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そもそも前日までにかけた高負荷で脚は張っており、下山後には明らかに悪化してしまった。疲労を抜くどころか足してしまったわけだ。4日前に最後のポイント練習で乳酸閾値走6kmを恐る恐るやったら(これもやらなきゃ良かった)、翌日から右太腿上部と腸脛靭帯のあたりが痛い。歩くたびに痛い。オーバーユースかな、まあ2日で治ってくれるよね、と思ったらそんなこともなく、昨日まで歩く度に痛みが走った。圧痛もけっこうある。
これDNSじゃね?どうしよう。。。
とりあえずひたすらストレッチして湿布を貼る。あとは起きたらどうなっているかだけだ。起きる。ちょっと痛みは引いたが圧痛に変化なし。うーん。
まあ、とりあえず、せっかくだし?、いけるところまで〜、と山に行く時にも思っていることを考えて会場へ向かう。途中でダメならそれで棄権しよう。ペースは落として無理せず。別にこの大会でベストを出すことが目標じゃない。会場に着いて右脚にテーピングを貼りながらそんなことを考える。
板橋Cityマラソンはウェーブスタートで、今回は各ウェーブごとに号砲がある。定員は1万人で、ものすごい数の参加者だ。自分は第2ウェーブで、第1から6分後にスタート。過去記録が3:15〜3:30くらいのランナーが割り振られていたようだ。
号砲から30秒くらいでスタートラインを過ぎる。人の壁ができていて全く自分のペースが出せない。強制的に最初の2kmくらいはとてもゆったりしたペースになった。脚は気になるが思ったより走れる。できるだけ良いフォームで、ハムストリングを使うよう意識して走る。
河川敷のコースで、一部を除いてほとんどがフラットで走りやすい。よく晴れているが気温は低めで微風もあって涼しい。外的なコンディションは良い。だけど15kmくらいしても身体が軽くなる感じがしない。心拍に余裕はあるのに脚がついてこない。あーだめだ。これはよくない。股関節周りの筋肉が疲れている。足裏がもう痛い。途中で脚が完全に終わる気がする。ネガティブなことを考えてしまう。
でももうここまで走ったし、とにかくこのペースで耐えよう、と思い直す。幸い痛い箇所が悪化してくるわけではない。25kmを過ぎてもイーブンペースを刻めている。
30kmを過ぎたあたりで、特に壁を感じない。あ、このままならサブスリーでいけると直感。ガクっと落ちなければ大丈夫だ。脚を痛めないよう、攣らないよう無理せず4:15/1kmのペースを維持。芍薬甘草湯を飲む。最後の補給と思って持ってきた賞味期限切れのジェル(マグオンのレモン)を飲むと、あまりの酸っぱさに激しくむせる。給水所はまだ少し先なのにやってしまった。喉と鼻の奥にべっとりついたレモン味が苦しい。これでペースを落とすのは馬鹿すぎるので耐える。ようやく着いた給水所で水と間違えてキリンレモンのカップを取ってさらにむせる。まさかの追いレモン。何をやっているんだ。
残り5kmになるとだいぶ安心する。心肺はまだまだもつ。脚は売り切れ気味でストライドが落ちてきたけど、その分ピッチを回す。とにかく怪我なくゴールしたい。5月の100mileのことを考える。40km地点で2:50の経過を確認。ぎりぎりになったけど3時間は切れそうだ。沿道の応援が嬉しい。あとはそのままの流れでゴール。小さくガッツポーズ。よかった。よくがんばった。とにかく耐えるレース展開だった。
いろいろ考えると、鹿島槍ヶ岳には行ってよかった。サブスリーはもちろん嬉しいけど、別に今日ゴールできなくてもよかったのだ。この1年はそれなりに練習を積めて、今までできなかったことができるようになった。大会に出なくても、そんなことは自分でわかっている。
山だってそうだ。この1年もいい山がやれた。いつどうなるかはわからないけど、今はまだ身体が元気だ。今できることを楽しみたい。
鹿島槍&爺ヶ岳や白根三山を日帰り周回されているので只者ではないことには気付いていましたが、さすがです!
私はフルマラソンに一回出ただけですが、4時間をギリ切ったレベルなので格が違い過ぎますね…本当に素晴らしい✨
どうかお体を休めてあげてください。
大変お疲れ様でした!
ありがとうございます😭
大した者ではないのですが、ぼちぼち頑張れたのが結果になったのかなと思います。しばらくは脚を労ってあげたいです。
Kgcmさんも二百名山すごいですね。エネルギーと計画性がないとできないはず🧐
あと週末の天気が心配でしたがGヶ岳に行けたんですね。ピーカンだったみたいで何よりです。お疲れ様でした👍
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