けないと思っていたら当日のお昼にキャンセル空きメールが。
前置きが長くなったが、この話がなかったら、私はこの報告会に行かなかったであろうと思うので。
私はK2についての下調べもせずに話を聞いた。
スライド写真を写しながら話が進み、映像関係の仕事をされているとのことで写真がとても素晴らしく、わかり易かった。
登山を初めてからK2に行きたいと思うまで、選抜されるまでの話、選抜されてから出発するまでの話、K2の登山の話。1時間の予定だったが閉店間際の2時間となり、自分がK2に登ったかのような気持ちになるほど集中してしまった。
彼女は登山を始めて7年でK2登頂している。登山始めたのも40手前と思われる。華奢な体型なのに、すごいとしか、表現できない。
遠征隊での参加のため、極地法をとり、徐々に高度をあげていく。その間かなりの体力を消耗する事、そして、全員が登頂できることではなかった事だが彼女は成し遂げた事、2名の方が遭難にあったのを目のあたりにした事、最後のアタックは、15時間ぶっ続けで登る事。そのためのトレーニングした事など。こと細かく報告されていました。
気になったワード。
足を鍛えると乗り物みたいになる。
100パーセント信じれば叶う。
酸素が薄くなるとエゴになる。
ストレスは体内の酸素濃度を下げる。
信頼のおける人としか登山に行かない。
空気が薄い高度では、食べ物をうけつけず、ほぼ、メンタルで登っていること。
下山時は先頭で懸垂し、代わってもらえず、ロープが安全なもので降りているか不安との戦いの中、自分自身しか信じられなくなった。
下山後、登山は当分いいかなと思ったが次の週にはクライミングしてた。
K2は、アプローチに8日間もかかり、行くまでもすごく大変なこと。登頂した後の帰り道を考えると、それを乗り越えた時は超人となっているのではないか??と感じた。
K2は超難しい山ということが分かった。3000メートル付近でゼェゼェしている私が8611メートルに行ったらどうなるのか?知ってみたいような知らなくてもいいような。生きてきる間に5000メートルの空気、キリマンジャロ??の経験はしたいなと思った。
さっきまで一緒に登ってた人が遭難して、一瞬で戻らぬ人となってしまう事は衝撃的だった。常に一歩一歩大事に歩くこと、進むことの重要性を感じさせられた1日でした。
K2~~私も夢を見たことがありました・・・。
努力をしましたが6,000mを超えたことが2回だけでした・・・。
今になって思うことがあります。
7.000mあたりを登れる方は神のご加護があるかたじゃないでしょうか??
たぶん
コメントありがとうございます。
以前志していらっしゃったのですね。2回も!すごいです。
神の御加護。その領域になると、神の御加護がないと厳しい世界なのかもしれませんね。人間の限界を超えるレベル。すみません。経験がないので想像の世界で回答してます。
林さんは頂上で写真を撮った時立ちくらみがしてとても怖かったと言ってました。そんな中での登頂後の下山はさらに大変だったのではないかなと思います。
天候、高度環境、体力、どれだけ登れるかは、自然の力、神の御加護とあったとも言えるかもしれませんね。
報告会で、遠征隊なので誰がアタック隊に残れるか、彼女は最初はアタック隊から外され、その後彼女の努力が認められ、上のキャンプに登れたと聞きました。それも含めて、神の御加護と言っても良いかもしれません。また、遭難された方については、良い人間は山の神様が気に入られ、連れて行ってしまうと言っていました。なんだか複雑です。。
4,000mを超え、5,000mを超え、そして6,000mまでここまで誰でも挑戦できると
思います! 北アルプスもいいけど苦しい、空気の薄い世界を是非とも経験して下さい!
Let's grant a dream! The effort is rewearded!!
shige1968さん,
ありがとうございます。こんな、ひょんとしたところで、夢、目標が見えてきました!
Thank you for your warm message. I have a dream to climb a mountain peak above 6000m. I'm looking forward to see you somewhere in the mountain!
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