愛機が酷使(首からぶら下げてザックのバックルにガチガチと当てていた）に耐えかねて反応しないスイッチが2つほど。次のカメラを検討しなければならない。順番は以下；
１．現用機などの良かった点☆、不満な点▼から
２．次期型への要件を整理
３．候補の製品を並べて比較、決心
今回は１項でここ数年の間に使った3機種を振り返る。
1）Fujifilm XQ2 24-105�仭蠹�
☆良かった点は何といっても発色、虜にされた
☆2/3型だがLPFレスのためかDレンジ、精細感も良し
▼不満は操作性(コンデジは本来そう言うものだが比較検討のため）
露出補正や絞り設定が煩わしい。
▼EVFがない（X30にはあったが当時のEVFの性能が疑問）
▼AFが合焦しないことがある
▼マニュアルフォーカスは厳しい
▼シャッタースピードが1/1600まで
SonyやCanonの色が悪いということではなく、その上を行くjpeg画像を出力してくれる。かつてKodak独占だったプロ写真家の使用フィルムをVelviaに塗り替えたノウハウが活かされているのであろう。この点に拘り過ぎると次期もFujifilmになるが。
2）Canon G7-X Mark II 24-100mm相当
☆良い意味で真に優等生の画質
☆臨場感のある画質(奥行き、立体感)
☆露出補正ダイヤルがある
▼絞り優先モードでの絞り設定は煩わしい
▼EVFがない
▼AFが合焦しないことがある
▼マニュアルフォーカスは厳しい
1型の小型CMOSだが階調や臨場感が素晴らしい。測定データを見るとCanonの撮像素子はDレンジを重視していないが、液晶モニターのDレンジの狭さを見切ってjpeg出力をチューニングしてるのかもしれない。LPFレスではないなど仕様上は大したことがないのだが本当に素晴らしい画質だ。初めて買ったデジカメも1/1.7型のIXYだったが、今思い出すと僅か数百万画素にもかかわらず非常に優れた画質だった。但し有機ELのTVにつなぐとどう見えるかは不明。
3）Nikon D5600+16-80mm f2.8-f4
☆ニコンの撮像素子はDレンジが広く風景写真には最適
☆LPFレスで木々の葉の精細感も良い
☆露出補正、絞り設定は容易(当たり前だが比較検討のため)
☆ペンタプリズムはなくミラーなので驚くほど軽い
▼同じ理由でマニュアルフォーカスは難しい(当たり前)
▼少し日が傾くと極端に赤、黄色寄りになる
▼明るいレンズだがf8まで絞らないと実力が発揮されない
▼それならレンズ径を削りf4-f5.6にして軽い方が良い
☆QRミラーがAPS-Cで小さく軽いためかショック極小でぶれ難い
☆望遠側が120mm相当まである点はとても便利
正統派の良いカメラだが発色は馴染めなかった。RAWで毎回補正を掛けるのも疲れたし所詮Fujiの様にはならない。未確認だがファームウェアのアップデートでWB＝自然光オートが追加されたかもしれない。
尚、ペンタミラー機でピントの微調整が難しいのは当たり前。ファインダーに定評のあるニコンなら或いはと実機を確かめもせずに勝手な期待を持った私が間違っている。
ということで、自分が何を求め、期待しているか分かってきた。
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