1月8日、日曜日、初めての山、二王寺岳に向かった。
俺には珍しく一回迷っただけで駐車場であろう場所を見つける事ができた、駐車場?には5台の車がすでに止まっていた。天気は忘れたころに雪がちらつく程度で問題ない。
準備を整え、いざ出発!10時30分。
しかし登山道に行く道がわからない、一瞬、10年ぶりに山から降りて来て、あたりをキョロキョロしながら歩く超挙動不審人物のお手本になってしまった。
警察に職務質問される前に看板をなんとか見つけ、それに従い歩き始める。下は締まっているので歩きやすいが行けども行けども、入り口の目印が見えてこない
、30分か40分歩いただろうか、やっとこさ登山道入り口にたどり着く。この時点で体力の7割を消費。
登り始める。
いきなりの急勾配で1割を消費。
ゆっくりだが確実に一歩一歩進む。
たまにくる”ズボ”に、あの記憶が一瞬でよみがえる。
だいじょぶ、だいじょぶ、と自分に強制的に納得させ、とにかく上をめざす。
しかし大自然は甘くなかった。ズボズボ率が明らかに多くなってきた、すると長靴の後がなくなり、ワカンの後になり始めた。
勿論手作りかんじきは持ってきていない”おまえ脳みそほんとに入ってんの”
結果はわかっているのになぜか、中腰体勢での抜き足、刺し足法で、進んでしまう自分がいる。
5分ほど進み(進んでない)いまの俺には行けない事が脳にやっと伝わったのか、あきらめ引きかえす、決心がつく。
駐車場めざしてひたすら下る、なるべく道に穴をあけないように、しかし穴だらけに、、、、、、、、、。
穴があかない様にケツで滑って下る、だけど硬いものが、もしヒットしたら非常に非常にたいへんな事になってしまう。すぐに二本足歩行に戻す。
幸いそんなに登っていないので、被害は最小限にとどめる事ができた。
人に会う事もなく、頭の中はもう車に戻る事だけを考えとにかく足を動かした。
そして、へばりながらも1時30分無事車到着。
着いたのもつかの間、帽子をかぶっていない事に気ずく。
おそらく、フェイスマスクの上にしていたのでフードを取ったとき、一緒にズルむけ下に落ちた、と断定し素直に諦める。いままで俺の頭を守ってくれた思い出深い帽子だが。今の俺には探しに行く元気も気力もない。
帰り際、わかっていても林道をちら見してしまう、ちょうど良く落ちているわけがないのに。がーーーーしかし落ちていた!おもいっきり俺の帽子!
たぶん、”やっと着いた〜”で頭がいっぱいになり、頭の皮膚神経の活動が完全に停止してたにちがいない。
頂上にはいけなかったけど、帽子ズル剥け事件が解決して良かったの〜。
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