ふりだしにもどる。

2009年04月15日 20:22未分類全体に公開

昨夜はライブハウスをハシゴしてきた。
一軒目は久茂地の県庁近くにある“アンダーカレント”。
今夜はこの界隈の飲み屋はみんなヒマそう。
アンダーカレントもその例に洩れず、
ライブが始まっても客は僕一人。
贅沢ではあるが、これはこれで気マズイ・・・。
ギターとピアノのデュオに、何曲かゲストでボーカルが入るといった構成。
非常に洗練されていてお洒落なサウンドである。選曲のセンスも良い。
しかし如何せん上品過ぎるな。
沖縄最後の夜なので、もっと下品で暑苦しい奴を聴きたくなった。
そんな訳で、ファーストセットが終わると早々に引き上げて、
二軒目“Groove”に行くことにする。
浦添市の勢理客（これで「じっちゃく」と読む）にある店だが、
タクシー代をケチってチャリでアタック。
Grooveには以前何度かジャズのセッションに乱入したことがある。
今夜もなんかのセッションをやっているはずだ。
ジャンルが分からないので楽器は持たずに行った。

アンダーカレントのライブが9時からだったから、
もういい時間になっているはずだが、
Grooveはまだまだ熱気ムンムンである。
ギターを持ったチョイ悪おやじどもがたむろして、
バカみてぇな大音量で元気に演奏している。
シンプルなコードに乗せてアドリブしまくりだ。
なんて曲かは分からないけど、それでもかなり面白い。
みんな無反省に自分の世界に没頭している。　
この表現への飽くなき欲求こそ、音楽の根源なのだ。
下品で、暑苦しくて、最高のパフォーマンス。

やはり最後にこの店に来て正解だった。
沖縄のラストナイトを飾るに相応しい、白熱のセッション。
ありがとう、ガチャピンさん。
（ガチャピンさんはこの店のオーナー。ジャズを中心に活動するベーシストでもある。）

そんなこんなで、今朝の便で蝦夷に帰って来た。
今年も思いがけず一年の1/4を沖縄で過ごしてしまったな。
しかも出発前からあまり状況に進展はない。
キビ苅りなんて儲かる仕事じゃないし、ずっと働いてたわけでもないしなぁ。
経済的にはふりだしにもどったと言っても過言ではない。
まんまと雪の季節を飛び越えたってくらいの成果である。
自動車の運転なんて、この１０日あまりですっかり忘れてしまった。
大丈夫なのか？本免試験。
その前に、何か仕事探さなくちゃ。とほほ。

2009-04-14 栄町ブルース。

2009-04-21 お米、サウダージ。

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