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「カプレーティ家とモンテッキ家」はベッリーニのオペラです。
9月11日(日)渋谷の新国立劇場オペラパレスで藤原歌劇団による「カプレーティ家とモンテッキ家」というオペラをみてきました。内容はシェイクスピアで有名なロミオとジュリエットなのですがそれを台本にしていません。解説によるともともと北イタリアにあった物語なのだそうです。他にも、グノー作曲の「ロミオとジュリエット」が有名ですが、こちらはシェイクスピアを元にしています。
シェイクスピア版と今回のオペラ版の違い
キャピュレット家→カプレーティ家
モンタギュー家→モンテッキ家
ロミオ→ロメオ
ジュリエット→ジュリエッタ
ロレンス(修道僧)→ロレンツォ(医師)
ティボルト(キャピュレット夫人の甥)→テバルド(ジュリエッタの婚約者)
と違いはあるだけでなく、オペラ版は登場人物6名でシンプル。
すでに、ロメオは相手のカプレーティ家の息子を戦で殺していて、ジュリエッタと恋中であります。そしてモンテッキ家の家長として、カプレーティ家との和平を提案するところからオペラは始まります。ロメオは自分とジュリエッタの婚約によってこれまでの、両家の戦いを終えようと提案するが、これを拒否され戦になります。ジュリエッタはロレンツォの提案で一時的に仮死状態になり、その後結ばれる作戦を取るものの、ロメオにはその事が伝わらず、墓に横たわるジュリエッタを見てみずから毒を飲んでしまう。ジュリエッタが目覚めたとき、ロメオはうかつだった事をくいるが、時すでに遅く、ジュリエッタも自ら自害する。ジュリエッタはソプラノ、ロメオはメゾソプラノの女性が担当する。二人の美しい二重奏が見どころ聴きどころです。
渋谷の新国立劇場オペラパレスはオペラ専用のホールと言う事もあって、木目調の落ち着いた雰囲気です。今回は1階の3列の中央というほぼベストな状況で聴く事が出来ました。オーケストラはピットにいるのでモコモコした音に聞こえますが、歌手は目の前だし表情も読み取れる。そして、合唱は30名の男声合唱でこれまた大迫力。
目の前でこれをみれたら、クラクラ

ロメオの鳥木弥生さんは長身でカッコいいだけでなく、メゾの声の厚みもあってふくよかで、さらに迫力満点。ジュリエッタの光岡暁恵さんはあの小柄な体からとは思えない、美しく切ない声を響かせていました。最初にアリアを歌うテバルト所谷直生さんのテノールは日本人とは思えぬ、張りのある声と声量で、このオペラの質の高さを印象つけたように思います。カペッリオの豊島さん、ロテンツォの坂本さんも渋いバスの声を響かせていました。
いや〜すばらしい公演でした。涙がチョチョビレてしまいました。
また、公演後もロビーに出演者がお見送りいただき、ビックリです。
そのあと、新宿のICIスポーツ西口店に寄ったら、すっかりオペラの余韻はなくなりました

こんばんは
今日のレコは気合いが入ってますね。
オペラの感動の余韻が伝わってくるようです。
ベッリー二のオペラはノルマしか知りませんでした。
こんなのがあるんですね。
新国立劇場、一度行ってみたいです。
文化の秋を堪能ですね。
羨ましい。
tanosiku さん おはようございます。今日はどちらにお泊りでしょうか。
ひさしぶりの新国立劇場オペラパレスでのオペラです。堪能いたしました。
ベッリーニのオペラといったら、夢遊病の女、清教徒、そしてノルマが有名どころだと思います。でも、一番のノルマはまだ録画でも見たことがありません。
カプレーティ家とモンテッキ家はたまたま、昨年NHKプレミアムシアターでやっていたものがブルーレイにダビングしてあったので、予習ができました。ネットで調べても、あまり出てこないオペアなので、マイナーなのでしょう。しかし、藤原歌劇団では以前公演した事があるようで、このオペラを得意としているような感じも見受けられました。スボン役のオペラはいいですね〜 宝塚をみてる感じした。
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