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昭和の話題で恐縮です。
吉田拓郎の「蒼い夏」(作詞 岡本おさみ、作曲 吉田拓郎)という曲が少し風変わりな詩と牧歌的なメロディーで気に入っていまして学生の時からよく聞いていました。
曲の前半には
「裸の子ジャブジャブ〜
オチンチ○さえ可愛くて」
と微笑ましい光景を表現した後に
「君は夏ミカン剥きながら、
早く子供が欲しいな、
わざと言ってため息ひとつ」
から徐々にしんみりした詩に変わっていき、最後に
「僕は平凡な愛妻家、
もう何も考えまい、
愛することの煩わしささえ」
で結ばれます。
特に詞の内容について深い意味も考えず、先日お風呂で頭髪をシャワーで洗いながらこの曲を口ずさんでいる時、この曲のちょうど真ん中あたりの歌詞の
「いつか滅びるこの海が、
肌をジリジリ焦がすので」
の部分で「ん?」とこれまた学生時代に読んだあるエッセイ(探検家で食生態学者の西丸震哉氏)の確かあとがき部分で触れられていた内容とふと結び付きました。
その内容は西丸震哉氏ご自身の結婚披露宴のたけなわの最中にやおらマイクを握って「子供を作らない宣言」をして親族はおろか新婦さえびっくりさせた顛末でした。
その理由が、「滅びると分かっている地球上に子孫を残したくない」からでした。
まさに「いつか滅びるこの海が〜」が重要なキーワードだったのです。
これでこの曲の最初から最後までのストーリーが繋がりました。
主人公の夫婦は元々子供を作らない前提(理由は地球がいつか滅びるから)だったのですが、妻のタメ息とともに吐き出した一言によって、改めて先祖から受け継いできた生命や、愛する妻の老後に訪れることなど考えた末に、「僕は平凡な愛妻家」と宣言したのだろうと私は考えます。
一番最後の「愛することの煩わしささえ」は主人公がポリシーを変更してしまったことへの照れ隠しかな?
蒼い夏、なるほどそんな解釈もあるのですね。自分は、スリーフィンガーの
ギターの音に気をとられていて、詩の内容は余り深く考える事はなかったですね。
吉田拓郎、岡本おさみの曲は良いですよね、全部大好きです。16歳から聞き初めて今でも聞いています。
こんばんは。
コメントありがとうございます!
謎が解けたと言いながら、実はただの妄想かも知れません😅
私も学生時代から「襟裳岬」はカラオケの十八番でした。
そして今はコロナ禍の巣籠もりで実家から発掘してきたギターを時々爪弾いて楽しんでいます。
最近知りましたが、岡本おさみ氏は親しい友人の自死をきっかけに作詞を始めたと聞きます。
詩のひとつひとつが心に染みますね。
又々失礼します。今日20kmのウォーキングを終えてシャワーを浴びながら口ずさんでいのがなぜか、おきざりにした悲しみは、なのです。
あいつが死んだ時もおいらは飲んだくれた、これはもしかして、自死をした友人の事では、と思ってコメントをしてみました。
岡本おさみの詩は、奥が深くて難しいけれど、大好きな作詞家です。
こんばんは。
「おきざりにした悲しみは」も改めて味わうとすごく深いですねぇ。
先日、「蒼い夏」の謎解きの裏付けを取れるかな、とネットで岡本おさみ氏について調べていましたら(裏付けは取れなかったです)、ある人のブログで岸田智史に提供して大ヒットになった「きみの朝」がおそらくその友人の事を想って書かれた詞ではないか、という事でした。
ますます深みにはまってしばらく抜けられなさそうです🥲
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