|
|
とりあえず荷物をテントの中にいれ、マットを敷きその上で汗や雪でぐしょぐしょになった下着類を脱ぎ捨て、乾いた服に着替える。 すっきり〜!
”ほっ”とする瞬間だ。おもわず手足をおもいっきり伸ばし横になる。静寂の中で聞こえてくるのは、ウグイスの”ホー、ホケキョッ!”はるか上空を飛ぶ飛行機の音と下界からはSLの汽笛の音。心地良いときがゆっくりと流れる。
至福の時間を十分満喫したので一人宴会の準備とすぐにやってくる闇えの準備に取り掛かることにした。まず米を水につける、ビールを採取した雪にもぐす、寝袋とカバーを敷く、カッパで枕を作る、ラジオ、ヘッドライトを準備、食品、もろもろの場所を頭に入れる。準備完了。外の景色を眺めながらビールをゆっくり飲み始める、ちょっと寂しさを感じラジオをつける、AM,FM両方入る。適当に選曲しご飯を炊き始める、最初は強火で吹いたら弱火、これが自分に一番合っている。15分ほどで火から下ろし鍋を逆さにし底をポンポンと軽く叩き蒸らしに入る。次はおかず、今回はぎょーざだ、まず油を引き、焼き色を付け蓋をして蒸らす。できるまでビールをちびちび、わさびの種をポリポリ。そおしてる間にご飯もぎょーざもめでたく出来上がり、一人宴会が始まった、ちょうど夕日が沈む所だった。ほかほかご飯に焼き立てのぎょーざだからさぞかしうまいんだろーなーと思いきや、それほどおいしくもなかったが、いや、これはおいしいんだ!と無理やり自分に思い込ませビールで流し込んだ。せっかく持ってきたので枝豆、ポテチも食べ終えたところで宴は終了。疲れすぎててあんまり食欲なかったな〜。時間はまだ8時半だがもうする事もないので1000円寝袋に入りラジオを聞く。これがホントにおもしろく一人けらけら笑った。
テントから顔をだし空を見上げると満点の星空!”オー”と一人唸る。
おもしろいラジオも終わり11時終寝。
4時半起床、テントから出るとそこには雲海が広がっていた、しばし見とれ、”オー”とまた一人唸る。寒いのですぐにテントに入る、昨日水に浸けといた鍋を火にかけ、二度寝。適当に火から下ろし三度寝。またまた適当に起き鯖味付缶で朝食とした。昨日の残った枝豆を一緒に炊いたので豆ご飯だ。
いつものようにコーヒー2杯で〆、帰り支度を手際良くパッパとし6時半、野営地を出発。勿論野宿させてもらった場所にお礼をのべて。
荷物も軽くなり下りと言う事もあり8時30分無事駐車場に到着!(相変わらず目に入った金は確実に鳴らしてきました、勿論連打で!)
今回の山行は、いやと言うほど体力の無さを痛感したな〜、でも自分に負けず最後まで頑張れたのでとても良い山行でした。 おしまい
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する